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2009 10/9 (金曜日)

ありがとうヨガ

こんにちは、こはりです。

ここ10年で最強といわれた台風も過ぎていきました。
被害に遭われた方のお見舞いを申し上げます。

僕は休みの日でしたので、雨戸を閉めた家の中で静かに過ごしていました。

外から聞こえてくる雨風の音に耳を傾けながら、つくづく圧倒的な大自然の前で人間は無力だと感じました。

自然を破壊し続ける人間の驕りを戒められたようでもありました。

哲学者の和辻哲郎はその著書「風土」で
『「南洋」(東南アジア)中国、日本を含む地帯。(モンスーンとは季節風のこと。)特に夏の季節風地帯を指し、熱帯の大洋から陸に吹く風により、暑熱と湿気との結合した「湿潤」を特徴とする夏の太陽、旺盛な植物、豊かな食物めぐむ自然は(生)、受容的人間類型形成され、同時にまた、自然は大雨・暴風・洪水をもたらし忍従的人間類型が形成される。』と洞察していますが、

古き良き日本人には自然に対する「畏敬の念」があったように思います。
「八百万の神」に代表されるように自然と調和し共生する知恵がその風土によって育まれていたのでしょう。

この台風で「自然に沿って生きる」ことの大切さを改めて教えられたような気がします。

身をもって体験しなければ、なかなか身にしみてこないというところが人間にはあるように思います。

頭では理屈が分かっていても、本当に理解しているかは疑わしいのです。

実際ヨガをやっていても、

「どうしてうまくいかないんだろう」
「こんなに固くてはどうしようもないな」
「もっと柔らかくしなければ」

そんな思いに駆られながら、むやみに焦り、いつしか自らの身体をモノか奴隷のように動かし伸ばしている自分に気づくことがあります。

「こんなとき、自分は自分に暴力を振るっているのかもしれない」

その気づきは僕にとって画期的なものとなりました。

自分にやさしくできない者がどうして他人にやさしくできようか。
自分の中にある不安や怒り、憎しみの感情を増幅させるような行為は、いつしか他人を傷つけることに結びつきはしないか。

「ヨガとは何か」

知識として理解していたものが、実際身体で経験することで「気づき」を生んだようです。

固いとか柔らかいとか、それはひとまず置いて、まず事実をありのままに受け入れてみる。

そのこころとからだに「ありがとう」といつくしんでもいいかもしれません。

わきあがる感情を否定したり隠蔽したり抑圧したりせず、あるがままの自分を認めてあげるようにします。

「やすらぎのありか」

それは自分の中にあるようです。

自分を最大限信頼し、自分の内にある「やさしさ」に気づくこと。

その「やさしさ」を行動に移すことがヨガであり、「有り難い自分」に気づくこともまたヨガなのでしょう。

「捨てたもんじゃないぞ、自分!」

ますますヨガが、そして自分が好きになりました。

アタマ(意識)だけではわからないことがあります。
だからこれからも実践していきます。

自然の一部である身体に感謝を…

今この瞬間、輝ける自分でいられるように…

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