厳しい寒さの冬が終わりを告げ、
少しずつ暖かな日差しが差し込む春。
木々が芽吹き、
花々が咲き始めるこの季節は
心踊るような明るいエネルギーに
満ちあふれています。
しかしその一方で、春は
「なんだか心が落ち着かない」
「理由もなくイライラしてしまう」
「寝つきが悪くて頭がぼーっとする」
といったプチ不調を感じやすい時期でもあります。
これは、あなたの心が弱いからではなく、
季節の変わり目に心と体が一生懸命に
適応しようとしているサインです。
今回は、東洋医学の知恵を借りながら、
春の揺らぎやすい心と体を優しく整える
「肝気(かんき)」の巡らせ方についてお話しします。
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春にイライラや頭痛が増えるのはなぜ?→自律神経を司る「肝」の気が活発になり、頭に集まりやすくなるからです
東洋医学における「肝」の素晴らしい働き
東洋医学では、春は五臓のうちの
「肝(かん)」が主役になる季節とされています。
「肝」は、体全体の「気(エネルギー)」の流れを
スムーズに巡らせ、
自律神経や感情のバランスをコントロールする
重要な役割を担っています。
春になって「何か新しいことを始めたい」
「外に出て体を動かしたい」
とワクワクする気持ちになるのは、
この「肝」が活発に動き出し、
生命力が伸びやかに広がろうとしている
素晴らしいサインです。
朝日が昇り、草花がぐんぐんと
伸びるのと同じエネルギーが、
私たちの体内でも働いています。
「肝気」が滞ると体に起こる不調のサイン
この伸びやかなエネルギーを上手に発散できず、
家の中に閉じこもって
考えごとばかりをしていたり、
ストレスを溜め込んだりしていると
「気」の流れがスムーズに
いかなくなってしまいます。
行き場を失った「肝気」は体の上部へと
昇って集まりやすくなり、その結果、
イライラや情緒不安定、頭痛、目の充血や疲れ、
不眠(眠りが浅い)といった症状を引き起こします。
春のプチ不調は、
「エネルギーが滞っているから、
少し巡らせてほしい」
という体からのメッセージなのです。
滞った「肝気」を巡らせるにはどうすればいい?→朝の散歩で体を動かし、新しい一歩を伸びやかに踏み出すことです
朝日を浴びながらの「朝散歩」がおすすめ
滞ってしまった肝気を
スムーズに巡らせるための
最もシンプルで優しい方法は、
少しだけ早起きをして、朝の心地よい空気の中で
散歩をすることです。
できれば、太陽が昇る東の方角が
開けている場所を歩いてみてください。
東洋医学において、東は「春」や「肝」と
深く結びついている方角です。
朝の清々しい光を浴びながら
手足を大きく振って歩くだけで、
頭に上っていた気が
全身へと穏やかに循環し始めます。
「やろうと思っていたこと」をエィっと始めてみる
春は「スタート」に最適なエネルギーが
自然界全体に満ちています。
「やろうと思ってはいたけれど、
なかなか行動に移せなかったこと」
があれば、この温かな季節の力を味方につけて、
思い切って一歩を踏み出してみましょう。
小さなお部屋の模様替えでも、
新しい趣味の本を手に取ることでも
何でも構いません。難しく考えず、
「まずはやってみよう」と軽やかに行動を起こすこと自体が、
肝の滞りをほぐし、心と体にすっきりとした
爽快感をもたらしてくれます。
春の過ごし方についてよくある疑問→一問一答でお答えします
Q. 春になると気分が沈んだり、やる気が出なくなったりするのも「肝」の影響ですか?
A. はい、影響している可能性がとても高いです。
「肝」が疲れて気が滞ると、
イライラだけでなく気力の低下
(五月病のような状態)を招くことがあります。
「肝」はストレスにとてもデリケートな臓器です。
環境の変化が多い春に無理をして
がんばりすぎてしまうと、
気が出し尽くされて枯渇したり、
滞ってしまったりして、
かえって無気力や気分の落ち込みを引き起こします。
そんな時は無理にテンションを上げようとせず、
温かいお茶(特にジャスミン茶やハッカ茶など
香りの良いものがおすすめです)を飲んで、
まずは心と頭の緊張を
優しく緩めてあげてください。
やすらぎの里で体験する春の養生とは?→大自然の中で五感を開き、本来のすこやかな循環を取り戻すことです
朝ヨガと自然散歩で「気」をダイナミックに巡らせる
日常の慌ただしい生活の中では
頭ばかりを使ってしまい、
呼吸が浅くなったり、
体を大きく動かす機会が
減ってしまったりしがちです。
やすらぎの里では、
伊豆高原の澄み切った朝の空気の中で行う
朝ヨガや、散歩プログラムをご用意しています。
五感で春の息吹を感じながら、
大きく呼吸を深めて
体を優しくストレッチすることで、
滞っていた「肝気」が全身を心地よく駆け巡り、
自律神経がすっきりと整っていくのを
体感していただけます。
【考えすぎて疲れた頭と心を、優しく休めてあげませんか】
「なんだか頭が休まらない」「イライラして自分を責めてしまう」そんな時は、自律神経が乱れているサインかもしれません。やすらぎの里では、頭の働きをそっと緩め、心と体が最も安定するバランスへと戻るためのリトリート滞在を提案しています。
春の不安定な揺らぎは、
草木が芽吹くときのような
あなた自身が新しく生まれ変わろうとしている
健やかな成長痛のようなものです。
その揺らぎを無理に抑え込むのではなく、
「春のエネルギーが流れているんだな」
と優しく受け止め、体を心地よく動かして
巡らせてあげましょう。
今日からできる、ほんの少しの朝の散歩や深い呼吸。
自然の美しい流れに身を任せながら、
伸びやかで心地よい毎日を一緒に育んでいきましょう。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668
