今週、やすらぎの里に、
90歳の女性のリピーターの方が滞在しています。
お話もしっかりしていて、
好奇心旺盛。
足腰も丈夫で、
体操や施術も楽しんでいます。
他のゲストの方からも、
「私も高齢になっても、あんなふうに元気でいたい」
と言われるような方です。
先日、その方と話していて、
「元気に歳を重ねるって、どういうことなんだろう」と、
改めて考えました。
若い人から刺激をもらう
現在、その方は、
高齢者施設で暮らしています。
施設では、どうしても病気や
身体の不調の話が多くなるそうです。
そんな中、
やすらぎの里に来ると、
若い方たちもいて、
いろいろな話をする。
それが、
とてもいい刺激になると言います。
施術を受けたり、
体操をしたりすると、
身体も動きやすくなる。
人と話して、
身体を動かして、
また元気になって帰っていく。
一方で、
ゲストの方たちは、
その方を見て、
「90歳でも、こんなに元気でいられるんだ」
と勇気をもらっています。
若い人から刺激をもらい、
若い人には未来への希望を渡している。
とても素敵な関係だなと思います。
病気がないことだけが、健康ではない
実は、その方は、
現在、病気を抱えています。
今のところ体調は悪くなく、
「このまま上手に付き合っていきます」
と話しています。
その言葉が、
とても印象に残りました。
90歳まで元気なのは、
病気にならなかったからではない。
年齢を重ねれば、
身体にもいろいろなことが起こります。
できなくなることもある。
それでも、
自分の身体と付き合いながら、
人に会う。
身体を動かす。
新しいことに興味を持つ。
行きたいところへ出かける。
そんな姿を見ていると、
健康とは、
病気がないことだけではないんだな
と感じます。
元気なリピーターの方に共通していること
やすらぎの里には、
70代、80代になっても、
「食事を整え、減量したい」
と言って来てくれる方が、
けっこういます。
長年、
そんな方たちを見ていると、
いくつか共通していることがあります。
好奇心が旺盛。
よく動く。
そして、お話好き。
それから……
よく食べる(笑)。
食べ過ぎたら、
また、食養生して整える。
疲れたら休む。
調子を崩したら、
また自分の身体と向き合う。
ずっと完璧な生活を
しているわけではありません。
むしろ、
崩れたら、また整える。
それを何度も繰り返しながら、
自分の身体と上手に付き合っている。
それが、
元気に歳を重ねる秘訣なのかもしれません。
長生きした先に、何があるのか
最近、「健康寿命」
という言葉をよく聞きます。
もちろん、
できるだけ長く健康でいられることは大切です。
でも、この方と話していて思いました。
大切なのは、
何歳まで生きるかだけではなく、
その時間を、どんなふうに生きるか。
なのかもしれません。
年齢を重ねても、
会いたい人がいる。
行きたい場所がある。
おいしいものを食べたい。
新しいことを知りたい。
誰かと話したい。
まだやってみたいことがある。
そんな気持ちがあること。
健康は、
それ自体が人生の目的ではなく、
人生を楽しみ続けるための土台
なのだと思います。
人生は、まだまだ面白い
この方は、2019年にやすらぎの里が
NHK「ドキュメント72時間」で
取り上げられたときにも、
たまたま滞在されていました。
番組の最後にも登場したので、
覚えている方もいるかもしれません。
あれから7年。
90歳になった今も、
こうしてやすらぎの里に来てくれています。
人生には、
いろいろなことがあります。
病気になることもある。
大切な人との別れもある。
歳を重ねれば、
できなくなることも増えてくる。
それでも、
人に会って、
身体を動かして、
笑って、
新しい刺激を受けて、
また自分の生活へ戻っていく。
病気があっても、
年齢を重ねても、
人生はまだ面白い。
僕も90歳になったとき、
そんなふうに言える人でいたい。
人生の先輩と話しながら、
そんなことを思いました。
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