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小さないのち

こんにちは、こはりです。

親の子殺しがメディアを賑わしている。
法廷で多弁すぎる親が気になる。
愛する子を失った親というものは、こうも淡々と自分の潔白を語れるものかと。
自分がその状況に置かれてみないことには実際のところ、どのような心境になるかわからないが、2500年以上前から語り継がれている言葉が思い出された。

「子曰巧言令色鮮矣仁」(ことば上手の顔よしでは、ほとんど無いものだよ、人の徳は)

かくいう孔子には周囲を驚かしたエピソードがあった。
一番弟子の願回が死んだ時。

「天、予を喪せり。天、予を喪せり。」(ああ、天はわしを滅ぼした、天はわしを滅ぼした)と身悶えして激しく泣いたという。

「顔淵死す。子これを哭して慟す。従者曰く、「子慟せり」と。曰く、「慟することあるか。夫の人の為に慟するに非ずして、誰が為にかせん」

儒教は親族を中心として同心円状に礼が構築される。
息子が死んだ時でさえ気丈だった孔子が、他人の顔回の死に激しく泣いたことに、ある弟子はとがめた。
「先生、激しく泣いておられます」

孔子はこう答えた。「わたしは慟していたか」

自分の状況もわからないほどだった。

「この人のために慟哭するのでなかったら、誰のために慟哭するのか」

そしてさらに慟哭し続けたという。

理屈じゃなかった。
体裁も関係なかった。
身を震わせ声を出して泣くだけだった。

「慟哭」という言葉はここから派生したともきく。
孔子は現代にまで真実を教え続けている。

論語を愛した指圧師がいた。我が師増永静人だ。

「自分の生命を大切にすること、そのことが相手の生命を尊重し、自分のまわりの生命をすべて大切に扱うことに連なっていくという実感を味わってほしいのです。これはいくら言葉で知って頭で理解していても、“もの”を中心にする生活をしている間に、バラバラに離れた存在になって、自分しか見えない幻想のとりこになってしまいます。今までの健康法は、そうした個人だけの長生きだけを目的としたため誤ってきたのです。」

時代を超え、現代に突き刺さる箴言。

ふれあいの本質、その手は子を慰めるために…

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