延べ８万人以上の方に断食指導をしている、
やすらぎの断食先生・大沢です。

お問い合わせでもよく聞かれるのが、
ファスティング（断食）は何日やるのが効果的ですか？

リピーターの方でも聞いてみたかった、
という方も多そうなので、
今回はその質問にお答えしていきます。

やすらぎの里の基本の滞在は、
６泊７日の「一週間プラン」

正しい断食は、断食した日数と、
同じ期間をかけて食事を戻していくので、
一週間プランでは３日断食３日回復食。

少しでも長く断食したいという方には、
本館の滞在で前後泊をつけて８泊すれば、
４日間の断食ができます。

「３日断食の変化」

３日間断食するとしっかり内臓も休められ、
帰りの朝に心も身体も軽くなったのが実感できます。

断食の初日に体内のグルコース（糖分）がなくなり、
血糖値が下がり、空腹を感じます。
→血中の糖分を使う

それでも食べないと肝臓や筋肉に蓄えられていた、
グリコーゲン（備蓄した糖）を使い、
２日間くらい何とかしのぎます。
→備蓄の糖分を使う

３日目になると、
肝臓が脂肪やアミノ酸を分解して、
グリコーゲンを作る「糖新生」が働きだします。
→脂肪や不要なタンパク質を分解してエネルギーを作り出す

糖新生の回路が回りだすと脂肪を分解してできた、
ケトン体がエネルギーとして使われるようになります。

エネルギー回路が切り替わると、
空腹をあまり感じなくなり、
食べなくても元気に動けるようになります。

脳もケトン体をエネルギーに使うようになると、
気分が爽快になったり、甘いものを欲しなくなります。

この糖新生モードへの切り変えに、
３日位の断食期間が必要なため、
３日断食の一週間プランを基本にしています。

「短い断食は効果がない？」

それじゃあ１〜２日の短い断食は、
効果がないのか？ということはありません。

胃腸を休めたり、
肥満の原因となるインスリンの分泌を抑え、
味覚のリセットができたり、
短いなりの効果はあります。

ただ、短い断食だけで、
断食ってこんなものねと思っている方は、
ぜひ、３日断食して体が、
切り替わる体験をしてもらいたいですね。

「断食は長いほどいい？」

それじゃあもっと長く、
５日以上とか１０日とかやった方が、
いいんじゃないのと思う人もいるでしょう。

断食マニアの方は、
長い断食ほどいいという方もいますが、
そうではありません。

５日以上食べないでいると、
体は代謝を低下させて、
食べない体に適応してきます。

やすらぎの里では修行のためとか、
マニアックな長期間の断食をすすめていません。

内臓を休め、体が持っている働きを目覚めさせたら、
それで十分なので、コスパのいい３日断食でOKです。

「もっと断食を極めたい」

それでも長期の断食をやりたいという方もいます。

自分の限界に挑戦してみたいとか、
未知の領域を見てみたい・・・。

そんな方は、断食だけ長くするのではなく、
準備食をしっかりやってみましょう。

断食の一週間前から段階的に食事を減らす。

最初はアルコールやカフェイン、甘いものから減らし、
主食を減らし、断食前日は食事量を半分にして、
断食の本番にのぞみます。

５日の断食をやりたい方は、
やすらぎの里にくる前日を断食の日にして、
本館の８泊のプランにすれば５日断食が可能です。

それ以上の断食はやっても効果は変わらないので、
無理してがんばる理由はありません。

もっとやりたい方は、毎月〜３ヶ月に一度、
このパターンを繰り返せば長期の断食以上の効果があります。

断食だけで劇的な効果を狙うのではなく、
食生活の改善、生活習慣全般の改善も合わせて、
心身の健康度を高めていきましょう。

「長期のお休みが取れない方」

やすらぎの里の一週間プランに参加したいけど、
仕事が忙しくて、長期の休みが取れない。

そんな方におすすめなのが「断食×ワーケーション」

リモートで仕事できる方限定になりますが、
やすらぎの里で仕事しながら、
心身のリフレッシュができます。

仕事しながら断食なんてできるの？
って思いますよね。

ところが、これがめっちゃ仕事がはかどるんです。

食事の準備や食べる時間、片付ける時間って、
けっこうな時間になります。

断食中はこの時間がなくなるので、
集中して仕事に取り組めます。

在宅ワークだとありがちな、
間食に手が伸び、ダラダラ食べるということもない。

余計な誘惑がなく、仕事に煮詰まったら、
緑が多い自然の中を軽くお散歩もできます。

養生館の個室Aタイプをワーケーション用にリニューアルしましたが、
実は他のお部屋もプチリニューアルしています。

やすらぎの里の３館ともwifiの改修をして、
ネットが繋がりやすい環境にして、
照明が暗かったお部屋は
明るくて作業しやすいように改善してあります。

仕事だけでなく、立ち止まって自分と向き合い、
人生の棚卸しをしてみるのもいいですね。

断食で腸内の慢性炎症を改善すれば、
アレルギーの症状の緩和や脳疲労の解消にもなります。

春らしいピンクの河津桜も咲き出しました。

コロナ禍で溜め込んだ脂肪やストレスを、
断食ですっきり解消してみませんか。

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