『 やすらぎ通信 』 第729号 2019.4.9
~ やすらぎの断食先生が教える
心と体のリセット法 ~
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こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は朝から快晴。
ちょっと冷たい空気が清々しい。
朝夕の気温が低いせいか、
今年の桜は見頃が長~い。
今は満開を過ぎて、
はらはらと舞い散る花吹雪。
桜並木の歩道が、
桜の花びらでピンクになっています。
早朝、出勤の時に車で通ると、
道路も花びらで覆われていて、
雪が積もったような景色です。
桜の花が舞い散る伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】
【1】「今ここ」を感じる断食
【2】お坊さんから教わる「気づきの瞑想リトリート」
6月22日(土)1泊2日・やすらぎの里「本館」
【3】やすらぎの体験談
【4】編集後記
■ やすらぎの里の空き室状況はこちら
【1】「今ここ」を感じる断食
期日までにやらなければいけない仕事のこと、
職場の人との人間関係、
家族が抱えている問題、
将来の不安・・・。
考えることは、たくさんありますね。
いや、自分では考えているという実感なしに、
無意識のうちに考えているということもよくあります。
考えて答が出るようなことは、
考えた方がいいけど、
私たちが考え続けていることのほとんどは、
考えても答えが出ないこと。
まるで考えることが趣味のように、
何度も何度も気になっていることを考え続ける。
脳の働きが、
考えるということだけに使われると、
感じるという働きが衰えてきます。
気持ちいい、美味しい、温かい、きれい。
感じるということは、
今、この瞬間に起こっていること。
いろんなことを十分に感じている人は、
今を生きていると言ってもいいでしょう。
子供や子供のような大人って、
そんな人が多くないですか。
それに比べて、考え続けることは、
過去にあったことや、将来のこと。
考えれば、考えるほど、
今ここから離れて、
イキイキした感覚がなくなってきます。
やすらぎの里のプログラムのほとんどが、
体を使って、体感すること。
断食や食事だって、
体にいいとか悪いとかを知識として知るのではなく、
実際に体験して、体で感じる。
それで、自分の体がどう変わるのか、
全身で感じてみるのです。
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まあ、理屈はともかく、
断食って、嫌でも腹減ったって感覚に、
意識が釘付けになるからね。
将来の心配や過去にあったことよりも、
今、ここで腹が減ってるということの方が、
あきらかにリアリティーがある。
そういった意味では、
断食って「今、ここ」を感じて、
「今、ここ」に生きるのを実感する体験です。
だから、断食明けは、
体だけじゃなくて、
気持ちもすっごくすっきりするんです。
いつも考えてばかりいて、疲れちゃう。
もう、考えるのをやめたい。
そんな方にも、断食おすすめです。
■ 断食について
【2】リトリートのお知らせ
お坊さんから教わる「気づきの瞑想リトリート」
6月22日(土)1泊2日・やすらぎの里「本館」
昨年12月に開催して、
みなさんにとっても好評だった、
お坊さんから教わる「気づきの瞑想リトリート」
また6月に開催します!
横浜にある瞑想スタジオ「SOWAKA」の代表で、
僧侶の入山文章さんの瞑想レッスンと、
シンプルだけど深いお話を伺います。
お坊さんならではの心に染みるお話しと、
やすらぎの精進料理と温泉で、
心も体もやすらいでください。
入山文章さんのブログは、気づき満載です。
~お坊さんの気づきブログ・日日是好日~
■ リトリートの詳細はこちら
【3】寄せ書きから
やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は3月27日から4泊5日で、
養生館に滞在されたみなさんの声です。
なぜリトリートで日常が鮮やかに蘇るのか。
一つは、「日常生活を専念して行う」
この感覚が滞在で取り戻せるからだと思います。
奇抜なことは二の次で、場の力をかりて、
シンプルな生活の基本を繰り返し行う日々。
飽きるどころか、
日ごとに日常行為の新鮮さと喜びが蘇ってくる。
特別なことができるようになる必要はなく、
淡々と生活する中での喜びを見出していく。
そこを養生館なりの角度で、
これからも提供できたらと思っています。
深澤
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「きっかけをいただいた」60代 女性
プログラムが心によりそっていただけるものであった。
食の大切さ、運動の大切さ、
瞑想の大切さが自然に身体の中に入ってきた。
自分の気持ちをネガティブから
ポジティブに持っていくきっかけをいただいた。
日常とは違った時間を過ごせたことが
どんなに大事か痛感しました。
養生館のみなさんの細やかな配慮に感謝です。
ありがとうございました。
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「自分を取り戻せた」60代 女性
一度だけでは身につかないので、
来られる時には来たいと思いました。
食べることの重要さは知っていたのに、
日々の生活に追われて見失っていた自分を
取り戻せたように思います。
カウンセリングの方と出会えてよかったです。
ありがとうございました。
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「充実した4日間」40代 女性
もっと食べる事、味わうことを
丁寧にしていきたいと思いました。
食以外でもいかに自分が一瞬一瞬を
雑に過ごしているかがわかりました。
残念ながらサイズは
あまりダウンしなかったのですが、
それ以外に得たものが多く
とても充実した4日間でした。
これからも心と体に意識を向けて
丁寧に日々を生きていきたいと思います。
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「野生的」30代 女性
空腹でも体は動くことがわかった。
食べなくても大丈夫なんだと思った。
食べるものがなければ、食べたいと
あまり思わなかった自分にびっくりした。
「食」に執着が強いと思っていたので、
これからは「本当に食べたいのか」
自分に問いかけながら食べたいと思った。
空腹でいると様々な感覚が研ぎ澄まされて、
野生的になっている感覚がわかった。
日常生活に戻っても、
自分の感覚を大切にしていきたいと思います。
スタッフの方々がみなさんいつも丁寧で
ゆったりしていて心地よく過ごすことができました。
ありがとうございました。
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「朝の日替わりドリンク」40代 女性
先月自己流で三日かけて断食しました。
その時も断食明けの一食目の
重湯や具のない味噌汁の味に感動しましたが、
時間と共にいつも通りの食事に戻ってしまいました。
今回も一食一食大事に、
よく噛んで食べよう、
甘いものを避け、
食材にも今以上にこだわろうと決めましたが、
いつまで続くか不安です。
でも前回と大きく違う点は、
全回はネットの情報を参考に
一人でやったということ、
今回は同じ志を持った人たちと一緒に、
いろいろな話を生で聞いてやったので
元の食生活に戻ったら、
今回の体験を思い出したいと思います。
食生活だけではなく、生活習慣(早寝早起)も見直し、
早起きした分の時間はヨガの時間に使いたいと思います。
ウォーキングは今もなるべく
交通機関は使わず徒歩で行動していますが、
今後は階段も積極的に使おうと思います。
睡眠について・・
二日目は体調が悪かったのでほぼ寝ていましたが、
いつもだと夜は寝れなくなるのに
ずっっと寝ることができ、
いつもとは違い、
ぐっすり寝ることができました。
■ やすらぎの里の体験談
【4】 編集後記
伊豆高原駅から続く「伊豆高原の桜並木」
3~4kmも桜のトンネルが続く、
全国的にも有名な桜の名所です。
ここ何年か、花の付きが少ないようで、
木が弱って来たのかなと思っていました。
ところが、今年は花がモリモリついて、
桜並木も立派な桜のトンネルになりました。
もう加齢で弱る一方かと思っていたら、
まだまだ条件さえ揃えば、
きれいに咲くんだと安心しました。
毎日、通勤と仕事で、
何度も桜並木を通っていますが、
毎回「きれだな~」って感動してます。
伊豆高原に暮らす幸せを
毎日感じる、今日この頃です。
大沢
■ やすらぎ日記