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2010 9/6 (月曜日)

日々の養生法 その2

こんにちは、こはりです。

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昭和の匂いがプーンと漂ってきます。

「中山式快癒器」

おじいちゃんの家の隅に置いてあったような。

古き良き指圧代用健康器具です。

電源がいらないので、今のご時世にぴったりの省エネ、エコロジーです。

さっそく背中にあてがってみる。

これがまた「効くぅ~」って感じでツボにはまってきます。

科学技術が進歩する現代に、こんな時代遅れなもの…と思われるかもしれません。

しかしこの中山式、イノベーションを忘れません。

知らぬ間に進化を遂げていて、高さ調節が可能となり当たりの強弱を設定できるようになりました。

かゆいところに手が届くとはこのことでしょう。

しばらく背中に当てていて気がつきました。

これは「日本のリストラティブヨガ」ではないかと。

重力に逆らわず、身体の重みにゆだねてリラックスする先進のヨガです。

ストレスフルで交感神経優位な、つまり神経過敏でこわばりやコリを伴う現代人にとっては必要な方法論です。

なにかと気張り、踏ん張り、歯を食いしばって頑張ることが強いられる現代には、重さに身をゆだねて全身の緊張を解いていくことが大切になります。

またデスクワーク主体の就労環境では、前屈のゆがみが生じやすくなります。

前のめり、猫背になってくるということです。

頭が前にせり出してくると、それを支える首に緊張が伴ってきます。

脊髄神経や頚動脈の通路となる首を圧迫した場合、全身的な不調を惹起しかねません。

そんなとき中山式を背中にかませることで突起が脊柱を挟むように当てられるため胸が広がり反り返るような後屈の運動となります。

つまりヨガで言うところの「逆刺激」ゆがみを解消するための方法の一つです。

胸が広がれば呼吸が深まり精神も安定してきます。

この「呼吸が変わること」が健康法の真贋を見極めるポイントになると僕は思っています。

呼吸は自律神経ひいては精神に作用するからです。

からだを単なる筋骨格としてみれば、それはモノの修理に終始してしまいます。

呼吸に焦点を合わせることで、生活習慣や生き方を変えることすらできると思うのです。

また健康法をつぶさに観察すれば、その中に虚実が認められます。

つまりからだをほぐし、ゆるめ、冷ましていくもの、一方で引き締め、鍛え、温めていくもの、という性質の違いです。

インド発祥の純粋なヨガは、くにゃくにゃと柔らかいのが特徴で熱帯の気候風土に照らして放熱に適したものです。

一方、四季という寒暖の差のある日本においては、冬であれば寒さに負けじと筋肉を引き締め身を守っているところもあるわけです。

それは必要あって引き締まってるのであって、その自然の摂理に反してそれをゆるめてしまってはかえって害があるかもしれません。

また古来より腰、ハラつまり丹田を中心として形成されてきた東洋的な身体感覚があります。

日本には日本の気候風土に即したヨガが求められるのではないでしょうか。

禅や陰陽論、密教などを融合した国産の沖ヨガでは強化法という形でただくにゃくにゃと柔らかいのではない、丹田を中心とした安定感のある身体に作り上げていきます。

ヨガをして腰を痛める人が多いのも、そうした気候風土や身体感覚といったマクロな視点が欠落していることに原因があるかもしれません。

エクササイズ的なヨガでは往々にして柔らかさを是とする風潮があります。

とにかく、くにゃくにゃと柔らかい。

しかし、姿勢を支えるだけの筋肉や支え、強靭さや粘りのようなものを欠いている場合が多いのです。

ただ柔らかいだけの弾力を失った筋肉では早晩、椎骨のゆがみを生じ、痛みが発生するでしょう。

一本スジを通すためには、心と体を包括するホリスティックな観点が不可欠です。

腰を据えて、腹を決めて、など身体に直結する胆力や胆識を示唆する言葉はいずれも多分に精神的です。

健やかな心身を維持し幸せな人生を送るためにも、一日の終わり、自分の身体の声に耳を傾ける時間をつくることは大事なことではないでしょうか。

座布団でも枕でも良いと思います。

背中にかませてじっと重さにゆだねてみる。

激しい動きを伴わないだけに、自分のからだや呼吸にフォーカスしていくことができます。

あらためて「生命の発見」があります。

すなわち養生の極意ではないでしょうか。

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2010 9/3 (金曜日)

まだまだ夏!!

こんにちは。 YUNAです。

もう九月ですね。ですが、伊豆高原はまだまだ夏?

9月になってもまだまだ海水浴ができるので
つい最近も行って来ました。

富戸の海でシュノーケリング?

海水が澄んでいて綺麗なかわいいお魚達に出会えました。

あとは、、、、なんとうつぼを発見してしまいました。
怖い顔でビックリ?a

なごんだりビックリしたり、、、なんだか楽しかったです!!

あと何回海、泳げるのかな?

まだまだ楽しみます!!

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2010 8/31 (火曜日)

「変わること」と「治ること」の違い

こんにちは、こはりです。

『体が本当に治った場合には、心も正しく変わり、生活も正しく変わるはずである。これが本当の治し方であり、治り方である。そうしてその方法は、因をのぞく事、すなわち業を改造することである。』

とヨギ沖正弘は自身の治療家としての経験、また癌を患った体験からこのように悟ったという。

ブッダが悟ったことの一つに「因縁生起」があった。

あらゆるものは「因」という直接の原因と「縁」という間接的な条件がお互いに関係し合って生じたり滅したりする。
また、因が縁となることもありうるし、縁が他の因となることもあるということである。

つまり、今「病気」という結果をつくる原因となる「因縁」というものは、複雑に絡み合い一つに特定することなど到底できないと解することができる。

実際、医学が進歩しても慢性病を一向に治せず、また生活習慣病が増加していることが何よりの証左ではないか。

しかし、医療界では原因の特定に躍起となり、それですべてが解決されるように思っている節がある。

仮にも悟りを得た者でしか知りえないとされる因果の全容を、凡庸な庶民が把握するのは難しいのではないか。

ただでさえ、自分のことを客観視できず、日々反省の毎日を送っているというのに。

「いや、実際にある治療法で治った」と言う人がいるかもしれない。

しかし、謙虚に生命に向き合い、病気の真意を見定めると、病気や症状に対して、特定の原因を導き出し、それにある特定の方法を用いてアプローチしていくことの限界と危険性に気づく。

短絡的に決め付けることの危うさだ。

『心身に現れた異常現象は身についている不自然を自然にかえそうとする働きの現れであり、その不自然因は無意識の働きになっており、しかもこの不自然を解消する働き自身もまた無意識の働きの中にあるのである。慢性病は無意識内の凝固エネルギーの心身的表現、すなわちエネルギー消耗の方向が異常化していることであるから、そのエネルギー消耗方向をかえると症状もまたかわるのである。どんな刺激でもエネルギーの消耗方向をかえることになるから症状もまたかわるのである。であるから症状をかえるだけならどんな刺激でもよいわけである。』(沖正弘)

「変わること」と、「本当に治る」ことの違い。

症状が変わるので一見治ったかのように見える。

症状が見えなくなった、それは奥の方に隠れてくすぶっているのかもしれない。

治ったと早合点して、また同じような放埓な生活に戻し、かえってそれまでよりも病状を悪化させて命を縮めてしまうこともあるかもしれない。

本当に治したいと思ったら、ある一つの治療法に特定、依存せず、あらゆる角度から総合的にアプローチしていく必要があるだろう。

代替医療の泰斗アンドルーワイルは『最高の医療とは最小の侵襲で最大のプラシーボ効果をもたらすものである』と述べている。

表現の違いこそあれ、同じ事なのだと思う。

心も正しく変わり、生活も正しく変わる必要である。

沖先生もこう述べている
『治病にとって一番大切なことは、心を誤解による恐怖観念から解放すなわち離して、生活のあり方を改善し、身体の状態や心構えを全体的、且つ総合的に調整することによって、病気の自然的経過に協力することである。』

手技であれ、物理療法であれ、食養であれ、精神療法であれ、「治す」と思っている人間と「治った」と思っている人間との間で商売が成り立っているわけで、それにとやかく口をはさむのは無粋なのかもしれないが、本当に治る可能性、つまり自立心、主体性を奪っているのであれば安易に見過ごすこともできないだろう。

これは価値観や人生観に関わることかもしれない。

「なぜ生まれ、いかに生きるのか」ということだ。

この人生を自らの進化と向上のためと位置づけるのか、なんとか間に合わせて生きながらえればいいと考えるのか。

本当の「やすらぎ」を求めたとき、どうしてもこの問題を避けては通れなかった。

僕は少なくとも前者の生き方を選びたいと思っている。

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2010 8/23 (月曜日)

生を活かすということ

こんにちは、こはりです。

人間が知能を発達させ高度な文明を築いたというのは事実です。

エネルギーを頭脳に集中させることにより成し遂げたと言えると思います。

一方で犬馬などの動物は高度な文明を築くことなく思考すらしていないのかもしれません。
もっとも動物になってみなければわからないことですが。

人間と動物の違いはなんであるか。

エネルギーの利用方法が違うのではないでしょうか。

動物は生きるために必死です。

食べるために野山を駆け回り、空腹を耐え忍び食物を探し回わらねばなりません。

一方で人間は身の周りにあふれた食物をなんの苦労もなく手に入れることができます。

特に農耕が始まり備蓄が進むことによって顕著になりました。

現在で言うところの生活習慣病の始まりでもありました。

しかも、調理技術の進歩に伴い高度に加工された食品は、難消化の食材でさえ、肉体に負荷なく消化を容易にしました。

ますますエネルギーの温存が進みます。

狩猟採集に代わるものが労働であるという見方もできると思います。

しかし、現代の労働形態は科学技術の進展に伴い、全身運動を基本とする肉体労働からデスクワークを主体とした頭脳労働にとってかわりました。

エネルギーの頭脳遍在がさらに加速してくるわけです。

身体感覚をおきざりにした意識主導の思考が、現代人を特徴付ける、不眠、うつ、自殺願望を裏付けるのではないでしょうか。

過食、運動不足によるエネルギー過剰、その行き場を失ったエネルギーは、堂々巡りの悲観的な思考に結び付いていくのです。

エネルギーの一極集中がある面では物質生活を豊かにし、一方では精神生活を崩壊に導いているというジレンマ。

人類の功罪そのものでしょう。

高度経済成長を経て、物質的な豊かさは極まった感があります。

精神性への回帰は当然の帰結のように思います。

モノとしての肉体に価値を見い出すのではなく、エネルギーとしての身体に目を向け、その英知に学ぶ。

それがまさに現今流行するヨガブームの根底にあるのではないでしょうか。

そうした中でも、いわゆる現代人的なセンスでヨガのアーサナを解剖学的に切り刻んでいく潮流もありますが、それは進歩的なようで、ポーズ至上主義に由来しヨガの本質に背いた、身体を物質に収斂していくあり方です。

つぶさに観察すれば身体とは生命そのものです。

呼吸し脈をうち、意に反して病んだりします。

まったく人知を超えた自然そのものです。

その生命の声に真摯に耳を傾けていきます。

自然性の回復を臨む声が聞こえてはこないでしょうか。

意味のないことなど起こらないのだろうと思います。

否、すべてを因果のうちに肯定的に受け止め、活用することこそ、生命を尊重する姿勢であって、拝む心すなわち本当の信仰というものではないでしょうか。

他に依存し、原因を自分の外に見い出すあり方があります。

当然、薬物、外科手術が必要となってくるでしょう。

しかし、自らの内に生命の息吹を発見しないかぎり、根本的な病の治癒、ひいては永続的な心のやすらぎは訪れないと考えるのです。

酒を浴びるように飲むことを続けながら、霊験あらたかなご利益のある水を飲んだだけで肝臓が良くなるでしょうか。

あまりにも当たり前の理屈が、理解されない。
これを“病気”と言うのでしょう。

たとえ肉体が病んでも気だけは病ませない気概が必要ではないでしょうか。

大病してなお、安定した精神状態でいられることが肝心だということです。

いつでも心静かにいられるために、今からでも死生観を培っておくべきでしょう。

少食多動、時に断食をして、その生命をありありと感じてみる。

かけがえのない自らの生命に出会い、ギュッと抱きしめてあげたくなるに違いありません。

モノが豊かになって見えなくなったものがあります。

今こそ原点に立ち帰って、老いること、病むこと、死することを直視することで、生を輝かせていきたいものです。

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2010 8/22 (日曜日)

朝焼けの海

おはようございます。 YUNA です。

昨日の朝はほんのちょっとドライブして、赤沢海岸に行ってきました。

朝5時でまだ早いからって思ってたのですが。。。

なんと堤防のところに10人ぐらいの釣り人が?a

すごい早起き!!

朝食はきっと釣りたてのお魚さんなんだろうなって
勝手に想像して。。。。おなかすいてきて帰宅しました。Ф

朝焼けに染まる海が素敵できらきら光ってました
とっても気持ちよかったです。

ちょっと朝は涼しくなってすごしやすくなりました。

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  • お手軽プラン

    2泊3日 32,340円

  • 基本プラン

    3泊4日 48,510円

料金には、宿泊、食事、面談、マッサージ、カッピング、温泉、講座、ヨガや瞑想などが含まれています。

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