『 やすらぎ通信 』 第636号 2017.5.16
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
●やすらぎの里
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こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は曇の間から日が差してきました。
スカッと晴れると気持ちいいけど、
日差しも強く、暑くなるので、
散歩するにはちょうどいい天気です。
昨日の夕方、近所を散歩していたら、
ジャスミンの花の香りが漂っていました。
新緑から初夏へ、
季節はどんどん移り替わっていますね。
白いヤマボウシの花が咲く伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】足湯のすすめ
【2】養生館の体験プラン
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】足湯のすすめ
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今回は養生館の館長の小針先生の記事で、
「足湯のすすめ」をお送りします。
小針先生、養生館で館長になってから、
独自のキャラを全開にして、成長が著しい。
Facebookやブログの投稿も、
気づかされることがたくさんあります。
なんとなく昭和の文豪の香りが漂う、
小針ワールドを味わってください。
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養生館の小針です。
先日、風邪をひきました。
体をつぶさに観察していますと、
その前兆として足が冷えて、のぼせ上ったようになります。
昔から「頭寒足熱」が健康の指標となっていますが、
本当にその通りだと実感します。
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やすらぎの里には「足湯」があります。
最近では、道の駅や公園、
駅前などでも見かけるようになりました。
先日、ある足湯に立ち寄ったときのこと。
地元のおばあちゃんが話しかけてきました。
「この足湯はいいよ。
塩分がたくさん含まれた温泉だから良く温まるんだ」
「ゆでだこ」のように真っ赤になった足を見せながら、
さらに続けました。
「下肢静脈瘤だった知り合いも、
この足湯に通ってたら治っちゃったんだよ、
医者に診せたら驚いてたって」
「毎日、同じ時間にみんなやって来るんだ。」
このおばあちゃん、とても元気でなにより楽しそうです。
「じゃあ、ごゆっくり」
足湯宣伝部長よろしく颯爽と自転車で帰っていきました。
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足湯は今でこそポピュラーですが、
少し前までは街中であまり見かけなかったように思います。
歴史的には、大正から昭和にかけての療術界で
一目置かれた野口晴哉がさかんに勧めていました。
そもそも入浴法には
「全身浴」と「部分浴」の区別があります。
「全身浴」というのは一般的に「お風呂に入る」と言うときの、
体全体を湯船につけるスタイルです。
「部分浴」とは、体の一部だけを湯につけるスタイルで、
肘、脚、足などのバリエーションがあります。
頭や腕の疲れには肘湯。
消化器系統の風邪には脚湯(膝から下)
呼吸器系統の風邪には足湯(くるぶしから下)
部分浴というのは、
人為的に体の中に差異をつくるということであって、
積極的に体のバランスを整える方法とも言えます。
また体の中で温度差をつくることで対流を起こし、
芯の冷えを積極的にとっていく方法ということもできます。
いずれにも治療的な側面が強調される入浴法です。
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冒頭にも述べましたが、
東洋医学では健康体の指標としての
「頭寒足熱」という言葉が使われています。
それはバランスの取れた状態であって、
その反対が「頭熱足寒」となります。
現代人に特徴的な生活上のゆがみ、
頭脳労働、意識主導、運動不足は
必然的に「頭熱足寒」をつくります。
頭熱=「のぼせ」「ほてり」「首肩の緊張」
「感覚器疾患」「脳疲労」「不眠症」「精神疾患」
足寒=「下半身の冷え、むくみ」
「腰椎ヘルニア(腰抜け)」「婦人科・生殖器系の失調」
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日本の健康法のパイオニア白隠禅師も、
自身の「禅病」今で言う根を詰めすぎたことによる
自律神経失調症に悩まされたとき、
下腹=丹田を充実させることによって、
それを克服したことを後世に伝えています。
つまり「上虚下実」上半身をゆるめ、
下半身を力強く充実させることで
健康体を獲得していったのです。
これは現代人にこそ、必要とされている
バランス修正法=健康法ではないでしょうか。
ストレスフルな現代社会。
氾濫する情報の渦の中で、
デスクにしがみつきパソコンとにらめっこ。
頭脳の興奮、視覚への刺激は極まって、
様々な不定愁訴を引き起こしています。
増加の一途をたどる生活習慣病や慢性病、
原因不明の免疫異常や難病。
病院へ行けば、所狭しと人の山。
医療費の高騰が危惧され、
3時間待ち3分診療と揶揄されて久しいですが、
未だ根本的な解決はみていません。
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お年寄りは病院の待合室で
「病気自慢」や「病歴談義」に花を咲かせています。
かわって、のんびりとした田舎の足湯に集うお年寄りがいます。
裸の付き合いならぬ「裸足の付き合い」で、
心打ち解け、体が温まると心もほっとゆるんで、
笑顔で話が弾んだりします。
こちらの方がよっぽど健全ではないかと思うのです。
足湯の生理的な効能も、もちろんあるでしょうが、
足湯に集う人々が相互に交歓し合うポジティブなエネルギーこそが、
医療的な効果を上げているということもできるのではないでしょうか。
そこに名医がいるわけでも、
最新の医療機器が並んでいるわけでもありません。
ただそこにお湯が流れているだけ。
その計り知れない癒しの効果に、
多くの人が気付き始めてきたのも、
世知辛い時代に直面した身体の要請でしょうか。
老若男女が憩い集える場としの足湯が、
さらに町の随所につくられることを願ってやみません。
■ 養生館について
https://y-sato.com/kougenkan/yj-about.html
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【2】養生館の体験プラン
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養生館に行ってみたいけど、長い休みが取れない。
週末で気軽に行けたら、定期的に行きたい。
そんな声にお応えして、
養生館の体験プランが始まりました。
毎週金曜日からの2泊3日で、
食べる断食「養生断食」を体験するプランです。
緑が爽やかなこの時期に、
心と体をリセットしてみませんか。
■ 養生館のプランと料金
https://y-sato.com/kougenkan/yj-plan.html
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◆滞在中の過ごし方◆
●初日 12:15に無料の送迎バスがあります(要予約)
12:00〜14:00チェックイン 個別面談
14:00〜施術(マッサージとカッピング)
18:00 夕食(お味噌汁)
19:00 クリスタルボールヒーリング
●2日目
6:30 目覚めのヨガ
7:00 トレイルウォーク(海沿いの遊歩道)
8:30 朝食(フレッシュスムージー)
9:00 セルフケアの手当法
11:00 マインドフルネス瞑想
11:30 昼食(玄米おむすび)
17:00 呼吸を深めるヨガ
18:00 夕食(養生懐石)
●3日目(最終日)
6:30 目覚めのヨガ
7:00 トレイルウォーク
9:00 朝食(天然酵母パンの洋食)
10:00 駅までバスで送迎します
■ 養生館のプログラム
https://y-sato.com/kougenkan/yj-program.html
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【3】寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は5月7日から6泊7日
本館に滞在したゲストのみなさんの声です。
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本館はいろいろな年代、職業、役職の方がいるので、
普段は接することがないような方と出会えるのも魅力です。
日常のしがらみを離れて、
まったく知らない人と話をしてみる。
自分の枠の外側に、いろんな気づきがありますね。
そんな声をたくさん聞いた週でした。
本館 大沢
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「体の調子が良くなると心もスッキリ」40代 女性
普段どれだけ意識せずに食事をしていたか気づきました。
体の声を無視して、食べ過ぎているのがよく分かったので、
ゆっくり味わい、幸せな時間を作りたいと思います。
体の調子が良くなると、
心もスッキリすると実感できました。
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「デトックスコースで3kg減量出来た」60代 女性
断食をやって結果を出したかったが、
デトックスコースをすすめられ、
3kg減量出来て感激です。
素晴らしい仲間にも巡り合え、
私も努力していきたいと思いました。
秋には夫婦でおじゃましたいと思っています。
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「頭からっぽ、お腹空っぽ」40代 女性
滞在中のプログラムや清掃が行き届いて清潔で、
いつも整理整頓されているのが気持ちよかったです。
「頭からっぽ、お腹空っぽ、なぁ~んにもしない」を目的とし、
果たすことができて本当にうれしいです。
スタッフのみなさん、
大変なお仕事ほんとうにありがとうございます。
どうかお休みの日は、
ゆっくりやすらいでくださいね。
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「糖尿日の改善に」60代 男性
糖尿病の改善について、
自分自身と向き合う機会をいただきました。
一年に一回は自分へのごほうびとして、
断食しようと思いました。
大沢先生はじめ、スタッフのみなさん、
大変お世話になり感謝一杯です。
ありがとうございました。
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「体のラインや肌が変わった」30代 女性
食べなくても生活できたことが大きな発見でした。
体のラインや肌が変わったのが、
はっきり分かって嬉しかったです。
温泉も気持ちよく、
一週間とっても充実した日々を過ごせました。
ありがとうございました!
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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今回の小針先生の記事はいかがだったでしょうか。
養生館の最後の夜にある「心と体の養生講座」
面白くてためになると、
ゲストのみなさんにとっても好評です。
健康から哲学、宗教まで、
幅広い知識は、読書のたまもの。
養生館の事務所は、彼の書斎になりつつあり、
着々と本の山が積みあがっています・・・。
(^^;)
やすらぎの里のブレーン・小針先生。
僕のたのもしい右腕です。
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary
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