やすらぎの里の大沢です。
運動するなら、どのタイミングが最善でしょうか。
答えは、断然、空腹時です。
「空腹なのに運動なんて、体に悪くないの?」
と思う方も多いかもしれません。
でも実は、食後に動くことの方が
体への負担が大きいのです。
その理由と、空腹時運動がもたらす
3つの効用をお伝えします。
クリックできる目次
食後の運動がうまくいかない理由
食べ物を食べると
体は消化吸収モードに切り替わります。
胃や腸などの内臓が活発に働くために、
血液がそちらへと集まっていくのです。
消化液を分泌し、栄養を運搬するために
内臓は大量の血液を必要としています。
このタイミングで運動をはじめると
今度は筋肉を動かすためにも血液が必要となり、
内臓と筋肉のあいだで血液の「奪い合い」
が起きてしまいます。
どちらも十分な血液を確保できず、
運動能力も発揮できない、
消化も中途半端になって内臓に負担をかける——
という悪循環です。
実際、食後に休みを取らない過酷な肉体労働者に
胃がんが多いというデータもあります。
食事と運動のタイミングは、
思った以上に重要なのです。
空腹時運動の3つの効用
① 末梢循環が改善し、からだに活力が戻る
空腹時に運動すると
血液は内臓へ引っ張られることなく、
筋肉から毛細血管のすみずみまで行き渡ります。
これが末梢循環の改善です。
手足が冷える、脂肪がつきやすい、
肩がこる、腰が痛い——
こうした症状の多くは、
血液の循環が滞っていることや
それに伴う冷えが根底にあります。
細胞のひとつひとつが新陳代謝して
イキイキと活動するためには、
血液が滞ることなく流れていることが大切です。
空腹時の運動は、その流れを取り戻す、
もっとも自然なアプローチのひとつです。
② 脂肪が燃焼し、血糖値が穏やかに回復する
空腹感とは、
血液中の糖分=血糖値が下がったときに
脳から発せられるサインです。
しかしこれは、銀行の預金には手をつけず、
財布が空になって
「お金がない」と騒いでいる状態に似ています。
体には脂肪という十分な「預金」があるにもかかわらず、
すぐに食事で補おうとしてしまう。
それがくり返されると、
預金(脂肪)はどんどん増えていきます。
空腹時に運動することは、
この「預金を切り崩す」行為そのものです。
代謝が上がることで体は蓄えていた
脂肪を燃料として使いはじめ、
血糖値が自然に回復していきます。
すると不思議なことに、
あれほど強烈に感じていた空腹感が
静かに落ち着いてくるのです。
③ 食欲が穏やかになり、少量で満たされる
空腹時運動のあとに食卓に臨むと、
食欲が過剰になっていないことに気づきます。
体が本当に必要としている量を
体自身が知っているかのように、
少量でも満足感を得やすくなります。
そこにゆっくりよく噛む習慣が加われば、
食べる喜びはさらに深まります。
食後は、ゆったりと休む
空腹時に動き、食後は休む。
これは体の生理に沿った、本質的な生活リズムです。
朝から昼にかけて活動的に過ごし、
夕方から夜に向けてリラックスしていく。
溌剌と生きて、深い眠りにつく。
そのためにも
食事と運動のタイミングを意識することが
日常の質を静かに底上げしてくれます。
「何を食べるか」と同じくらい、
「いつ動いて、いつ休むか」——
この問いを持つだけで、体の感覚は少しずつ変わっていきます。
やすらぎの里での体験
やすらぎの里では、断食中に
「朝の散歩」をおすすめしています。
空腹のまま、伊豆高原の自然のなかをゆっくり歩く。
それだけで末梢まで血が巡り、
朝の空気とともに
体がほぐれていくのを感じる方が多くいます。
食べないから動けない、ではありません。
空腹だからこそ、体はよく動き、よく整うのです。
「整う」というのは何かを足すことではなく、
体の本来のリズムに少し近づくことかもしれません。
やすらぎの里での滞在が
そのきっかけになれたら嬉しいです。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668