2009 11/9 (月曜日)

やり方とあり方

こんにちは、こはりです。

体を整える「整体ヨガ」を始めました。

「自分の体がゆがんでいるんじゃないか」と心配している方が多いように思います。

そこで目的を明確にしたヨガを提案することにしました。

そもそも「ゆがみ」とは何でしょうか。

それは「筋肉のバランスのくずれ」と言えます。

その原因には、「習慣」「筋肉の衰え」「ストレス」が挙げられます。

「習慣」、例えばバッグの掛け方、脚を組むクセ、スポーツ(ゴルフ、テニス)などです。

「筋肉の衰え」には、老化や運動不足が起因します。

「精神的なストレス」もまた筋肉をこわばらせ血流障害、内臓機能低下を引き起こし筋肉のバランスを崩す原因となります。

そうした体の構造的なゆがみに対しヨガにはそれを修正するテクニックがあります。

修正法によってゆがみをとることで血流が回復し、不快な症状が取れ、ストレスがなくなります。
そして心身ともに好循環を生むことができます。

一方で長年かけて作り上げたゆがみに関しては、根気よくヨガを続けていくことも大切です。
同時に生活全般を総合的に見直していくことも必要になってくるでしょう。

根本的な原因に目を向けることなしに、見た目だけを整えても、それは一時的な効果に終わらざるを得ないからです。

実と相、心と体、どちらも欠くことなくバランスよく整えていくことが、本質的なヨガであり健康法であると思うのです。

不快な症状に悩まされているときほど、それを早く治したいと気ばかり焦って、心身をこわばらせ悪循環に陥ることもしばしばです。

ヨガでは筋肉硬化の条件を、

運動不足
体の偏り使用
不完全呼吸
便秘
緊張
過食

としていますが、いずれも日々の積み重ねなくして改善を期待できないものばかりです。

めまぐるしい現代生活におかれると、どうしてもインスタント的な効果を求めがちではありますが、
その思考そのものが心身の無理を生んでいるとすれば、それを見直さない理由はありません。

ヨギ沖正弘はヨガに対する心構えとして「無理するな、無駄するな、続けてやれ」を掲げていました。

自然の一部である人間にとって、何が自然であるかを発見し、可能性を存分に発揮していくあり方。
それは永続的な幸せを意味しているのでしょう。

普段ほめられることもなく感謝されることもなく酷使されている自分の体。

「いつもありがとう」とやさしく言ってあげられるのも自分だけなのだと思います。

「痛い」「苦しい」そんなイメージの強いヨガですが、「感謝」と「気づき」を大切にする「やすらぎヨガ」をこれからも実践していきます。

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