食べ過ぎたくないのに、
食べ過ぎてしまう・・・。
気持ちとしては食べ過ぎたくない。
でも食べずにはいられない。
この葛藤は思っているより、
遥かに人を疲れさせてしまいます。
自分の気持ちと
体の反応がバラバラな時は、
一体どうしたら良いのでしょうか。
答えを簡単に言ってしまえば、
自分の体の反応に注意を向ければ良い。
食べたい!という反応に注意を向け、
さらに、その反応の先にある体の声に耳を傾けます。
食べたいという強い反応に反して、
体は空腹を感じていないことに気がつくかもしれません。
そのことに気づいた瞬間、
食べたい気持ちがスッとおさまっていくことは珍しくありません。
自分の反応や体の声に、しっかりと注意を払うと、
バラバラだった反応と気持ちがひとつになりやすくなります。
自分の意思とは関係なく、
体は反応します。
反応に注意を向けないでいると、
反応に振り回されてしまいます。
反応は無意識に起こるので、
意識的に注意を向けないと、
食べすぎや飲みすぎという行動に繋がってしまいます。
言い方を変えると、
その反応に注意を向け続けることができれば、
食べ過ぎや飲み過ぎを防ぐことができるということです。
自分の反応、体の状態に、
注意を向けながら食べることができたなら…
大好きなケーキの一口目は、
より美味しく感じられます。
二口目も大変美味しく感じられます。
三口目、四口目も。
しかし五口目は最初の一口目に比べて、
感動が小さくなっていることに気づくかもしれません。
もう一度感動を味わいたいからと、
食べかけのケーキを冷蔵庫にしまって、
次の日のおやつに食べるかもしれません。
食べたい!という反応に注意を払わないでいた場合、
その場でケーキを食べきってしまう可能性が高いですが、
マインドフルに食べた場合は、
上記のような行動ができるようになるかもしれません。
食べたいものを、食べたい時に、
満足するまで食べても、
食べすぎることがない。
マインドフルイーティングスキルを身につけると、
自然にそのようなことができるようになります。