こんにちは、こはりです。
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ!みんなの夢 まもるため
なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのため
愛と勇気だけがともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため
時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああアンパンマン
やさしい 君は
いけ!みんなの夢 まもるため
(♪アンパンマンマーチ)
テレビから流れるこの歌詞を改めて読んでドキッとした。
やなせ先生は今でこそ日本を代表する児童文学作家だが、その人生は順調とはいえず、晩年になってから日の目を見た。
その歌詞に託された想いをどう汲み取ろう。
アンパンマンの心の闇には孤独感、無常観が貫いている。
この世に生まれ落ちて肉体を持った存在の普遍的な孤独を。
そして生きることに伴う普遍的な苦しみを。
ならば、ありのままに受け入れて、
今を生きよ!
癒えない傷があるならいっそ引き連れて。
“ともだち”を失ってはいけない。
敵は自分の中にこそある。
物心つかんとする年代の子どもたちが、この詞に触れられるこの国はまだ捨てたものじゃない。
哲学があるか。
僕はこの年齢になってやっと気付いた。
やなせ先生が託した想い。
アンパンマンは君だ!