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朝の日光浴で心身を整える。セロトニンとビタミンDの話

やすらぎの里の大沢です。

伊豆高原は梅雨の晴れ間が広がり、
気持ちのいい風がそよそよと吹いています。

晴れた朝はそれだけで
体が軽くなる感じがしませんか。
逆に、雨が続く日はなんとなく心も重い。

この違いには、ちゃんとした理由があります。
今回は、日光と心身の深い関係についてお伝えします。

晴れると気分が上がる理由——セロトニンの働き

朝の日光をしっかり浴びると
脳内でセロトニンが合成されます。
セロトニンは「幸福ホルモン」とも呼ばれ、
次のような働きを持っています。

  • ・脳を覚醒させ、
    すっきりとした目覚めを促す
  • ・姿勢を保つ抗重力筋に働きかけ、
    体をシャキッと立たせる
  • ・気持ちを穏やかに安定させ、
    イライラや不安を和らげる
  • ・夜になるとメラトニン(睡眠ホルモン)の材料になり、
    深い眠りをつくる

つまり、朝に日光を浴びることが、
夜のぐっすり眠れる睡眠にも直結している
のです。

やすらぎの里でも、
早起きして朝の散歩に出るゲストほど
「昨晩、久しぶりによく眠れました」
とおっしゃいます。

日光・セロトニン・メラトニンは、
体内時計を正確に刻む 一本のつながりになっています。

セロトニンの合成に必要な光の強さは、
2,500ルクス以上とされています。
室内の照明は300〜500ルクス程度しかなく、
屋外の日光には遠く及びません。
曇りの日でも屋外の明るさは
1,000〜10,000ルクスありますので、
晴れていなくても外に出ることには
十分な意味があります。

ビタミンD不足が免疫・骨・気分に影響する

日光を浴びると体内で合成される
もうひとつの重要な物質が、ビタミンDです。
ビタミンDには、以下のような働きがあります。

  • ・腸でのカルシウム吸収を促進し、
    骨量を維持して骨粗鬆症を予防する
  • ・免疫細胞の働きを調整し、
    感染症やアレルギーへの抵抗力を高める
  • ・一部のがんのリスクを下げる可能性が
    研究で示されている
  • ・気分の安定や意欲の維持にも関与している

ビタミンDは食事からも摂れますが
(鮭・サバ・きのこ類など)、
必要量のほとんどは日光による皮膚合成で補われます。
在宅ワークの普及・マスク生活・
紫外線を避ける美容習慣が重なることで、
現代人のビタミンD不足は深刻化しています。

体がだるい、気分が落ち込みやすい、
風邪をひきやすいという方は、
日光不足が一因になっている可能性があります。

1日どのくらい浴びれば良いか

ビタミンDの合成に必要な日光浴の目安は、
夏で5〜15分程度
冬は30〜40分程度
(顔・手・足などを露出した状態で)
とされています。
セロトニンの合成には、
それより少し長めの
15〜30分程度が理想的です。

いずれも、朝から昼前の時間帯に
外に出ることが最も効果的です。
起きてから1時間以内に日光を浴びると、
体内時計のリセット効果が高まります。

紫外線が気になる方でもできる実践法

「日光浴と言っても、 紫外線によるシミやシワが心配」
という方も多いと思います。
その場合は、顔をガードしたまま
手や足に日光を当てるだけでも
ビタミンDの合成と
セロトニンへの刺激を十分に得られます。

それでも気になるという方には
足裏への日光浴がおすすめです。
ポイントは窓越しではなく窓を開けること。
ガラスは紫外線をほとんど通さないため、
窓を閉めたまま日差しを浴びても
ビタミンDはほとんど合成されません。

朝のスマホチェックの時間に、
うつ伏せになって足裏を窓から外に向ける——
それだけで立派な日光浴になります。
足の冷えが気になる方にも、
この足裏日光浴はおすすめです。

一番いいのは「朝10分の散歩」

できることなら、
朝起きてから1時間以内に
10分でいいので外を歩く
ことが、
日光浴の最もシンプルで効果的な実践法です。
早起きは必須ではありません。
いつもの起床時間に起きて、着替えて、
近所をひとまわりするだけで十分です。

歩くことで下半身の血流が促進され、
朝の日光でセロトニンが合成され、
新鮮な外気で肺が広がる——
この3つが重なる朝の散歩は、
薬を使わずに体内時計を整える
最もコストゼロの養生法のひとつです。

やすらぎの里でも、毎朝ゲストと一緒に
里山散歩に出かけています。
「今まで朝が苦手だったのに、
ここに来てから朝が好きになりました」
という声は、毎回のように聞かれます。

日光は「外から整える」最もシンプルな手段

断食・養生食・温泉・ヨガ——
やすらぎの里でお伝えしていることは、
体の内側から整えるアプローチです。
それに加えて、日光を意識的に浴びることは
体を外側から整える最もシンプルな習慣です。

特別な道具も、お金もいりません。
今日の朝、窓を開けて5分外に出てみてください。
その小さな一歩が
心身を整える大切な養生になります。

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