(オリーブの新芽、産毛がとても可愛いです♪)
こんにちは、高原館のくさむらです。
「支配されちゃう人たち」著者:大島信頼
(この本に書いてあるメソッドは、とってもユニークですが、
不安が大きな方、悩みが多い方へ、少しでも参考になれば、
と思い、少しずつ内容について書いていこうと思います)
緊張している人の近くにいると自分も緊張してきてしまう。
この現象は、脳のものまね細胞、ミラーニューロンの仕業、
と本には書いてあります。
ミラーニューロンが適切に働いていれば、この細胞は、
自分が出来ないことを、人の物真似をすることで出来るようになる、
という重要な役割をします。
子供がだんだん喋れるようになるのも、
ミラーニューロンのおかげかもしれません。
でも、このミラーニューロンが過度に働いてしまうと?
その人の感情までもそっくり物真似出来てしまったりします。
悲しい人が近くにいれば悲しくなり、寂しい人が近くにいると寂しくなり、
不安な人が近くにいると不安になる。
そうなってくると、いつも人の感覚や感情に振り回され、
とても疲れてしまいます。
ミラーニューロンが活発に働いている人は、
つまり、観察する能力がとても高いのだろうなと思います。
相手のちょっとした表情、しぐさ、語調から、
相手の感覚や感情が読み取れてしまう。
そんな能力があるのだろうなと思います。
しかもその能力は、自分の意思とは関係なく、
条件反射的に発揮されてしまって、
今感じている感覚や感情が、
自分のものなのか、それとも人のものなのか、
わからなくなっていることが多い。
じゃあ、そんな、ミラーニューロンが働きすぎてしまう人たちは、
一体どうしたら良いのでしょうか…。
ミラーニューロンが働きすぎてしまう人は、
自分が選んだと思っていたものも、
実は誰かの選択だった、ということがあります。
レストランに入って「チキンステーキを食べよう!」と決めていたのに、
店員さんから「本日ビーフステーキがオススメですがいかがですか?」と案内され、
「じゃ、じゃあそれで…」と答えてしまう。
こんな状況も、ミラーニューロンが関わっているのかもしれません。
店員さんの「オススメ!」という気持ちに、自分が支配されてしまうような感覚。
ミラーニューロンが適切に働いている人なら、
「それもいいけど今日はチキンステーキが食べたくて来たんだ」
という感じでサラッとかわせるかもしれません。
ミラーニューロンが活発になりすぎている人は、
自分をコントロールしにくくなっていて、
本のタイトルにもなっていますが、支配されちゃっているのかもしれません。
例え話が長くなりましたが、
じゃあそんな人たちは、どうしたら相手の感覚や感情に支配されず、
自分の感覚や感情を取り戻せるのか。
その方法はこの本の最終章に書いてあります。
それは「心に聞いてみる」という方法。
この方法は、とてもユニークです。
抵抗を感じる方の方が多いのではないかな、と思います。
でも、出来るようになると、わたしの場合ですが、悩みや迷いがグッと減りました。
「心に聞いてみる」の、具体的な方法を少しずつ書いていきたいと思います。