「先生、緊急の患者です」
びっくりして向かうとそこには小鳥の赤ちゃんが
おそらく「ひよどり」の赤ちゃんです。
スタッフが外で作業をしているとき偶然発見したそうです。
こんなとき、高原館ではスタッフ全員で緊急会議
飛ぶ練習をしているときに落ちたんじゃないか
右足を骨折しているんじゃない?
親と喧嘩して逃げてきた?
色々な憶測が飛び交います。
とりあえず名前はオスなら「サブ」、メスなら「ピーコ」と決まりました。
しかしながら、おかゆや水を与えても食べてくれません。
断食施設だから?
そんなのんきなことは言っていられません。
地元出身のスタッフが
「私の旦那は骨折した鹿を治したことがあるよ」
「知り合いに動物博士がいるから電話で聞いてみようか」
実に頼もしいです。
結局、スタッフの高橋さんの知り合いに詳しい方がいるということで
診てもらうことになりました。
これが東京の真ん中での出来事だったらどうでしょうか?
見てみぬふりをしていた?
考えさせられます。
伊豆の片田舎の出来事でした。
サブです。
早く元気になってね。