「6泊7日って、けっこう長いですね」
初めての方から、そんな声をいただくことがあります。
たしかに、
一週間のお休みを取るのは簡単ではありません。
仕事もある。
家族のこともある。
「2泊か3泊くらいなら行けるんだけど」
という方も多いと思います。
それでも、やすらぎの里では、
長年「一週間」という時間を大切にしてきました。
なぜ、6泊7日なのか。
たくさんのプログラムをするためではありません。
長年、ゲストのみなさんを見てきて感じるのは、
本当に疲れている人ほど、
「休めるようになる」までに時間がかかる。
ということです。
そして、一週間あるからこそ、
休んで終わりではなく、
自分の感覚に気づき、
自分に合う過ごし方を試し、
日常へ持ち帰るところまで時間を使える。
そこに、6泊7日の大きな意味があると思っています。
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身体は来ても、心はまだ日常にいる
伊豆高原に到着した。
仕事から離れた。
食事の支度もしなくていい。
家事もしなくていい。
「さあ、今日からゆっくり休もう」
そう思っても、
心はスイッチのようには切り替わりません。
仕事で大きな責任を抱えている人。
家族のことで心配が続いている人。
子育てや介護で、
自分のことをずっと後回しにしてきた人。
そんな方ほど、
身体は伊豆高原に来ていても、
頭の中はまだ職場や家にいる。
仕事のことが気になる。
家族のことが気になる。
これからのことを、つい考えてしまう。
日常から離れたからといって、
心までその日のうちに、
日常を離れられるわけではないんですね。
頑張ってきた人ほど、休むことまで頑張ってしまう
そして、おもしろいことに、
普段から頑張っている方ほど、
やすらぎの里に来ても頑張ってしまいます。
「せっかく来たんだから、全部のプログラムに出よう」
「たくさん歩こう」
「しっかり断食しよう」
「一週間を有意義に過ごそう」
そして最後には、
「ちゃんと休もう」
って。
休むことまで頑張ってしまう(笑)。
でも、
やすらぎの里に来てまで、
頑張って休まなくて大丈夫です。
最初の数日は、ひたすら休んでもいい
本当に疲れている方は、
最初から元気に動けるわけではありません。
眠い。
だるい。
何もしたくない。
そんなときは、寝ていればいい。
温泉に入って、
ぼーっとして、
また眠くなったら寝る。
それでいいんです。
最初の数日を、
ひたすら休んで過ごす方もいます。
そうしているうちに、
「ここでは何もしなくてもいいんだ」と、
少しずつ肩の力が抜けてくる。
僕は、疲れがたまっている方にとって、
最初の数日は「元気になる時間」ではなく、
「ようやく休めるようになる時間」
なんじゃないかと思っています。
「しなければ」から「したい」へ
少し休めるようになってくると、
変化が出てくる方がいます。
「ちょっと歩いてみようかな」
「海を見に行きたいな」
「今日はヨガに出てみようかな」
そんな気持ちが、自然に出てくる。
これが大事なんです。
「歩かなきゃ」ではなく、
「歩いてみたい」
「ヨガに出なきゃ」ではなく、
「やってみたい」
日常では、
「しなければ」で動いていた人の中に、
「したい」が戻ってくる。
一週間の過ごし方に、
決まった順番があるわけではありません。
最初から元気に歩く方もいれば、
後半までゆっくり休む方もいます。
だから、何日目にどうなる、
ということではありません。
ただ、長くゲストのみなさんを見ていると、
最初はひたすら休んでいた方が、
滞在の後半になると、
「これ、家でもやってみようかな」
と話し始めることがあります。
ここからが、一週間のもう一つの大切な時間です。
休んだ先に「試してみる時間」がある
少し余裕が出てきたら、
今度は自分に合うものを試してみる。
朝、少し歩いてみる。
ゆっくり噛んで食べてみる。
夜は早めにスマホを置いてみる。
疲れたら、無理せず休んでみる。
ヨガや呼吸法をやってみる。
大切なのは、
「健康のために、これをやらなければ」
ではありません。
実際にやってみて、
「これは気持ちいいな」
「これくらいなら続けられそうだな」
「これは自分には合わないな」と、
自分の感覚で確かめることです。
休む。気づく。試してみる。
6泊あるから、
休んで終わりではなく、その先まで時間を使える。
これも、一週間を大切にしている理由です。
何もしない時間も、立派なプログラム
やすらぎの里には、
ヨガや散歩、施術など、
いろいろなプログラムがあります。
でも、全部参加する必要はありません。
疲れていたら昼寝する。
窓の外を眺める。
温泉に入る。
お茶を飲みながら、
ぼーっとする。
そんな時間も大切です。
日常では時間が空くと、
「何かしなきゃ」と、
つい埋めたくなります。
でも、ここでは埋めなくていい。
何もしない時間も、
やすらぎの里では立派なプログラムです。
一週間あるからこそ、
「今日は何もしなかった」
という一日があっても焦らなくていい。
急いで結果を出さなくていい。
この余白があるから、
自分の心や身体の感覚にも、
気づきやすくなるのだと思います。
そして、日常へ持ち帰る
僕たちが大切にしているのは、
滞在中だけ気持ちよく過ごしてもらうことではありません。
やすらぎの里を出れば、
また日常が始まります。
仕事もある。
家事もある。
家族のこともある。
だから滞在の後半には、
「これなら家でもできそう」
というものを、
ひとつでも見つけてもらえたらと思っています。
朝、少し外に出てみよう。
食事をするとき、
最初の何口かだけでもゆっくり噛もう。
疲れた日は、早く寝よう。
お風呂にゆっくり入ろう。
何もしない時間を少し作ろう。
大きく生活を変えなくてもいい。
自分に合う小さな習慣を、ひとつ持ち帰る。
そうすると、一週間の滞在が、
帰った後の暮らしにも、
少しずつつながっていきます。
休むだけで終わらず、
気づき、試し、暮らしへ持ち帰る。
そこまで時間を使えることも、
6泊7日の良さだと思っています。
人生の節目に「自分のための一週間」を
6泊7日を選ばれる方の中には、
人生の節目を迎えた方も少なくありません。
先日も、
「勤続20年のリフレッシュ休暇を何に使おうか考えて、もうすぐ60歳になるので、今回は心身をリフレッシュしようと思いました」
という方がいました。
長年勤めた仕事を退職して、
「ずっと憧れていた6泊7日に、ようやく来られました」
という方もいます。
家族の介護で疲れ、
介護休暇を取って、
「まずは日常を離れて、自分をいたわってあげたい」
と来られる方もいます。
理由は、それぞれです。
でも、お話を聞いていると、
共通していることがあります。
これまで長い間、
仕事のため。
家族のため。
誰かのために、
自分の時間を使ってきたということ。
だから人生の節目に、
「一週間くらい、自分のために使ってみよう」
と思う。
これまでの自分をねぎらう。
そして、次へ進む前に、
いったん立ち止まってみる。
僕は、それって、
とてもいい時間の使い方だと思います。
問題がなくならなくても、心はやすらげる
一週間滞在したからといって、
人生の問題が全部なくなるわけではありません。
仕事に戻れば、
また忙しい日もあるでしょう。
家族の問題が解決するわけでもない。
介護が終わるわけでもありません。
それでも、
問題を抱えたままでも、
心がやすらぐ時間は持てる。
「全部、自分が背負わなくてもいい」
「疲れたら休んでもいい」
「自分のことも大切にしていい」
そんなことを感じる時間がある。
そして日常に戻ったとき、
「あ、ちょっと頑張りすぎているな」
と、自分に気づける。
やすらぎの里が大切にしている理念は、
「心やすらぐ幸せな人生への貢献」です。
断食も、食事も、温泉も、
ヨガも、散歩も、施術も。
それ自体がゴールではありません。
自分の心や身体の感覚に、
もう一度目を向けるためのきっかけ。
その先にある「心のやすらぎ」を、
僕たちは大切にしています。
やすらぎの里が「一週間」に戻ってくる理由
やすらぎの里では、長く「一週間」という時間を大切にしてきました。
本館だけではなく、
養生館もスタートした当初は6泊7日でした。
その後、さまざまな事情から、
短い日程に変更した時期もあります。
それでも、
やすらぎの里の真骨頂は、6泊7日にある。
その思いは、ずっと変わりませんでした。
なぜなら、
一週間あるから、急がなくていい。
まずは休む。
少し余裕が出てきたら、
自分の感覚に目を向けてみる。
自分に合いそうなことを試してみる。
そして、
「これなら家でもできそうだな」
というものを持って帰る。
6泊7日は、長く滞在するためではなく、
急がずにそこまで過ごすための時間。
僕たちは、そう考えています。
短い滞在にも、意味があります
もちろん、
一週間のお休みを取るのが難しい方も多いと思います。
そんな方のために、
短い日程で参加できるプランも用意しています。
短い滞在でも、
日常から離れて、
ゆっくり眠って、
温泉に入って、
自分の状態に気づく。
それだけでも大切な時間です。
だから、
「6泊でなければ意味がない」
ということではありません。
でも、もし人生のどこかで、
一週間という時間が取れるときがあったら、
一度は6泊7日を体験してほしい。
僕は、そう思っています。
いつかは、6泊7日
6泊7日は、
たくさんのことをするための長い休みではありません。
むしろ、
急いで元気にならなくてもいい時間です。
最初は、まだ仕事のことを考えていてもいい。
眠ければ眠る。
何もしたくなければ、
何もしない。
そうして少しずつ、
「しなければ」が減って、
「歩いてみたい」
「味わいたい」
「これなら家でもやってみたい」
という気持ちが出てくる。
前半は、日常から少し離れて休む。
後半は、自分の感覚に気づき、
自分に合うものを試し、日常へつなげていく。
その時間を急かさない。
それが、やすらぎの里が
「一週間」を大切にしている理由です。
一週間のお休みは、
簡単には取れないと思います。
だから、今すぐでなくてもいい。
人生のどこかで、
自分のために一週間を使ってみる。
いつかは、6泊7日。
そんな時間を持ってもらえたらと思っています。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668




