伊豆高原の山々が少しずつ色づき、
爽やかで心地よい
秋の風がそよぐ季節になりました。
実りの秋は美味しい食材がたくさん並び、
食卓がとても賑やかになる嬉しい季節ですね。
しかしその一方で、
夏に溜め込んだ冷えや疲れがどっと出やすく、
体調を崩しやすい
「季節の変わり目」でもあります。
「なんとなく胃腸が重たいな」
「体が冷えやすいな」
と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時にぜひおすすめしたい、
体を芯から温めて
胃腸を優しくいたわる特製レシピ
「秋鮭のコンフィ
〜さわやか豆腐ディルソースを添えて〜」
をご紹介します。
クリックできる目次
季節の変わり目に知っておきたい、秋の体が求める「温活と養生」
季節が夏から秋へと移り変わるこの時期、
私たちの体は急激な気温の変化に対応しようと、
自律神経がフル稼働で働いています。
特に夏の間に冷たい食べ物や
冷房で冷やされてしまった内臓は、
秋の訪れとともにドッと疲れが出て
機能が低下しがちです。
夏の疲れを引きずらないための食養生
東洋医学では、秋は「肺」や「大腸」を
優しく労わる季節とされています。
乾燥が進み、寒さを感じ始めるこの時期は、
体を内側から温めて潤いを与えてくれる
食材を意識して摂ることが大切です。
また、消化吸収を担う胃腸を
過度に働かせないよう、
消化に優しく栄養価の高い
食事を心がけることが、
元気な冬を迎えるための
最高の準備(養生)となります。
冷たいお食事から温かいお食事へと
シフトし、じっくりと火を通した
優しいお料理で体を
じんわり温めてあげましょう。
今回ご紹介する「コンフィ」は、
まさにそんな秋の養生に
ぴったりの調理法です。
じっくり火を通す「コンフィ」の魅力と秋鮭の素晴らしい栄養
「コンフィ」とは、フランス料理の
伝統的な調理法のひとつで、
食材を低温のオイルでじっくりと
時間をかけて煮る方法です。
少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、
実はとってもシンプルで、
おうちでも簡単に作ることができます。
低温調理で鮭がしっとり、ふっくら
鮭を高温で一気に焼き上げると、
水分や脂が抜けて
身がパサついてしまいがちですよね。
しかし、45℃前後の極めて低い温度の
オリーブオイルの中でじっくりと
温めるコンフィにすることで、
鮭の水分をしっかりと閉じ込め、
お箸でそっと崩れるくらい
驚くほどしっとりと、
ふっくら柔らかく仕上がります。
消化も非常に良くなるため、
胃腸が弱っている時にも
負担をかけずに
おいしくいただくことができます。
秋鮭と彩り野菜がもたらす栄養の恵み
主役である秋鮭のピンク色には、
「アスタキサンチン」という
非常に強力な抗酸化作用を持つ
成分が含まれています。
アスタキサンチンは、夏の強い日差し(紫外線)を
浴びてダメージを受けたお肌や細胞を
内側から優しく修復し、
エイジングケアや疲労回復を
しっかりとサポートしてくれます。
さらに、良質なタンパク質や、
血液をサラサラにしてくれるEPA・DHAも
豊富に含まれているため、
冷えが気になる秋の温活に大変心強い食材です。
また、付け合わせに使う
ズッキーニやパプリカ、かぶなどの
彩り豊かなお野菜からは、
ビタミンや食物繊維、
そして体を潤す水分を
たっぷりと摂ることができます。
心も体も喜ぶ「秋鮭のコンフィ」の作り方
鮭のふっくらとした美味しさと、
ハーブの香りがふわりと広がる
お豆腐のヘルシーソースが
絶妙にマッチする一品です。
まるでおしゃれなレストランにいるような
贅沢な気分を、ぜひご家庭で
ゆったりと味わってみてください。
材料(3人分)
- 秋鮭:3切れ
- ズッキーニ:1本
- パプリカ(赤、黄):各1/2個
- かぶ:1/6個
- ディル:適量
- レモン汁:大さじ1と1/2
- 豆腐:175グラム
- 塩:小さじ1/2
- オリーブオイル:適量(鮭が浸る程度)
- ローズマリー:1本
作り方
- 1. 秋鮭の皮を丁寧に取り除き、
食べやすいように半分に切る。 - 2. 豆腐を約2分ほど茹で、ざるに上げてから
キッチンペーパーで包んでしっかり水気を切る。 - 3. ディルは手で柔らかい葉の部分だけを摘み取り、
細かく刻んでおく。 - 4. ミキサー(またはフードプロセッサー)に、
茹でた豆腐、レモン汁、塩を入れて、
なめらかになるまでよく混ぜ合わせる。
ボウルに移し、刻んだディルを加え混ぜる。 - 5. 鍋に鮭がひたひたに浸るくらいの
オリーブオイルとローズマリーを入れ、45℃程度に温める。
そこに水気をしっかり拭き取った鮭を静かに入れ、
温度を保ちながらじっくりと12分間煮る。 - 6. 鮭をそっと取り出し、表面の余分な油を
キッチンペーパーでしっかりと拭き取る。 - 7. ズッキーニとパプリカは8mm〜1cm角に切る。
フライパンにオリーブオイルを少量ひき、
塩を少々振ってお野菜を香ばしく炒める。 - 8. かぶは葉の茎の部分を少し残したまま6等分にカットし、
柔らかくなるまで蒸し上げる。
器にお豆腐のディルソースを美しく敷き、
その上にしっとりと仕上がった
秋鮭のコンフィをのせます。
周りに色鮮やかに炒めたズッキーニ、パプリカ、
そしてホクホクに蒸し上がった
かぶを添えれば、
目にも鮮やかな一皿の完成です。
お豆腐をベースにしたディルソースは、
マヨネーズやクリームを
一切使っていないため、
とても軽やかでヘルシーです。
レモンの爽やかな酸味とハーブの気品ある香りが
鮭の旨味をいっそう引き立ててくれます。
もしディルが手に入らない場合は、
お家にある大葉やパセリ、バジルなどで
代用しても美味しくいただけます。
手に入りやすい身近なハーブを使って、
自由にお料理を楽しんでみてください。
やすらぎの里が大切にしている、心安らぐひととき
私たちは、ただ食事を制限したり、
体に良いものだけをストイックに食べることが
養生だとは考えていません。
伊豆高原の美しい自然の中で深呼吸をし、
五感を使ってゆっくりとお食事を味わうこと。
そして、頑張っているご自身の体に対して
「いつもありがとう」
という感謝の気持ちを向けること。
それこそが、本当に心と体を元気にする
秘訣だと信じています。
この秋鮭のコンフィも、
お口に運んだ瞬間にハーブの香りがふわりと広がり、
体がじんわり温まる優しいレシピです。
忙しい日常の手を少しだけ止めて、
ご自身をいたわるおいしい時間を
過ごしてみてください。
静かな伊豆の自然の中で、心身をそっと休めてみませんか?
やすらぎの里では、豊かな温泉と、地元の新鮮な食材を使った心身を整える養生食をご用意して皆様をお待ちしています。日常の緊張をほどき、心と体を深くリセットする特別な滞在を、ぜひ体験しにいらしてください。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668