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『 やすらぎ通信 』 第562号 2015.9.8
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は、朝から雨。
一週間プランの方は、
今朝が断食3日目なので、
静かなやすらぎの里です。
今週も普段、
すごく忙しい人が多いので、
しっかり休めと、
お天道様が言ってるのでしょう。
こんな日は温泉に入って、
ゴロゴロしながら、
本を読みふけっているのが最高ですね。
真っ赤な彼岸花が咲き出した伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。
【目次】━━━━━
【1】上虚下実
【2】移転のお知らせ
「3月13日以降にご予約希望の方へ」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】上虚下実
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このコーナーは、
やすらぎの里のブレーン、
高原館の治療主任の小針先生が、
読者のみなさんに熱く語っていきます。
僕(大沢)も分からないことがあったら、
何でも彼に聞いています。
歩く健康辞典、ヨガする哲学者、
静かに燃えてる草食男子・・・。
今回のテーマは「生命力とともに」
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高原館の小針です。
今週もよろしくお願いします。
多くの女性のお話を伺う中で、
共通するものとして、
冷えやむくみ、便秘があげられます。
一概には言えませんが、
そのめぐりの悪さは運動不足による、
筋力低下に起因するところもあると考えました。
もちろん精神的なストレスも看過できません。
それを踏まえても、
しなやかな心身を練り上げていくことは、
無駄ではないと思うのです。
古来、東洋思想においては、
「体が変われば心が変わる」と考えられてきました。
そして、特に、丹田の充実が、
心身に影響することを見抜いていたように思います。
現代人はもっぱらデスクワーク中心であり、
長時間固定的な姿勢で拘束されています。
その上、公共交通機関の発達で、
ほとんど歩かなくなりました。
さらに家電の普及によって、
家でも全身を伴う運動を行うことも少なくなりました。
「動物」はその字のごとく、
動くものです。
瞬発的な運動、
もしくは長距離の移動の末に、
食べ物にありついてきました。
ところが、現代人、
特に日本人を含めた先進国の人間は、
動物としての基本である、
動いてから食べるということすら、
ままならなくなりました。
入ってくるエネルギーよりも、
出ていくエネルギーが少なければ、
当然余剰が発生するので、
在庫として抱えるようになります。
考えてみれば、
ごくシンプルなことなのです。
その余剰エネルギーの使われ方が、
人によって、体重増加に利用されたり、
過剰な欲求になったり、
病気になったり、
悩みや怒りになったりするわけです。
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やみくもな食事制限は代謝を落とし、
ますます痩せづらい体に変えていきます。
同様に、運動もイヤイヤやったのでは、
ストレス以外の何物でもありません。
自分の好きなものを手始めに行い、
興に乗ってきたら、
多少筋肉に負荷のかかるようなものを
取り入れてみてはいかがでしょうか。
運動の基本としては、
ウォーキングがすすめられます。
さほど技術がいらない上に、
今すぐにでもできるものだからです。
とはいえ、夜遅く仕事を終えてから、
ある程度の時間をかけて歩くというのは、
なかなか骨の折れることではないでしょうか。
通勤でうまく歩ける人はいいのですが、
そうでない人はウォーキングは、
週末などにまとまってするとして、
普段は自宅でできる簡単で、
短時間でも効果的なものがいいでしょう。
おすすめは「スクワット」です。
キングオブエクササイズと呼ばれ、
臀部や大腿部を中心とした、
体の中でももっとも大きな筋肉を効果的に鍛えられ、
なおかつ、姿勢の維持のための
腹筋や背筋を鍛えられることから、
最も基本にして、最も重要なトレーニングなのです。
筋トレといっても、べらぼうな筋肥大を求め、
ボディビルダーを目指すのではありませんので、
死に物狂いで行う必要はありません。
必要な筋肉がつくことで、
産熱器官として体温を維持し、
血流が潤沢となって、
基礎代謝を向上させることができます。
冷えやむくみの改善を期待できます。
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東洋医学的にみても、
下肢と内臓は直結していると考えますので、
内臓機能を向上させ、便秘を始めとした内科系、
婦人科系疾患の予防改善にもつながるでしょう。
また、下半身の充実は、
気の観点からも「上虚下実」
「頭寒足熱」を体現することにもなり、
心身の安定感を醸成することでしょう。
ストレッチやヨガなどの柔軟性を高める運動も
同じくらい大切と考えますが、
行い方に偏りがあると、
往々にして柔軟性の追求に傾く嫌いがあり、
ふにゃふにゃと柔らかいだけで姿勢維持が、
心もとないバランスに欠けた体を作りかねない面があります。
陰と陽の調和を目指す東洋思想にならえば、
柔軟性と強靭性を兼ね備えた
心身を練り上げることが必要でしょう。
もっといえば、
特定の運動法がいらなくなるような生活様式。
つまり普段の生活においても、
調身・調息・調心(三密)
良い姿勢、効率的な体の使い方、
動き・深い呼吸・意識の集中を実践することで、
必要な筋肉が鍛えられる、あり方が理想的です。
「養生は薬によらず尋常の身持心のうちにこそあれ」
この言葉を胸に、
とにかく、今から実践です。
■ 本館・移転のお知らせ
https://y-sato.com/kougenkan/infomation-moving.html
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【2】 移転のお知らせ
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「3月13日以降にご予約希望の方へ」
2016年3月13日(日)以降で、
やすらぎの里・本館をご予約の方は、
伊豆高原の桜並木の施設での
滞在となりますのでご了承ください。
現在の浮山温泉郷の施設とは、
下記の点が違ってきますので、
ご確認の上、ご予約をお願いいたします。
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「施設面での違い」
●現在の浮山の施設
・和風の旅館
・屋上の展望露天風呂、サウナ
・食堂(床に座る和風のお座敷)
・相部屋が多い
・中庭のテラス
・駅から2.6km
・近くにDHCの施設
●移転先の桜並木の施設
・南仏風の洋館
・岩盤浴
・食堂(イスとテーブル)
・個室が多い
・海が見える展望テラス
・駅から1.7km
・DHCの施設は駅から送迎バスを利用
・公共バス停まで歩3分
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「プランと料金」
滞在プランは、現在の施設と同じ内容になりますが、
料金が一部変更となるお部屋があるので、
下記のページをご覧ください。
■ 3月13日以降にご予約希望の方へ
https://y-sato.com/kougenkan/yoyakukibou.html
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。
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初めての断食は、辛いこともなく、
日々体重が減っていくのと、
スムージーを味わうのが楽しみで、
過ごすことができました。
変化といえば、
少しずつ、丁寧に味わって、
食べるようになったこと。
今まで大口で食べるのが、
快感でした・・・。
大沢先生、井原先生はじめ、
スタッフのみなさんから、
自分を大切にしていただいた
と感じることが出来て幸せでした。
これぞホスピタリティの極み。
心からの感謝を。
50代 女性
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大沢先生のお話、井原先生の治療、
スタッフのみなさんの優しさ、
愛情たっぷりのご飯、
ひとつひとつに感動して、
ゆったりと一週間を過ごせました。
井原先生の治療で、呼吸が深くなり、
体がとても楽になりました。
また、母と娘で、
新館にもお伺いしたいと思います。
ありがとうございました。
50代 女性
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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来年の3月にオープン予定の
桜並木の物件の工事がスタートしました。
この物件、5年くらい使われていなかったので、
木や草がうっそうと茂っていて、
最初は、ちょっと廃墟的な感じでした。
造園屋さんが入って、伸びすぎた木を切って、
周りをすっきりきれいにしてくれたら、
一気に明るく開放的な感じになった。
光が差して、風が通って、
気が巡ってきた感じがする。
さあ、これからこの建物に、
やすらぎの里の魂を入れていくよ。
d(⌒ー⌒)
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary
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