【 ヨガと瞑想 】

瞑想、夕方のリラクゼーション講座、夜の安眠のヨガまで、
さまざまなヨガや瞑想が体験できます。
静かな自然の中でおこなうヨガは、
自然との一体感が実感できると好評です。
また、朝は体を目覚めさせるヨガをおこない、
夕方は夕食の前のリラックスのため、
夜は安眠のためのヨガをするので、
毎日の生活の中にヨガをどのように取り入れていけばいいのか、
具体的によく分かります。
これも滞在しながらおこなうリトリートならではの効果です。
夕方のリラクゼーション講座
17:00からは、リラクゼーションのためのヨガや瞑想の講座があります。
毎回、下記のようなテーマをもって、心と体のバランスを整えていきます。
「からだをゆるめるヨガ」
「呼吸を深めるヨガ」
マインドフルネス瞑想
マサチューセッツ大学のジョン・ガバットジン博士によって、
マインドフルネスに関する科学的研究が行われ、
さまざまな効果が認められています。
マインドフルネス瞑想の効果
・慢性疼痛をはじめ、喘息、糖尿病などの身体的な病状を改善する。
・不安、不眠、恐怖症や摂食障害など、精神的に困難な状況を改善する。
・学習や記憶、感情コントロールに関する脳の領域が活性化される。
・思いやりや共感といった心理的な機能が向上する。
・交感神経系を落ち着かせ、副交感神経系を活性化させる。
・免疫システムの働きが向上する。
アメリカのサラ・レイザー博士は瞑想によって、
脳の機能が変化することを発見しました。
瞑想することによって、学習や記憶、
感情コントロールに関する左の海馬や思いやりや慈悲など、
優しい気持ちに関する側頭頭頂接合部が
大きく発達することがわかっています。
仏教にルーツを持つマインドフルネスは、
宗教色を排除して再構成されたことに加え、
科学技術の発展に伴って、その効果が科学的な実証されてきたことによって、
今では広くアメリカの有名企業、グーグル、インテル、
ツイッター、ナイキ、アップル、ゴールドマン・サックス、
P&Gなどで導入されるようになりました。
【 はるか先生の養生講座 】
~養生館のヨガ~
養生館でのヨガは、余分な緊張をやわらげ、
呼吸を深くしていくものであって、
ポーズを完璧にできることを目的としていません。
初心者にも気軽に参加できるものです。
とかく無理をしたり、他人と比較し、
競争しようとする気持ちが出てきてしまいがちですが、
自分の身体の声を聴き、
感じることを大切にしたいと思っています。
三密=調身・調息・調心
(正しい姿勢・深い呼吸・意識の集中)をテーマに行います。
「からだをゆるめるヨガ」
ポーズを完璧にとることを目的とせず、
気持ちよさに身をゆだねて、
「ゆれる・ふる・さする」などの簡単な手法を用いて、
からだを芯からゆるめていきます。
瞑想的に長時間ポーズをキープしたり、
からだを繊細に感じて、内観を深めていきます。
「呼吸を深めるヨガ」
ゆるんだからだを土台に、
各種呼吸法に取り組みます。
胸郭の弾力をつくっていく動的呼吸法から、
瞑想の導入にあたる静的呼吸法へ進んでいきます。
~養生館の瞑想~
瞑想の目的は「心のやすらぎ」を得るためです。
普段の生活を思い返してみると、
イライラしたり落ち込んだり、
ひっきりなしにいろいろな感情が噴き出していないでしょうか。
過去のことを悔やんだり、
まだ見ぬ未来のことを不安に思ったり、
悩みも尽きません。
それは自分の意志とは関係なく、
勝手に心が暴走しているのです。
コントロール不能に陥った心は、次第にネガティブになっていき、
「どうせ自分なんて」という卑下の思いや、
「周りが悪いのだ」という他者を非難する思いにとらわれていきます。
これでは平穏に過ごすことはできないでしょう。
ストレスにまみれて健康を害するかもしれません。
そこで瞑想をします。
瞑想には様々な方法がありますが、
心を何か一つのことに集中させます。
呼吸を観察することや、
体の動き、食べていることや、歩いていること。
座って行うものだけでなく、
生活そのものを瞑想にしていくこともできます。
この瞬間、体に生じている感覚を注意深く集中して観察します。
こうした「今、ここ」の現実にリアルタイム、
かつ客観的に気づいていることを
「マインドフルネス」といいます。
瞑想を通して、
心を「今、ここ」に取り戻すことを積み重ねていけば、
普段の生活でも、自分の心に振り回されたり、
いやなことがあっても反射的な反応したり、
過剰反応することが少なくなり、
何事にも動じない心が養われていきます。