<h2>なぜ、具なし味噌汁で涙が出るほど美味しいのか</h2>
断食コースの方が最初に口にする食事。
それは、
具なしの味噌汁です。
お椀の中には、
澄んだ味噌汁があるだけ。
野菜もない。
豆腐もない。
わかめもない。
普段なら、
「ちょっと寂しいな」
と思うかもしれません。
でも、断食を終えた方は、
ひと口飲んだ瞬間、
「あぁ……。」
と、ため息をつくような顔をされます。
そして時には、
涙ぐむ方もいます。
今週滞在中のホメオパシー療法家の百恵さんも、
断食後の食事について、
こんなふうに書いてくださいました。
「昆布の香りやうま味が、鋭敏になっている舌に心地よく広がり、
『美味しい!』と『ありがとう!!』が同時に沸き上がってきます。」
断食をすると、
舌が変わります。
体が変わります。
そして、
感覚が戻ってきます。
普段、私たちは、
濃い味に慣れ、
食べながらスマホを見て、
急いで食事を済ませています。
食べることは、
作業になっている。
でも、数日間、
食べない時間を過ごした後の体は違います。
出汁の香り。
味噌の甘み。
温かさ。
お腹に落ちていく感覚。
そのひとつひとつが、
驚くほど鮮やかに感じられる。
そして、気づくのです。
「食べるって、こんなに豊かなことだったんだ。」と。
百恵さんは、
回復食の大根についても、
こんなふうに書いていました。
「噛みしめるほどに、
ふわっと優しい甘みが広がります。」
断食は、
食べないためのものではありません。
本当に味わうためのもの。
そして、
本当に満たされるためのもの。
やすらぎの里では、
断食を通して、
食べることのありがたさを、
もう一度思い出していきます。
それは、栄養の話でも、
健康法の話でもありません。
「いただきます。」
という言葉の意味を、
体で思い出していく時間。
そんな時間なのかもしれません。
<h2>ホメオパシー療法家・百恵さん</h2>
毎年、夏越の祓の時期にやすらぎの里を訪れ、
断食とリトリートを実践されているホメオパシー療法家。
今回の記事は、足立さんが、
配信されていたメルマガをもとに、
ご本人の許可をいただいてご紹介しています。
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