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冷房・冷たい飲み物が招く「夏の冷え」
夏なのに、手足が冷たい。
職場の冷房が寒くて、午後になると肩や腰が重い。
家では家族が暑がりで、自分だけ寒い。
寝ている間に冷房をつけっぱなしにすると、朝から体がだるい。
こうした悩みを抱えている人は、少なくありません。
夏の冷え対策は、冷房をやめることではありません。
風の当たり方、飲み物、衣服、入浴を少し調整し、
冷えたまま一日を終えないことです。
今回は、家庭・職場・睡眠中にできる、
無理のない夏の養生を紹介します。
夏に冷えを感じる三つの場面
夏の冷えは、
日常の中で気づかないうちに重なります。
特によく聞くのが、
次の三つです。
1.寝ている間の冷房
寝る前は暑くても、
夜中や明け方に気温が下がり、
寒くて目が覚めたり、
朝に体が重く感じたりすることがあります。
一方、タイマーが早く切れると、
暑くて目が覚めることもあります。
つけっぱなしとタイマーのどちらが正解ということではなく、
その日の気温や湿度、寝室の環境に合わせることが大切です。
2.家族との体感差
同じ部屋にいても、
暑さや寒さの感じ方は人によって違います。
体格、筋肉量、年齢、体調、活動量によっても体感は変わります。
設定温度だけで解決しようとせず、
風向き、衣服、寝具、寝る位置を調整すると、
どちらか一方だけが我慢せずに済みます。
3.職場の冷房
職場では自由に、
温度を変えられないことも多いでしょう。
冷たい空気は下にたまりやすく、
長時間過ごすと、足元やお腹が冷え、
夕方に疲れを感じることがあります。
外の暑さと室内の冷えを一日に何度も行き来し、
さらに冷たい飲み物や食事が重なると、
夏の体には負担になります。
冬は寒さを自覚しやすく、
厚着をしたり、温かいものを選んだりします。
ところが夏は、体の表面が暑いため、
足元やお腹の冷えに気づきにくいものです。
外では汗をかき、
室内では冷たい風に当たる。
その繰り返しで、
知らないうちに体がこわばっていることがあります。
冷房は、悪者ではありません
冷房は、暑い夏を安全に過ごし、
熱中症を防ぐために欠かせません。
大切なのは、
暑さを我慢することではなく、
冷やしすぎないことです。
設定温度の数字だけにこだわらず、
室温や湿度、
風の当たり方を見ながら調整しましょう。
風を体に直接当てない
扇風機やサーキュレーターで、空気をやわらかく循環させる
寝具や薄手の衣服で、自分の体感に合わせる
暑さや体調に応じて、冷房をためらわず使う
暑さを我慢しない。けれど、冷やしすぎない。
この二つを両立させることが、夏の養生です。
冷やしすぎないための具体策
夏は暑いため、自分が冷えていることに気づきにくい季節です。手足やお腹が冷たい、肩に力が入る、温かいものが欲しくなる。そんな小さな感覚を目安にしてください。
冷房の中で、冷たい水、アイスコーヒー、ビール、冷たい麺などが続くと、胃腸にも負担を感じやすくなります。食欲が落ちる、胃が重い、お腹の調子が安定しないときは、冷たいものが重なっていないか振り返ってみましょう。
職場では、足元とお腹を守る
薄手のカーディガンやストールを用意する
靴下やひざ掛けで足元を冷やしすぎない
同じ姿勢が続いたら、ときどき立って歩く
飲み物と食事は、冷たいものだけにしない
冷たい水やアイスコーヒー、
冷たい麺を禁止する必要はありません。
ただ、冷たいものが続いたら、
常温の飲み物や温かい汁物も取り入れてみましょう。
家では、風向きで調整する
家族と体感が違うときは、
設定温度を上げ下げするだけでなく、
暑がりの人には風が届き、
寒がりの人には直接当たらないように工夫します。
夏こそ、ぬるめの入浴を
暑い日は、
シャワーだけで済ませたくなります。
けれど、冷房の中で一日を過ごし、
足腰やお腹が冷えた日は、
少なめのお湯で半身浴をしてみましょう。
みぞおちより下を、
熱すぎないお湯でゆっくり温めます。
汗をたくさんかく必要はありません。
・気持ちいい
・体の力が抜ける
・足先が温かくなる
そのくらいを目安に、
無理のない時間で十分です。
お風呂で、眠る準備をする
入浴で体が温まった後、
手足から熱が逃げ、
体温がゆるやかに下がると、
眠りに入りやすくなります。
就寝の少し前にぬるめのお湯に入り、
その後は冷房を適度に使った涼しい部屋で、
静かに過ごします。
熱いお風呂や
長風呂で頑張る必要はありません。
冷えたまま、一日を終えない
やすらぎの里では、
温泉に入り、
胃腸にやさしい食事を取り、
自然の中を歩き、
夜は静かに休みます。
特別な健康法を一つだけ行うのではなく、
小さな習慣を重ねることで、
体と心が少しずつゆるんでいきます。
滞在した方からは、
「手足が温かくなってきた」
「温かいものがおいしく感じる」
「久しぶりにゆっくり眠れた」
といった声をいただくことがあります。
無理に変えようとするより、
安心して休める環境を整えることが、
体の感覚を取り戻すきっかけになります。
日常でも、
寝る前に一度だけ、
自分の体を確かめてみてください。
・足やお腹が冷えていないか
・肩やあごに力が入っていないか
・今夜の冷房や寝具は、今の体に合っているか
冷えていたら、短い半身浴をする。
温かい飲み物を一杯飲む。
足首を冷やさないようにする。
今夜の気温に合わせて、冷房を調整する。
全部をする必要はありません。
できそうなことを、
一つだけで十分です。
夏の冷え対策は、
冷房をやめることではありません。
冷えたまま、一日を終えないこと。
養生は、頑張るものではありません。
少し気持ちいい。それくらいで十分です。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668
