『 やすらぎ通信 』 第708号 2018.10.23
~ 断食の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は薄曇りの空。
風もなく、日差しも弱いので、
みんなテラスで、のんびりしています。
今週は男性の参加者が多いので、
テラスが大人気。
男は広々した空間が、
好きな人が多いですからね。
柿の実が色づく伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】心身をリセットする旅
【2】やすらぎのレシピ
「銀杏ご飯」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】心身をリセットする旅
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時間に追われる日々、
毎日がせわしなく、
やらなければいけないことで終わっていく。
人間関係のストレスで、
気がつくと思い悩み、
些細なことでイライラしてしまう。
そんな心の虚しさを紛らわすために、
たくさん食べたり飲んだり。
もっと健康的な生活をしなきゃと、
分かっちゃいるけどできない自分。
いつからこんな風に、
なってしまったんだろう・・・。
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「心身をリセット」
そんなときは、日常から離れ、
環境を変えて、いったん立ち止まり、
心身のリセットが必要です。
PCやスマホでも、
いろんなアプリを立ち上げていると、
動作が重くなったり、
ひどいときは固まったりしますよね。
そんなときは、あれこれいじるよりも、
いったん電源を切って、再起動するのが一番。
余分なアプリが閉じて、
スムーズに動くようになります。
あれこれ忙しくやっている人には、
ときどき、再起動(リセット)が必要です。
「ハート瞑想リトリート」
そういえばこの頃、
「うれしい!」「楽しい!」って、
心から感じることが、なくなったかも。
普通の生活はできているけど、
心が萎れている感じがする。
そんな風に感じている方におすすめなのが、
11月17日(土)1泊2日・本館で開催の、
「心理療法士に教わる・ハート瞑想リトリート」
ガイド役のよしひろさんは、
最近、タイのお坊さんのところに行って、
瞑想を深めているようです。
ブログでも、その深まりが伝わってきます。
「瞑想ぷーさんのブログ」
秋は自然に心が静まり、
自分と向き合うにはとてもいい季節。
心身をリセットする旅をしてみませんか。
■ ハート瞑想リトリートのお申込みはこちら
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【2】やすらぎのレシピ
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「銀杏ごはん」
新米が美味しい季節ですよね。
今回は旬の「銀杏」を入れた、
銀杏ご飯の作り方を紹介します。
もちっとした銀杏の食感と、
白いご飯に銀杏の黄色が映えて、
見た目にも美味しいご飯です。
<材料>
五分づき米 2合、銀杏 適量
酒 大さじ2、塩 小さじ1弱
<作り方>
1,銀杏は殻を割り下処理をする。
2,米をとぎ、ザルにあけて釜に入れる。
3,水の分量は、それぞれの釜の、
白米の分量に合わせて入れる。
4,そこから、大さじ2杯の水を抜き、
調味料を加えて混ぜ合わせ炊く。
5,炊き上がったら銀杏を混ぜ合わせる。
■ やすらぎの食事
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【3】寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は10月16日から
高原館に滞在した皆さんの声です。
空気が軽く、お散歩するのに
最適な季節になりました。
朝の気功体操の後、
あまりに空気が澄んでいたので、
みんなで時間をかけて
静寂を味わったのが最高でした。
そんな小さな喜びに気付く体験が積み重なるので、
日常がより鮮やかで
喜びにあふれて見えるのだと思います。
秋の高原館、爽やかでいいですよ~♪
深澤
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「今持っている恵みに気づく」 40代女性
環境も大事ですが“人は人によって癒される”
とつくづく感じました。
あまりお話しなかった方が
最終日からたくさんしゃべるようになってくれ
「あぁそういう理由でここに来たのか」とか、
からだがほぐれてくると心がほぐれて
みんな深いところまでおしゃべりするようになるので、
それがお互いに癒され励まされ
自然に力になっているような気がしました。
人のありがたさ、ここに来られる環境、
いま置かれている自分の環境が
ものすごく恵まれている幸せだったことに
とても気づきました。
心の余裕を作れば、
色んな今持っている
素晴らしい恵みに気付いたことが、
一番の気づきでした。
本当にありがとうございました。
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「スイッチOFFの練習」 40代女性
ぼーっとする、何もしない
ということが結構難しかった。
どうしてもあれこれ考えて
予定を埋めておかないと・・・
と思ってしまうが、日常生活の中でも
例えばこの一時間だけはただぼーっと力を抜く
ことだけに集中しようと感じました。
無意識にいつも緊張しているので
(そして全体に力が入り凝り固まる)
本当の意味で頭・脳を休ませる
スイッチのOFFを練習しようと思います。
お食事も自然食で優しいものばかりで、
とても美味しかったです。
ありがとうございました。
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「しっかり痩せてリフレッシュ」 50代 女性
初めての3泊4日コース。
短い期間なので
それほど効果は出ないかなぁ~と思ったら、
しっかり痩せていて体重も落ちているし、
気持ちもリフレッシュしました。
朝、ウォーキングをしたり、体操したり、
体をしっかりと動かしたことが
良かったと思います。
普段の生活で少しでも
このカタイ体を柔らかくするように
ストレッチしなきゃ!!と思いました。
また時々原点checkに来たいです。
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「仲間ができました」 60代 女性
やすらぎの里で仲間ができました。
人と人を繋いでくれることに感謝!!
ありがとうの意味を再確認しました。
お食事をしっかり味わえるようになりました。
1口30回大変だと思いましたが、
100回は難しいですが、30回はできましたので、
少しずつ増せたらいいと思います。
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「食べなくても大丈夫」 女性
前回よりは頭痛がありましたが、
そういうものだと安心して対応できました。
断食中は空腹感も少なく
回復食を始めると
お腹が空く感覚が強くなりました。
でも以前より食べなくても大丈夫
という自信が付きました。
胃腸の弱い方の食べ方が分かり
調子よく過ごせるヒントをいただきました。
今ある体を大事にして、
健康にとらわれすぎず、
できることをして、
前向きにやっていこうと思います。
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「心からのごちそうさま」 40代 女性
マッサージをしていただいたことで
日常の運動の大切さを実感。
毎日続けられそうな体操を教えていただけたので、
帰ってからも楽しみ。
今まで食事を抜くことは何度もあったけど
健康のことを考えてしていた訳ではなかったので、
今回あえて断食をすることで回復食の時、
心からのごちそうさまができた。
ひとくちひとくち味わう、しっかり噛む、
食べ物を大切に頂くことを体験できた。
五感を感じながら食を楽しむ
というのは自分の持つ感覚や、
機能を活かすことに繋がり、
自分を大切にする
ということにも繋がるなぁと感じた。
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「家事もマインドフルネス」 50代 女性
伸び伸び過ごせて参加された方ともお話したり、
その時々で一緒に散歩したり、
断食することを忘れて気分よく過ごせました。
美しい姿勢講座を受けて
諦めたらいけないと思いました。
自分には伸びしろがある、
できるようになると信じて帰ってからも、
猫背と身体が固いのを改善頑張ります。
改めて食べることの
感謝の気持ちができました。
家事が毎日の繰り返しで
苦行に感じる時もありましたが、
大沢先生のお話を聞いて、
家事もマインドフルネスと思って
やっていこうと思いました。
先生方、スタッフの皆様、
おせわになりまして、
ありがとうございました!
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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ハート瞑想リトリートを
リードするよしひろさんのブログを
とても興味深く読ませてもらっています。
先日アップしていたお話が、
とても具体的でわかりやすかったので、
みなさんにも紹介しますね。
大沢
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~瞑想ぷうさんのブログより~
「お悩み解決のゴールデンコース」
最近、私が上座部仏教
(ミャンマー、タイ、スリランカなどで信仰されている仏教)
のお坊さんの説法で聞いたお話を書いてみます。
私たちは「心」と「体」という、
性質の異なる2つの自分を持っています。
体は、痛みや苦しみに直面すると、
すぐにそこから離れようとします。
私たちは、不意に熱いものに触れた時、
瞬時に手をひっこめますよね。
そのように、体は苦しいことが嫌いなので、
そこから逃げる性質を持っています。
体は重たいものを持ち続けて疲れてくると、
それを放り出して苦しみから逃げようとします。
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反対に、心は、痛みや苦しみに直面すると
それに近寄って行く性質を持っています。
たとえば、誰かから嫌なことを言われて
不快な思いをしたとしましょう。
そんなことはさっさと
忘れてしまえばよいとわかっていても、
私たちはその嫌な一言を思い出しては、
腹を立てたり、悲しんだりしますよね。
自分の周りに100の出来事があったとして、
99個がうまく行っていても、たった1つの問題があると
私たちの心がその「うまく行かないたった1つのこと」
ばかり考えてしまいます。
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そして、体が重たいものを、
しんどくなったら放り出すのと違って、
心はいつまでもその重たいものを
無理して抱え込もうとします。
それが重たければ重いことであるほど、
抱え込んでしまいます。
何か気になる悩み事が心から離れてくれないのは、
心の持つこうした性質によるものなのです。
では、いったいどうすれば、
気になることから離れることができるのでしょうか?
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仏教のある考え方によると、
こんな対処法があると言われています。
悩みが離れてくれない時
1 体はストップさせないで、適度に動かす
2 動き回る心は、できるだけ動かないように鎮めていく
1の方法を具体的に実践するとしたら、
ヨガ、ストレッチ、散歩などですね。
2の方法を具体的に実践するとしたら、
瞑想、昼寝、ゆっくり風呂に入る、などがおすすめです。
『悩んだ時、体は動かす方向に、心は鎮める方向にシフトする。』
そのための方法は
いろいろなバリエーションがありますから
自分好みの方法を探してみて、
うまくいった方法をストックしておくと
またいつか悩みが出てきた時に使えます。
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ちなみに、私がよく使う
「お悩み解決のゴールデンコース」はこんなものです。
「悩みが頭から離れない」
→ 「近所にあるお寺まで散歩してお参りする」
→ 「その後、帰り道の銭湯で薬湯につかって
『ほげ〜』とする」
→ 「風呂上がりの心地よい風に吹かれながら、
行きつけの串カツ屋に寄って
冷たいホッピーを『きゅ〜っ』と飲む」
→「 家に帰って寝る」
そんな「お悩み解決のゴールデンコース」を終える頃には
心にへばりついていたお悩みも、
いつのまにかどこかに消え去っています。
あ、後半の「行きつけの串カツ屋に寄る」ってのは
お坊さん的にはダメなんですが
まだ修行中なので見逃してやってください(汗)
あなたは、どんなふうに体を動かしますか?
どんなふうに心を鎮めていきますか?
いつか、悩んだ時のために、
自分にぴったりの「お悩み解決のゴールデンコース」
を探してみませんか?
■ やすらぎ日記
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