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やすらぎ通信 vol.93 【 日常食と治療食 】

【目次】

○日常食と治療食
○やすらぎのレシピ
「さんまのつみれ汁、きのこと豆腐のキッシュ」
○情報スクランブル
「おすすめの書籍」
どこでもできるはじめての瞑想
金哲彦のウォーキング&スローラン
「おすすめのDVD」
シンプルに深めるヨガ
○寄せ書きから
○編集後記


【 日常食と治療食 】

やすらぎの里・高原館で、治療の主任をしている小針先生は、
食事療法や体質改善のことを調べていて、どんなことでも知っています。

その幅広い知識は、研究者の域を超えているので、
みんなからデトックス博士と呼ばれています。

高原館のHPにリンクしている、デットックス博士のブログも、
このごろアクセスを伸ばしていて、着実に、注目されてきています。

そこで、今回は高原館のデトックス博士こと、
小針先生がまとめた、食事療法について紹介します。

「食事療法の歴史」

近代になり、欧米の食文化が輸入され、和食が駆逐されていく中で、
そのアンチテーゼとして食事療法が盛んになりました。

食生活の乱れから健康を害する人が増えたことに加え、
高額な金銭を要する現代医学の恩恵に浴せない庶民を救う手立てとして、
民間療法としての食事療法が注目を集めました。

さまざまな流派が群雄割拠し、
いずれも創始者のカリスマ性を背景に多くの支持を集めました。

基本的なスタンスとして、和食を見直す運動であり、粗食を旨としています。

さらに創始者の個人的な思想と体質に基づいて構築された面があり、
それが劇的な効果を感じられる人もいれば、

かえって体調を崩す人も出て、
万人が安心して食べられる食事とはいえない面もあります。

療法としての性質を特化する以上、
病気治療効果の切れ味を期待されるところがあり、
人工的なメニューや食べ方になることがあるからでしょう。

ゆえに、その療法が絶対的に悪いということではなく、
自らの体質に照らし合わせて選んでいく、
我々の主体性が求められているということです。

個人的な意見を述べれば、病気治療に特化した療法としての食事は、
期間限定で、しかも短期的に行うべきものと考えます。

治療のための食事(治療食)と日常的に食べる食事(日常食)を
混同したところに、さまざまな混乱と偏見があるのだと思います。

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「やすらぎの里が提案する日常食」

ずっと食べ続けていても安心で、子供からお年寄りまでが
美味しく食べられる食事こそが、日常食といえます。

もちろん、各人に固有の体質がありますから、
細やかな調整は必要です。

しかし、基本となる目安があったほうがわかりやすく、
不健全な食生活を見直す指標ともなるので、
ここに「やすらぎの里・日常食10か条」を提案します。

■やすらぎの里・日常食10か条

1、豆類、魚介類を中心とした、良質なたんぱく質をとる

2、新鮮な野菜を加熱食、生食バランスよく

3、ナッツ、海藻、青魚など、良質な脂質をとる

4、主食は精白度の少ない穀類にする

5、伝統製法の調味料、発酵食品をとる

6、白米、白砂糖、スナック菓子、菓子パン、加工食品
  インスタント食品、食品添加物はなるべく避ける

7、甘みのあるジュース類で水分補給しない

8、食材の持ち味を生かした味付け、栄養を逃がさないように、
まるごと全体を調理する

9、空腹を感じてから食べる

10、ゆっくり、楽しく、感謝して

日常食は、病気を治すためや短期間で
減量するための食事法ではありません。

健康を維持して、病気の予防をしたり、継続することで、
無理なく適正な体重に近づけるための食事法です。

短期的な効果を期待する治療食ではないので、
自分に取り入れられる範囲で、無理なく続けていくことが大切です。

そのためには、週に1~2回は、心の栄養のために、
お楽しみの食事もあってもかまいません。

自分にとっての無理のない日常食が見つけられたらいいですね。

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「やすらぎの里が提案する治療食」

日常食があるということは、
療法としての非日常食の可能性が残されてもいいはずです。

それは体質改善を狙い、短期的に行う、インパクトのある方法です。

体質改善を図るためには、今までの漫然と行ってきた習慣を打破し、
非日常的な刺激を心身に与えることが必要になると考えます。

きっかけを作ることで、身体の機能は喚起、鼓舞され好転していきます。

ここに「やすらぎの里・日常食10か条」の基本の上に、
「やすらぎの里・治療食5か条」を提案します。

■やすらぎの里式治療食(デトックス食)5か条

1、糖質を制限する(少量とる場合は、未精製穀物)

2、生食を多めにする(食物繊維豊富な野菜や果物)

3、発酵食品を活用する(伝統食品やヨーグルトなど)

4、良質な脂質(ナッツ・青魚・海藻・オメガ3)をとる

5、よく噛んで少食にする

この治療食はあくまでも期間限定で、
食習慣や体をリセットするためにおこなうものです。

1週間、きっちりやって、リセットできたら、
日常食に戻していきましょう。

体調が良くなったからといって、
長期間やりすぎると、かえって体調を崩す場合もあります。

病気がある方や、何度もリバウンドを繰り返している方は、
専門の施設で、きちんとした指導を受けてからやる方がいいでしょう。

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「糖質依存体質」

甘いものがやめられない、どうしても間食してしまう方は
“糖質依存体質”と言えるでしょう。

糖質とは炭水化物のことで、
たんぱく質、脂質にならぶ三大栄養素のひとつです。

日本人の主食である米やパンなどの
穀物や根菜類などに多く含まれています。

糖質、特に精製度の高い糖質(白米、白砂糖など)を
一度にたくさん食べると、吸収率が高いため血糖値が急激に上昇します。

この上昇した血糖値を正常値まで下げようと、
インスリンというホルモンが分泌され、
血液中の糖分を脂肪に代えて蓄えるようになります。

このとき、急激に上昇した分、
インスリンも時間差で大量に分泌され、
反発的に低血糖に陥ることがあります。

これを低血糖症と呼び、憂うつ感、疲労感、冷え、低体温、
ホルモン分泌減退をはじめとして、
様々な体調不良の引き金になると考えられています。

低血糖のときにイライラしたり、攻撃的になる人もいます。

これは低血糖という危機的状況を打開すべく、
体は副腎という臓器からアドレナリンを分泌し、
血糖値を上げようとつとめます。

それが過剰に分泌されれば、
人格を変えてしまうほどの影響を与えるものです。

また低血糖状態は異常な空腹感をもたらし、
手っ取り早く血糖を上げてくれるチョコレートや
お菓子、アルコール(糖)などに手が伸びるようになります。

すると、また急激な高血糖となり、
血糖値の乱高下を繰り返す悪循環を招いていきます。

糖質の摂取は低血糖が解消されるので、
一時的な高揚感(シュガーハイ)があり、
これがますます依存体質に陥れていきます。

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「糖質制限食の効用」

糖質依存体質から脱却するためには、
一定期間、甘いものを断つ期間が必要です。

しかし、ただ甘いものを減らすだけでは続きません。

糖質依存体質の改善には、糖質制限食が効果的です。

一時的に糖質を制限することで、体内に糖質が欠乏した状態を作り出します。

すると次第に、糖質に頼らない体に転換されていきます。

つまり、今まで生きるためのエネルギー源として頼っていた糖質から、
たんぱく質や脂質に代替していくということです。

体内に余分な脂肪を蓄えていれば、
まず先にそれから利用されるようになります。

糖質を制限し、急激な血糖値の上昇を起こさせないということは、
急激な降下も起こらず、血糖値は安定していきます。

糖尿病の方の日常食としてはもとより、
糖質依存体質を脱却するための治療食としても有効です。

また、血糖値を上昇させるのは糖質だけで、
たんぱく質や脂質は関与しません。

つまり糖質を制限するだけで、
そのほかの食物を制限する必要はないということです。

カロリーを減らさずに、糖質だけを減らすので、
リバウンドしにくいという利点があります。

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「生食の効果」

健康系や美容系の雑誌で、最近注目を集めている栄養素が「酵素」です。

たんぱく質を基に構成されており、
加熱によって変性して活性を失ってしまう性質があります。

そのため食物から摂取する場合、
加熱されていない野菜や果物が勧められています。

こうした酵素に着目した酵素栄養学は、最近流行している
リビングフードやローフードの理論的根拠となっているものです。

人間の体内で働く酵素は、大別して代謝酵素と消化酵素に分けられます。

前者は体内で行われる化学反応のすべてに関与しており、
呼吸や睡眠、食事、運動、思考など、人体の生命活動を支える物質です。

後者は食べ物を消化するために分泌されるもので、
いずれも有限で、食物から摂取することで、
それを補い効率的に利用することが出来るようになります。

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「生食と加熱食のバランス」

巷にあふれるお惣菜やジャンクフードなどの加工食品は、
そのほとんどが加熱調理された食品ではないでしょうか。

調理技術の進歩は、保存性を高めたり、
味わいのバリエーションを増やすことになりました。

一方で加熱されることで、失われてしまう栄養素もあります。

野菜や果物に含まれるビタミン、ミネラル、酵素、発酵食品に
含まれる微生物など、加熱されることによって変質したり、
ゆでたり焼いたりすることで、溶け出してしまったりするのです。

生食と加熱食の割合は、生食 1:3 加熱食 を目安に、
夏は、生食を多めに、冬場は加熱食を多めにするようにするといいでしょう。

毎回この割合どおりの食事をするのは大変だと思うので、
1日の中で、この割合になればいいので、朝食は生食が多めで、
昼、夜は加熱食が多めになっても大丈夫です。

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「やすらぎの里の食事療法」

やすらぎの里では、断食やデトックス食で、味覚や体をリセットして、
最終日の朝に、日常食のお手本になる食事を食べて帰ってもらっています。

お帰りの面談の際には、その方が実際できそうな具体的な日常食の
アドバイスもしているので、無理なく食生活が変えられる、
いいきっかけになると思います。


【 やすらぎのレシピ 】

食欲の秋、真っ盛りですね。

雑誌やテレビで、秋の美味しいものが、たくさん取り上げられています。

寒くなる前に、栄養を蓄えておこうという野生の本能は、
なかなか抑えがたいものがありますね。

甘~い、コンビニスィーツなどの誘惑に負けないように、
体にいいものを食べて、しっかり栄養を補給して下さい。

「さんまのつみれ汁」

さんまが脂が乗って、美味しい時期です。

魚の脂は、良質な脂肪分の筆頭です。

いい脂をしっかりとって、お肌つやつやになりましょう。

●材料 4人分

さんま2匹、生姜汁少々、塩少々、味噌大さじ1、
酒小さじ1/2、小麦粉大さじ2出し汁4カップ、
塩小さじ2/3、醤油小さじ

●作り方

1、さんまは頭と内臓を取り、水洗いして開き、一口大に切る。

2、フードプロセッサーに調味料と一緒にかける。

3、出し汁を煮立てて、つみれをスプーンですくって落とす。

4、あくを取り、調味料で味付けする。

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「きのこと豆腐のキッシュ」

きのこは、免疫機能を高めたり、食物繊維も豊富なので、
お通じもよくなるので、たくさん食べたい食品ですね。

このキッシュは、きのことお豆腐なので、たくさん食べても大丈夫です。

いいものいっぱい食べて、免疫力を高めて、
これからの寒い季節を乗り切りましょう。

●材料 4人分

豆腐1/2丁、しめじ1/2パック、しいたけ5個、エリンギ2本、
人参1/4本、卵1個、小麦粉大さじ3、松の実、塩コショウ

●作り方

1、豆腐を水切りする。

2、きのこ、豆腐の順に炒め塩コショウで下味をつけて冷ます。

3、冷めた2に卵、小麦粉を入れて混ぜ丸型に入れる。

4、人参をすり下して、松の実と一緒に上に飾る。

5、オーブンに入れて200℃で20分焼く。

6、焼けたら切り分けて、器に盛り付ける。


【 情報スクランブル 】

「おすすめの書籍」

●どこでもできるはじめての瞑想
宝彩 有菜著 イースト・プレス刊

瞑想の本は、難しい内容のわりには、
具体的な方法が書かれていないものが多くあります。

その点、宝彩さんの瞑想の本は、とても分かりやすく、
具体的な方法が図入りで解説されているので、
はじめての方にもおすすめです。

初心者にも分かるように書いてありますが、
ベテランの人が見ても、充分に納得できる内容です。

秋も深まって、心を静めるにはいい季節です。

この秋は、瞑想をして、心を穏やかに過ごしてみませんか。

●金哲彦のウォーキング&スローラン
金 哲彦著 高橋書店

涼しくなって、運動するには、いい季節ですね。

運動から遠ざかっていた人が無理なく始められる、
ウォーキング&スローランの本を紹介します。

この本は、市民ランナーのカリスマ指導者が、
運動をしなきゃと思っていてもなかなかできない、
そんな人のためにつくった本です。

姿勢をチェックすることで、自分の体に気づいて、
ストレッチや筋トレで、体を目覚めさせて、

体幹を意識したウォーキングで体が変り、
スローランニングで体脂肪を燃やす。

この4つのステップで、
どんな人でも無理なく走れるカラダになっていきます。

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「おすすめのDVD」

●シンプルに深めるヨガ
指導・監修 三浦徒志郎(クリパルヨガ教師)

ヨガのクラスに通いたいけど、忙しくて時間がとれない。

地方に住んでいるので、いいクラスが近くにない。

そんな人におすすめの、ヨガのDVDです。

自分のペースでゆったりと、
だけど大事なポイントはしっかり押さえたDVDです。

指導しているのは、クリパルヨガの三浦先生。

ヨガをさらに深める
「プレスポイント」を丁寧に説明しながら、教えてくれます。

三浦先生の優しい声に、癒される方も多いと思います。

僕も自分をケアーするために、使っています。


【 寄せ書きから 】

やすらぎの里では来ていただいた方が、
お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

その中の一部をご紹介させていただきます。
 

 
お世話になりました。

60歳にして、人生の一息。

本当にゆっくりと自分と向き合えた日々でした。

また、自分へのごほうびがあるように、明日からがんばります。

先生、スタッフのみなさん、
ご一緒に参加されてみなさん、本当にありがとうございました。  60代 女性

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スタッフのみなさんの温かいおもてなしで、
一週間のんびり過ごすことができました。

こんなに穏やかに日々を過ごしたのは久しぶりです。

これからは、先生が言っていたように、
たまには自分へのごほうびの時間もとって、心の充電をしていきます。

ありがとうございました。             30代 女性

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一週間、とてものんびりくつろげました。

痩せたくて、カロリーを下げることだけを考えていましたが、
ここへ来て、考え方が変わりました。

美味しいものを食べてもやせられるんだなって。

この感覚を忘れないで、お家に帰っても軽やかな体でいたいです。

また、来ますね。ありがとうございました。  20代 女性 

———————————————

頭では分かっていても、行動に移せないでいた、
たくさんのことに気づくことができました。

食事、運動、生活のいろいろなこと、
一週間滞在していくうちに、楽しく学んでいけました。

周りの環境がよく、居心地がいいので、ボーっとできて、癒されました。

プログラムもすべてに満足でした。

お世話になり、ありがとうございました。   30代 女性


「編集後記」

10月22日(土)から1泊2日でおこなわれた、
ヨガ・瞑想リトリートが終わりました。

今回のテーマは「呼吸を深める」

いろいろなプログラムを考えたけど、
結局、いつもやっているプログラムを丁寧に、
呼吸を感じながらやりました。

すべてのポーズが呼吸法であり、瞑想になるように。

呼吸と体の動きを連動させて、余分な緊張をとり、
自分の身体の気づきを深めていく。

毎回テーマがあって、大変だけど、
やりとげたっていう充実感と、
みんなと気づきをシェアーできる喜び。

それが、次回へのモチベーションになっています。   大沢

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