やすらぎの里の大沢です。
先日、家内が、
めまいで倒れてしまい、
念のために入院となりました。
検査の結果、特に問題はなく、
現在は無事に退院して、元気に過ごしています。
家内が倒れた日。
自分では、
それほど動揺していないつもりで、
淡々と必要なことをこなしていました。
夜遅くの入院だっため、
検査や手続きを終え、
翌朝、そのまま仕事に行きました。
翌日、仕事が終わったときに、
キッチンのスタッフが、
「先生、何も食べてないですよね。」と、
ゲストにお出しした
「ミネストローネ」を持たせてくれました。
誰もいない自宅に戻ると、
どっと疲れが出ました。
お腹は、
あまり空いていない。
でも、せっかくだから、
スープだけでも飲んでおこう。
そう思って、
ミネストローネを温めました。
ひと口飲む。
やさしい味でした。
冷えていた体の奥に、
じんわり染み込んでいくような感じ。
お腹から、
少しずつ温まっていく。
思わず、
「あ~、ほっとする」と、
ひとり言がこぼれました。
そしてふいに、
涙が込み上げてきました。
あぁ、無事でよかった。
自分では、
冷静なつもりだったけれど、
緊張していたんだな。
頑張っていたんだな。
そう気づいたのです。
「頑張っている」ときって、
意外と自分では気づけません。
緊張していることも、
疲れていることも、
わからなくなっている。
でも、
安心すると、
初めて気づくことができる。
ほっとする。
深く息が吐ける。
肩の力が抜ける。
すると、
「ああ、疲れていたんだ」と、
ようやく自分の状態が見えてくる。
温かい汁物って、
そういう力がある気がします。
お腹を満たすだけじゃない。
心の緊張まで、
少しゆるめてくれる。
やすらぎの里でも、
ゲストの方が、
お味噌汁を飲みながら、
「なんだか、ほっとします」
とおっしゃることがあります。
その言葉を聞くたびに思います。
人は、安心すると、
自然に整いはじめるんだなと。
「ほっとする」って、案外、
すごいことなのかもしれません。
それは、心と体が、
「もう大丈夫だよ」と教えてくれる、
小さな合図なのです。
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