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2010 7/25 (日曜日)

トマトの甘酢漬け

かおりです。

猛暑が続いていますが、みなさん体調はいかがですか?

暑い日にはついつい水分を多く取りがちですが、飲んでも飲んでも

のどがかわいておなかはポチャポチャ…a

そんな時はトマトやきゅうりを食べると良いそうです。

不思議と渇きがいやされますよ。

さっぱりとした酢の物も、暑さでボーっとした心身をシャキっと

させてくれますa

大沢先生の畑でとれたミニトマトをいただいたので、

トマトの甘酢漬けをつくることに。

ヘタの周りを包丁のかどでクルッときずをつけ、沸騰したお湯に

さっと通します。

(今回はヘタをとりましたが、つけたままでも彩りがよくてオススメ)

皮をむき、甘酢に半日~1日漬ければ完成です。

昨日の夕食のお漬物として、なすのぬか漬けとともにお出ししました。

とまと甘酢.JPG

夏の食材やお酢は、体を冷やす作用があります。

冷たい飲み物やアイスばかりではなく、こういったものを上手にとりいれ

暑い夏を乗りきりましょう!??

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2010 7/21 (水曜日)

断食がもたらす「やすらぎ」

こんにちは、こはりです。

カロリー計算に基づいた食事に変えて痩せたという人がいます。

なにかアカデミックな栄養学理論に則った、いかにも論理的な方法のように一見思われます。

実際のところどうなのでしょうか。

栄養失調のためにやせている、つまり病的なやせかたをしているのではないでしょうか。

表面的にはスリムになっても、内実は病気へと近づきつつあると言ってもいいかもしれません。

断食をしに来られる方の中にも減量目的の方がいます。
しかし、断食によってなされる減量は副次的なものに過ぎず、永続性のないことを知っていただきたいと思います。

余分な脂肪が燃焼されることもあるでしょう。
むくみの原因になっていた過剰な水分が抜けてすっきりすることもあるでしょう。

いずれも言い方は悪いですが、干からびただけです。
食べなかったことによる一時的な現象に過ぎないのです。

では断食はまったく意味がないのかと言えば、決してそうではありません。

健康的な適正体重にすることも大切な眼目としてあります。

しかし、まず第一義にあるのは、内臓を生き返らせることです。

適度な休息を与え、疲労を除き、潜在的な力を引き出すのです。

生命力を強化すると言ってもいいでしょう。

おのずと消化、吸収力が高まります。

食べたものの栄養をくまなく血と肉に変えることがてきるようになります。

ということは、ダイエットとは真逆の方向に進みかねないことを想像できるはずです。

実際、回復食を失敗したり、断食後、放埓な食生活を続ければまたたくまに肥満、病気に突き進むことでしょう。

断食は諸刃の剣、しかもその威力は予想以上に強大なものです。
それだけに食生活の改善を強烈に喚起するものだとも言えます。

肥満はカロリーの過剰によって起こるというのは間違いではないでしょう。

しかし同時に、代謝つまり血や肉に変えたり、老廃物を排泄したりする働きに、微量栄養素、ビタミンやミネラルが関わっていることを見落としてはならないと思います。

エネルギー消費、つまり運動というファクターも忘れてはいけません。

いずれにしろ、カロリー信仰に基づいて食べる量を減らすだけの安易なダイエットでは、体に必須の栄養の失調を招き、たとえ減量に成功したとしても、寿命を縮めるようなとりかえしのつかないことが体内で起こっているかもしれないのです。

断食によって内臓の力が高まったということは、それがゴールではなくスタートラインに立ったということです。

断食によって万病を治したいという願望があっていいとは思いますが、それが依存心となって断食それ自体を妄信し、やみくもにすがるようでは、本来の目的をかなえることはできないでしょう。

悪癖を慰める単なる免罪符の発行に過ぎず、また同じ過ちを繰り返すだけです。
今よりもっと健康で幸福な人生を歩みたいと思ったら、断食によってスタートラインに立ったのだと自覚することが必要でしょう。

マイナスからゼロに引き上げられたということもできると思います。

そうであるならば、ゼロからプラスへと飛躍する志と方法をもたなければならないでしょう。

やすらぎの里では今までも、これからも、本質的にして持続可能なあり方とやり方を提供して参りたいと思っています。

それはいたずらに断食を苦行とせず、食の可能性と楽しみを啓発する積極的な営みでもあるのです。

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2010 7/19 (月曜日)

飽食の時代の栄養失調

こんにちは、こはりです。

ここまで文明が発達しモノが豊かになった時代、食生活もバリエーション豊富に、さまざまな栄養を過不足なく摂れるのだろうと思っています。

しかし、その内実は1977年にアメリカ上院栄養問題特別委員会が大々的に実態調査した「マクガバンレポート」によって白日の下にさらされました。

『ビタミン、ミネラルの不足が目立つ。特にカルシウム、鉄、ビタミンA、B1、B6、C、Eの不足がひどい。これは典型的な若死に至るデータである。これらの栄養素の不足は、調査対象者の生活水準とまったく無関係である』

他国の問題だと無関心ではいられないでしょう。

日本人が伝統食から離れて久しいのですから。

過度な砂糖食、肉食、精製された穀物食、そして野菜、海藻不足。

これは言うならば「栄養過多栄養素不足」
飽食の時代に栄養失調が横行しているというパラドックスです。

戦後の欧米、カロリー信仰によって、炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素ばかり注目され、カロリー一辺倒になってしまったため、ビタミンやミネラルのことが置き去りになってしまった経緯があります。

戦後、西洋食文化の席巻も著しいものがありました。
これは近年、世界的に見ても稀なことといいます。
日本で人類史上経験したことのない大異変が起きていると言っても過言ではないでしょう。

日本の気候風土、日本人の体質や食性を無視したそのツケを、生活習慣病や慢性病といったもので払わされているのであれば、即座に見直したいものです。

またストレスフルで不定愁訴に悩まされる現代人にこそ、伝統食回帰つまりビタミンやミネラルなどの微量栄養素が必要ではないでしょうか。

増加する肥満も代謝がスムーズに行われないために起こっているともいえます。

代謝に関わる微量栄養素の摂取をすれば、不完全燃焼で燃え残った不要物が完全燃焼して排出されてくるでしょう。

それでは玄米や野菜を多く摂取すればいいのかといえば、それほど単純ではありません。

まず一つに現代の野菜に力がなくなったということがいえると思います。

農薬、化学合成肥料の乱用で、生命力の衰退した野菜は、実際に栄養素を調べてみても昭和26年と比較して半減しているのです。

また現代人の消化吸収力の衰えも見過ごせません。

交通機関が整備され、頭脳労働が主体となった今、積極的に運動を生活に取り入れていかなければ、必然的に運動不足に陥ります。

この運動不足に過食が加わったとき、あきらかに内臓の働き、消化吸収の力が鈍ってきます。

それは野生の動物がえさにありつくために駆け回り放浪し、ようやく摂取できるのとでは、受け入れ態勢の積極性が違います。

一日三食に間食もくまなく取り入れていたのでは、完全な空腹感はなく、ただ惰性に押し込むだけです。

これではますます内臓疲労は慢性化し、消化吸収力を欠いていきます。

乾いたスポンジほど水を吸う勢いが強いものです。

同様に完全な空腹感をつくることが消化吸収力を高める方法でしょう。

周囲に食べ物があふれ、24時間いつでも手を伸ばせます。

現代日本に生きる我々は、そうした文明の恩恵を多分に受けています。

それを復古主義的に「不自然」として放棄するのは、いささか現実的ではありません。

折り合いをつけながら生きていくことが求められているのではないでしょうか。

食生活に関しても、人間の野生としての食に帰るというよりも、伝統食の英知を学び、人間としての適応力を高めた、より洗練されたあり方があっていいと思います。

なるべく自然農法でできた野菜を選び、精白されていない穀物を主食としたいものです。

調味料も伝統製法に則った酵母や酵素などが生きた食品を摂取し、場合によっては自然の形でバランスよくビタミン、ミネラルが含まれた栄養補助食品を取り入れてみることも現実的でしょう。

なにより、おなかをすかせてから食べる食事は、心底おいしいものです。

「食べられるだけで幸せ」の感謝を忘れずに

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2010 7/10 (土曜日)

やまももムース

かおりです

やすらぎの里本館から高原館の調理スタッフに移動になり1ヶ月がたちました。

今日が高原館初ブログです。

よろしくお願いします

ジメジメした日が続きましたが、今日はひさしぶりの青空が見られました

梅雨明けはもうすぐかな?

大沢先生のブログにも登場したやまもも。

一年に一度のこの時期にしか食べられないのがこのムースです。

やまももムース.JPG

やまももの実は小さくて、一粒一粒に種があります。

それを根気よく、調理スタッフが手作業で実と種を分けます。

手間と愛情??のこめられた、やまもも100%の果肉とジュースを

ありがたくお菓子作りに使わせていただきます。

一年に一度の旬のお野菜や果物を扱っていると、去年、おととしの

その時期のことを思い出します。

去年と今年の私を比較して、「少しは成長できたかな~?」と

やまももムースを作りながら思うのでした?

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2010 7/2 (金曜日)

伝統の真価

こんにちは、こはりです。

日本は世界に誇る長寿国です。

すなわち現在80歳を超える高齢のお年寄りたちが食べていた食事が、そのまま世界に誇る長寿食になると言えましょう。

食事療法の世界では、現在アメリカで発展した分子整合医学や酵素栄養学が花盛りです。

リビングフード、ローフードなど、熱で変質しやすい酵素を摂取するために、生で食べることが推奨されています。

特に南方系のフルーツ、パパイヤやバナナなどがすすめられています。

しかし、日本のお年寄りたちは、そうしたものを盛んに口にしていたでしょうか。

きっとしていなかったと思います。

輸送手段が整備され、また生産技術の革新により、この日本でも一年中手に入れることができるようになりました、

以前はバナナやメロンは高価で病気になった時くらいしか口にできなかった、という話を聞いたこともあります。

まして四季がある日本において、暑い夏にフルーツをたくさん食べることに抵抗はありませんが、寒い冬にはなかなか手が伸びづらいものでもあります。

それでは過去の日本食では酵素が不足し、長寿食の要素を備えていなかったかといえば、決してそうではなかったでしょう。

舶来のフルーツにこだわらなくても、こたつでみかんという古き良き風習がありました。

何より発酵食品による恩恵をふんだんに受けていたでしょう。

まず日本食の基礎調味料たるしょうゆ、味噌、みりん、酒、酢などが発酵によるものです。

さらに納豆や漬物、冬季の保存食としての発酵食品には枚挙に暇がありません。

生菌とそれから産出される酵素を日本の伝統食はたくさん含んでいました。

日本には日本の変化に富んだ豊かな気候、風土と繊細な感性に培われた食文化があります。

物珍しくリビングフードやローフードと騒ぎ立てなくても、足元を見れば貴重な宝ばかりだということに気がつきます。

地域性や旬を度外視して生野菜や果物を無理して食べなくても、伝統的な日本食の価値を再発見すればいいのではないでしょうか。

また高齢者の方はそうした優れた伝統食とともに、汗水たらした労働がありました。

戦火に見舞われ、モノが豊かでなかった時代、粗食を強いられることもあったでしょう。

全身運動によるエネルギーの完全消費と、少量の食事による完全空腹がありました。

それは内臓の消化、吸収力を高めることでもあったでしょう。

どんなに体に良いといわれるものであっても、内臓に受け入れ態勢が整っていなかったならば、なんの意味もありません。

飽食を極める現代、長寿日本の伝統に見習うべきものは、より総合的なライフスタイルではないでしょうか。

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  • お手軽プラン

    2泊3日 32,340円

  • 基本プラン

    3泊4日 48,510円

料金には、宿泊、食事、面談、マッサージ、カッピング、温泉、講座、ヨガや瞑想などが含まれています。

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