する贅沢から、しない贅沢へ

2010 8/23 (月曜日)

生を活かすということ

こんにちは、こはりです。

人間が知能を発達させ高度な文明を築いたというのは事実です。

エネルギーを頭脳に集中させることにより成し遂げたと言えると思います。

一方で犬馬などの動物は高度な文明を築くことなく思考すらしていないのかもしれません。
もっとも動物になってみなければわからないことですが。

人間と動物の違いはなんであるか。

エネルギーの利用方法が違うのではないでしょうか。

動物は生きるために必死です。

食べるために野山を駆け回り、空腹を耐え忍び食物を探し回わらねばなりません。

一方で人間は身の周りにあふれた食物をなんの苦労もなく手に入れることができます。

特に農耕が始まり備蓄が進むことによって顕著になりました。

現在で言うところの生活習慣病の始まりでもありました。

しかも、調理技術の進歩に伴い高度に加工された食品は、難消化の食材でさえ、肉体に負荷なく消化を容易にしました。

ますますエネルギーの温存が進みます。

狩猟採集に代わるものが労働であるという見方もできると思います。

しかし、現代の労働形態は科学技術の進展に伴い、全身運動を基本とする肉体労働からデスクワークを主体とした頭脳労働にとってかわりました。

エネルギーの頭脳遍在がさらに加速してくるわけです。

身体感覚をおきざりにした意識主導の思考が、現代人を特徴付ける、不眠、うつ、自殺願望を裏付けるのではないでしょうか。

過食、運動不足によるエネルギー過剰、その行き場を失ったエネルギーは、堂々巡りの悲観的な思考に結び付いていくのです。

エネルギーの一極集中がある面では物質生活を豊かにし、一方では精神生活を崩壊に導いているというジレンマ。

人類の功罪そのものでしょう。

高度経済成長を経て、物質的な豊かさは極まった感があります。

精神性への回帰は当然の帰結のように思います。

モノとしての肉体に価値を見い出すのではなく、エネルギーとしての身体に目を向け、その英知に学ぶ。

それがまさに現今流行するヨガブームの根底にあるのではないでしょうか。

そうした中でも、いわゆる現代人的なセンスでヨガのアーサナを解剖学的に切り刻んでいく潮流もありますが、それは進歩的なようで、ポーズ至上主義に由来しヨガの本質に背いた、身体を物質に収斂していくあり方です。

つぶさに観察すれば身体とは生命そのものです。

呼吸し脈をうち、意に反して病んだりします。

まったく人知を超えた自然そのものです。

その生命の声に真摯に耳を傾けていきます。

自然性の回復を臨む声が聞こえてはこないでしょうか。

意味のないことなど起こらないのだろうと思います。

否、すべてを因果のうちに肯定的に受け止め、活用することこそ、生命を尊重する姿勢であって、拝む心すなわち本当の信仰というものではないでしょうか。

他に依存し、原因を自分の外に見い出すあり方があります。

当然、薬物、外科手術が必要となってくるでしょう。

しかし、自らの内に生命の息吹を発見しないかぎり、根本的な病の治癒、ひいては永続的な心のやすらぎは訪れないと考えるのです。

酒を浴びるように飲むことを続けながら、霊験あらたかなご利益のある水を飲んだだけで肝臓が良くなるでしょうか。

あまりにも当たり前の理屈が、理解されない。
これを“病気”と言うのでしょう。

たとえ肉体が病んでも気だけは病ませない気概が必要ではないでしょうか。

大病してなお、安定した精神状態でいられることが肝心だということです。

いつでも心静かにいられるために、今からでも死生観を培っておくべきでしょう。

少食多動、時に断食をして、その生命をありありと感じてみる。

かけがえのない自らの生命に出会い、ギュッと抱きしめてあげたくなるに違いありません。

モノが豊かになって見えなくなったものがあります。

今こそ原点に立ち帰って、老いること、病むこと、死することを直視することで、生を輝かせていきたいものです。

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