※この記事は、やすらぎの里の元養生館館長・深澤先生が
以前書かれた文章を、現在のサイト用に再編集したものです。
こんにちは。養生館の深澤です。
養生館には、一人用のサウナと水風呂が設置してあります。
ゆっくりひとりで入れる、静かなサウナです。
最近「サウナでととのう」という言葉を
よく耳にするようになりました。
でも、実際にからだに何が起きているのか、
説明できる方は少ないのではないでしょうか。
サウナの効果を正しく知ると
ただ「気持ちいい」だけでなく、使い方が変わってきます。
まず、よく誤解されていることをひとつお伝えします。
サウナによるダイエット効果は、
医学的にはほとんど期待できません。
体温が上がるのはサウナ室の外気の熱によるものであり、
脂肪を燃焼しているわけではないからです。
一時的に体重が減るのは、
あくまでも発汗による水分の減少です。
では、サウナは何に効くのでしょうか。
本当の効用は、もっと根本的なところにあります。
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サウナが向いているのは、こんな方です
- ・だらだら過ごしてしまい、深く休めない方
- ・気温の変化に弱い、冷え性の方
- ・頭ばかり使って、体への刺激が少ない方
こうした方は、
普段から自律神経の切り替えが
うまくいっていない可能性があります。
サウナは、その切り替えを強制的に
しかし自然に助けてくれる手段のひとつです。
サウナの体への効用は4つです
1、温冷交代が自律神経を鍛える
現代の生活では、冷暖房の効いた部屋で
長時間過ごすことが多くなりました。
体温調節の出番がなくなると、
自律神経はしだいに鈍ってきます。
それが冷え性や、気温の変化で
体調を崩しやすい原因になっていることがあります。
サウナの熱と水風呂の冷たさは、
皮膚への刺激を通じて
交感神経を強く活性化させます。
そのオン・オフを繰り返すことで、
自律神経の反応力そのものが鍛えられ、
体温調節の機能も向上していきます。
気持ちの切り替えは
意志でやろうとすると難しいものです。
でも体が強制的に切り替わると
気持ちもついてくる。
サウナの温冷交代が
「ととのう」感覚につながる理由のひとつです。
2、血管が若返る
サウナに入ってしばらくすると
深部体温が上がり、副交感神経が活性化されます。
末梢の血管が広がり、
毛細血管のすみずみまで
酸素と栄養が行き渡るようになります。
フィンランドで2,315人の男性を対象に
行われた長期追跡調査では、
週に4〜7回サウナに入る人は
週1回以下の人と比べて、
突然心臓死のリスクが63%、
心血管疾患による死亡リスクが48%低下
していたことが報告されています。
これは血管そのものへの働きかけが
積み重なった結果と考えられています。
また、体が高温にさらされると
「ヒートショックプロテイン(HSP)」
と呼ばれるタンパク質が生成されます。
HSPは傷ついた細胞を修復し、
免疫細胞を活性化する働きを持つことから、
疲労回復や免疫力向上への関与が
研究で示唆されています。
不調がある場所の機能改善・回復を
内側から助けてくれます。
3、汗腺が目を覚ます
サウナでは一回あたり
数百ミリリットルの汗をかくと言われています。
日常的に汗をかく機会が少ない生活が続くと、
汗腺は休眠状態になります。
汗をかけなくなると、体温調節だけでなく、
老廃物の排出にも影響が出てきます。
サウナに入ることで汗腺が再び目を覚まし、
老廃物の排出と体温調整機能の
回復を助けてくれます。
体が「ちゃんと動いている」という感覚を
汗として感じられるようになります。
4、深い休息が訪れる
「深く休む」ためには、
一度しっかり緊張することが必要です。
サウナ→水風呂で体を最大限に緊張させたあと、
外気浴に移ると、交感神経から副交感神経への
切り替えが起きます。
このとき体内ではβ-エンドルフィンなどの
幸福ホルモンが分泌され、
深いリラックス状態が訪れます。
これが、多くのサウナ愛好家が
「ととのった」と表現する感覚の正体です。
緩急をつけることが難しい日常の中で、
体が強制的に深い休息モードへ引き込まれていく。
だらだらと過ごしても休めない方にこそ、
サウナが有効な理由がここにあります。
やすらぎの里での体験として
養生館のサウナは
一人でゆっくり入れる静かな空間です。
断食中にサウナへ入ると
末梢の血流改善が断食の効果と重なり、
より深く体が整っていくのを感じる方が多くいます。
「ととのえる旅」とは、
特別なことをするのではなく、
体が本来持っている力を取り戻す時間のことです。
サウナはそのための、シンプルで力強い手段のひとつです。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668