する贅沢から、しない贅沢へ

2014 4/4 (金曜日)

食の感動を創る断食

やすらぎの里が提唱したい断食の魅力、
それは食物に対して、
新鮮な感動を味わうことができるようになるということです。

普段であれば見向きもしないような粗末な食事であっても、
断食後は滋味深く染み渡っていきます。

食のありがたみ、
これは理屈ではなく身体が感じるものなのでしょう。

一方で、断食をして宿便が排泄され身体がきれいになったという実感が生まれると、
一度は食べることに対する嫌悪感が湧き上がってくることもあり得ます。

ここが人間の複雑さです。

シンプルな思考をもってすれば、
久しぶりにありつく食事をいただかない理由はありません。

しかし、食によって心身を病み苦しめられているという自覚を持っていると、
断食をして好転した状態を維持しようとするほどに、
食物=汚らわしいもの、といったネガティブな発想にとらわれてしまうのです。

「宿便」という言葉の響きも、
それに拍車をかけているでしょう。

「便が宿る」と書きますが、
諸悪の根源が腸壁に頑固にこびりついている様子がイメージされます。

「もはや宿便を溜め込まない」と強く決意するほど、
食べることに躊躇してしまうのです

しかし、理性的に考えてみれば、
生きることはすなわち食べることであって、
食べることを否定した上に生は存在し得ないでしょう。

もちろん、質と量の問題はあります。

劣悪なものを食べ過ぎれば害になります。
良いものでも食べ過ぎれば害になるでしょう。

内臓は疲弊し心身の精彩を欠いていきます。

適度な空腹感を維持しておくことが健康を保つ秘訣であることは、
異論を挟む余地はないでしょう。

そして、それと同じくらい、食事の楽しみ、
食卓を囲む団欒の意義があるのではないかと考えるのです。

どうせ食べるなら「おいしい、おいしい」で食べたいものです。

心の力を見過ごせないということでもあります。

まずい、体に悪いのではないか、
そんなことを考えながら食べれば、
どんなに体に良いものでも毒に変わってしまうでしょう。

食事がストレスになってはいけません。

もっといえば、食べられる側の立場になって考えたとき、
おいしいと言ってもらえたほうが成仏できるというものです。

断食後、通常の食生活に戻るにあたって、
一抹の不安を抱える方へ。

断食をしてリセットされた繊細な味覚を養うことをおすすめします。

そのためにもよく噛み味わうことです。

つまり、よく噛んで味わうことに耐えられない食品は避けることです。

味付けの濃いもの、
素材の味を覆い隠すほどべったりと甘いもの、
化学調味料の不自然ななうまみのするもの。

噛むことは健康に良い。

誰もが一度は聞いたことがあると思います。

しかしながら、言うは易し、
なかなか実践できないものです。

ところが、経験上断食をすると、
噛むことをむしろ進んで行うことができるようになります。

回復食を丁寧に行うと、
盛んになる食欲に釣り合わない少量の食事を前にして、
いかにこれで満足するかという知恵が醸成されるわけです。

つまり、すぐに飲み込むのが惜しい。

だから、もったいぶって噛んで噛んで、じっくり味わって、
それからゆっくりとのどを通していく。

この癖がつくと、普段通りの食事においても、
おいしさの次元が変わり、
量をかきこむことに快感を得られなくなります。

量よりも質を求めるようになるということです。

つまり、粗製乱造のバイキングよりも、
旬の食材を用い丁寧につくられた手料理の方が、
おいしいと感じられるようになるということです。

人間の行動原理は「快」が支配しているといいます。

噛んで味わうことを快に書き換えてしまう。

これも断食の醍醐味のひとつではないでしょうか。


 

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