『 やすらぎ通信 』 第653号 2017.9.12
~ 断食の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は朝から、
雨が降ったりやんだりの不安定な天気。
セミの鳴き声が聞こえなくなり、
虫の声が響いています。
昨日の朝、みんなで里山散歩に行ったら、
稲が黄金色に色づき、彼岸花が咲いて、
すっかり秋の風情になっていました。
真っ赤な彼岸花が咲いている伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】秋の養生法
【2】やすらぎのレシピ
「蓮根のきんぴら」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】秋の養生法
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東洋医学の古典「素問」には、
それぞれの季節の養生法が書いてあります。
その中で秋の養生法は、
次のように書かれています。
原文は漢語なので、
小曽戸丈夫先生の新訳を載せますね。
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「秋の三か月を、容平(ようへい)という。
それはものの形が定まる季節である。
この期間は、
天地の気が引き締まって澄んでくるように、
すべてのものが収斂してくる。
この時にあっては、
早く寝て早く起きることが、
ちょうど鶏の寝起きのようであるべきだ。
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志を安らかにして、
あれもしなければならなかった、
これもしなければならなかったと、
心の中に欲望を押し込めるようなことはせず、
遂げ得なかった志を悔やむことなく、
心をゆったりとさせる。
精神を落ち着かせて
秋の天地の粛殺の気が身体を損なうことのないようにし、
志を遂げようとしてやたらと動き回り、
冷えを受けて肺の臓を
冷やすことが無いようにしなければならない。
そのようにできれば、
それが秋における収斂を特徴とする
天地の気に相応じる所以であって、
これこそ、秋時の養生法というものだ。
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もしこの養生法に従わず、
むやみに精神を動揺させたり、
あるいは秋の冷えに当たりながら過労したりすると、
秋に盛んに活動している肺の臓が傷害されて病となる。
たとえすぐに発病しなくても、冬が来ると、
これが因となって下痢を起こす病となる。
それは、秋に受けた傷害が元になって、
冬の蟄蔵(ちゅうぞう)の気力が減少する結果、
病が表面にでてくることになるのだ。」
(素問 新訳 小曽戸丈夫)
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これをザクッとまとめると、
「秋は志を安らかにし、
心をゆったりさせ、
早寝早起きをして、
体を冷やさないようにすること」
秋は、夏の陽から、冬の陰に、
エネルギーが切り替わる時期。
だから、外に広がる活動よりも、
内を充実させる活動に切り替え、
エネルギーを充電しなさいということです。
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夏の疲れを引きずっている方、
エネルギーが枯渇している方、
やすらぎの里で充電してみませんか。
養生館の養生断食プランと、
本館の体験プランだったら、
多少空きがあるので、
思い立ってすぐに参加できます。
■ 養生館の養生断食プラン
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【2】やすらぎのレシピ
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東洋医学では、秋は、
肺の季節と言われています。
そして、肺を養う食べ物が「蓮根」
そこで今回は、蓮根を使った、
簡単な「蓮根のきんぴら」を紹介します。
~ 材 料(5人分)~
・レンコン 300g
・塩 ひとつまみ×2
・日本酒 適量
・薄口しょうゆ 適量
・濃口しょうゆ 少々
・七味 少々
・白すりゴマ 適量
・油 少々
・酢(酢水用) 少々
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~ 作り方 ~
1.レンコンは薄めの半月切りにして、
酢水につけておき、炒める前にざっと水洗いし、
ザルにあげて水切りをする。
2.熱したフライパンに多めの油をひき、
1のレンコンを入れ、
塩をひとつまみ加えて炒める。
※変色防止のため、油は多めに入れてください。
3.レンコン全体に油がまわったら、
日本酒をひとまわし入れ、
蓋をして弱火で5分間蒸し焼きにする。
4.歯ごたえが残る程度になったら、
塩ひとつまみ・薄口しょうゆを入れ、
水分を飛ばすように炒める。
5.香り付けに濃口しょうゆを入れ、
最後に七味とすりゴマを加えて、
混ぜ合わせたら、出来上がり!
■ 養生断食とは
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【3】寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は8月30日から4泊5日
養生館に滞在したゲストのみなさんの声です。
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今回は史上最多
7名のリピータをお迎えしました。
1年ぶりでも、
すぐに打ち解けられるのが不思議です。
4泊5日間の体験は
絆を深めるのでしょう。
2度目でも、
また違った気づきがあるようです。
変わるプログラムもあれば
変わらないプログラムもあります。
新奇なものに刺激を、
ルーティンに深まりを。
養生館は変わらずに
大切なことを伝え続けていきます。
小針
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「自分を認める」20代女性
母に誘われたのと、4泊5日であること、
まったく食べない断食ではなく、
少し食べられることに
「やれるかな」と思い選びました。
組まれているプログラムと
自由時間のバランス。
なによりもお食事が
全部全部おいしかったです!
自分が日頃から欲求に
まかせて生活していたことや、
忙しいを理由に、自分と向き合う時間や
見直す時間をなくしていたなと感じました。
ダイエットするとなると我慢する、
努力しなきゃいけないと思いがちでしたが、
小針先生の講座を通して、
その一点張りでなくてよい、
認めることも大切ということを、
学ばせていただきました。
また日常生活に戻った時、
前と同じようにならないように、
自分のことを少しずつ
認めていきたいと思いました。
貴重な体験ありがとうございました。
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「再認識した」50代女性
代謝の悪さや不眠がここ数年の課題でした。
良質の食事、睡眠などの
QOLをあげることに専心してきましたが、
悪い方にシフトしているため再度、
生活や自分のあり方の、
リセットができてよかったです。
心の状態と身は相関していることも
十分承知していましたが、
改めて自己肯定感を高める
身体の状態の重要さを再認識しました。
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「今までにない体験」20代女性
初めての参加で今までにない体験ができました。
それぞれのプログラムも充実!
小針先生の面白い話!
本当に楽しかったです。
今回参加したことで自分を見直す機会ができ、
ゆっくり過ごすことや、
呼吸の大切さを実感しました。
また来ます!
まずは一つ自分で何かを続けます。
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「おもしろいですね」30代女性
2回目でしたが、
響くところが違いました。
おもしろいですね。
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「新しい発見も」30代女性
2度目でしたが違ったプログラムもあり、
新しく発見もありました。
欲張らず自分の気に入ったものを、
長く生活に取り入れられたらと思います。
また復習をしに来たいと思います。
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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今日はかみさんの51歳の誕生日。
昨日は近所のイタリアンで、
二人で、ささやかなお祝いをしました。
11年前に、病気で倒れた時は、
子供達が20歳になるまでは生きていたいと、
毎日を過ごしてきました。
2人とも20歳を超えてからは、
孫の顔を見るまでは・・・。
そしてこの頃は、
あたなより先には死にたくない、
と言っております。
( ̄▽ ̄)
大沢
その頃のことを「やすらぎへの道」に、
まとめ直してみました。
「病からの学び」
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