する贅沢から、しない贅沢へ

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2010 4/4 (日曜日)

笑っている場合ですよ!

こんにちは、こはりです。

日々ヨガをしていて気づくことがあります。

縁側で気持ち良さそうにあくびをしながら伸びをするネコ。
それこそがまさに理想の姿ではないかと。

ネコは誰かに教わったわけでもなく、人のマネをしているわけでもなく、ただ無意識に自然に自分の気持ちの良い動きをしているまでです。
まして理屈や薀蓄があるわけではないでしょう。

人間でも睡眠中の寝返りは体のゆがみを是正する無意識の運動として評価される向きもあります。

それら不随意または錐体外路系の動きは、体の欲するままに動き出す各人固有の動きであって、今その体に最も必要とされているオリジナルの整体法と言えるものです。

生命の声に耳を傾けていけば、お仕着せの動きでは窮屈になってきてもおかしくありません。

もちろん、ヨガにおけるポーズは型として、基本習得またはけが予防の観点から合理的な配慮がなされています。

まず経るべき道程に違いありません。

それは日本の武芸で言われるところの「守破離」にかなうものです。

最初は師の型や動きを真似て忠実に伝統的な型を守っていく。
次に伝統をうち破って自分なりのオリジナリティを模索していく。
そして最終的には型を離れ道の奥義に到達する。

この発想に従えば守は技の基本にして本質といえます。
そこを軽視しては身勝手な我流に陥り、その道の深遠にして尊い極意に到達することはできないといえるでしょう。
身体意識や身体感覚の乏しい現代人が、身体軽視、意識主導の傲慢を打ち砕き、身体知そして自然的な感性が豊かであった先人に近づく唯一の方法であると考えます。

しかし、その先に、もしくは守と並行した形で破や離も視野に入れておいて不都合な理由はないと考えます。

そこで「笑い」が一石を投じてくるわけです。
老若男女分け隔てることなく、DNAに刻まれたあまりにも自然すぎるあたりまえな営み。

やすらぎの里では現在「笑い旋風」が吹き荒れています(大沢先生のブログに詳しい)

改めて斬新に感じるのは、日本の文化的な土壌では生まれ得なかった方法だからだと思います。

ヘラヘラするな、笑っている場合じゃない、真剣にやれ、そんな「頑張り」を是とするテンション民族。

一世を風靡した「前畑ガンバレ!」に象徴されるスポーツ根性論が後押しします。

「頑張る」は読んで字のごとく「かたくなにはる」ということであり、わき目も振らず一心不乱に緊張の糸を張り続けるような不自由さと危うさとが同居した語感があります。
ある時代までは重宝した概念かもしれませんが、多様化した現代において必須かといわれるとストレス学説や最新の免疫学などをかんがみても全面的に首肯できない面があります。

一方で余分なものを極力そぎ落とした禅的な静けさやわびさびともいえる洗練美、様式美の極致が求められる精神的な土壌もあります。

只管打坐に代表される、ただひたすらのシンプルさ。

静を極めたところにある悟り。

一方で笑いは動を極めていくことで、道は正反対でも行き着くところは同じ「悟り」なのではないかと思われます。

もちろん覚者ではないので悟りの全容を把握することはできませんが、「拝む心」つまりすべてを肯定的に受け止める心となることが、おだやかでやすらいだ心境を切り開くものではないかと想像されます。

笑いは否定的な精神によって培われる拒絶感からは表出し得ないものです。

さらには開かれた心と体で清濁併せ呑むところに発露する、人間の人間たる高尚な営みではないかとも思えるのです。

心理学では末梢説と中枢説の論争がありますが、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのである」の方が、東洋的な心身一如の生命観に根ざす我々にとっては親しみやすい考え方でもあります。

心は後からついてくる。

内面に収斂していく修行スタイルは山篭りなど必然的に人を遠ざけていきます。
しかし、笑顔を振りまく笑いヨガは、自分と同時に他人を楽しませ、場を和ませることができます。
そんな螺旋状に善行を積み善果を重ねるあり方は多分にカルマヨガ的でもあります。

生活の中にあって自他の境界なく、共に高みに向かうあり方は、人間関係が希薄となった現代だからこそ、とみに求められるものなのかもしれません。

ともあれ、何も考えずに笑うことが大事なんでしょうね…

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