「ダイエット中なのに、甘いものや油っこいものがどうしてもやめられない……」
「食べてはいけないとわかっているのに、気付いたら過食してしまって自己嫌悪……」
食事に気を使っている真面目な方ほど、このような葛藤を抱えやすいものです。知識があるからこそ、からだに負担をかけるとわかっているのに食べてしまう自分を「なんて意志が弱いんだろう」と責めてしまいませんか?
でも、どうかご自身を責めないでください。頭でわかっているのにやめられないのは、あなたの気合いが足りないからではなく、人間の心とからだのとても自然な仕組みなのです。
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食べてはいけないと思うほど食べたくなる心理
人はふつう、お腹が空いたという「生理的な欲求」から食欲がおこります。しかし、時としてストレスなどの「心理的な欲求」によって食べ物が欲しくなることがあります。
欲求不満を食べることで解消しようとする働き
特にイライラしたり、日々の生活で欲求不満がたまったりしたときに、食べることで気持ちを落ち着かせようとした経験は誰にでもあるはずです。
精神的に不安定になっているときほど、実は「自分の中で禁止している食べ物」ほど強く欲しくなる傾向があります。「これを食べてはだめ」と強く禁止することは、裏を返せば「四六時中その食べ物のことを考えてしまっている状態」でもあるのです。
禁止を破るスリルが執着をさらに強くしてしまう
人間はむしゃくしゃしている時、あえて危険を冒すことで欲求不満を解消することがあります。禁止しているものを食べるということは、自分の中でその禁止を破り、無意識にスリルを味わっているようなものなのです。
私たちは誰でも、何かを取り上げられたり「手に入らない」と言われたりすると、ますますそれが欲しくなります。厳しく禁止すればするほど、その食べ物はあなたの中で非常に重要な存在になり、執着を生んでしまうのです。「絶対に食べない」と固く誓えば誓うほど、余計に食べたくなってしまうのですね。
自分を縛る厳しい食事制限がストレスを生む理由
私は仕事柄、食事に関するご相談をたくさん受けますが、厳格な食事法や徹底したダイエットをしている方の中に、ちょっとしたきっかけで糸が切れたようにバランスを崩してしまう方をよくお見かけします。
完璧を目指しすぎて食事が苦痛になっていませんか
自分の中で禁止事項をあまり多く作りすぎると、心が不自由になり、一日中食べ物のことばかりに振り回されるようになってしまいます。
毎日の食事は生きていくための日常的な営みです。少し心に幅を持たせたやり方をしないと、食事をすること自体が大きなストレスになり、それが引き金となって「禁止しているものを過食してしまう」という悪循環につながりかねません。
しなければならないからできたらいいなへ変える
食事に関する正しい知識を身に付けることは素晴らしいことです。でも、知識通りにうまく実行できない時は、完璧を目指しすぎて自分を縛り付けていないか、少しだけ振り返ってみてください。
どんなに素晴らしい理想でも、「~しなければならない」という義務感になってしまうと、それは自分を苦しめる執着に変わります。
理想はあくまでも「~できたらいいな」くらいに、ふんわりと手放しておきましょう。それくらいの方が、心もからだもリラックスして、うまくいくことが多いのです。
食事のストレスや過食に関するよくあるご質問
Q. 食べてはいけないものを食べてしまった時はどうすればいいですか?
A. 自分を責めず「美味しかった!」と笑顔で満足して終わりましょう。
食べてしまった後に「またやってしまった」と後悔する罪悪感が、一番のストレスになります。食べてしまったらもう引き返せないので、「あー美味しかった!幸せ!」と心から味わい尽くし、ポジティブな気持ちでリセットするのが一番の養生になりますよ。
Q. どうすれば食べたいという執着を手放せますか?
A. 禁止をやめて、あえて「いつでも食べていいよ」と許可を出します。
「絶対に食べない」という禁止が執着を生むので、あえて「いつでも食べていいよ」と自分に許可を出してあげてください。いつでも手に入るとわかると、不思議と「今は食べなくてもいいかな」と心が落ち着いてくるものです。
美味しく食べて自分の体を信じる感覚を取り戻す
「食事で一番大切なことは何ですか?」と聞かれたら、私は迷わず「美味しく、楽しく食べることです」と答えます。
一番大切なのは美味しく楽しく笑顔で食べること
からだを動かして、お腹が空いて食べるご飯は、たとえそれがどんなものであろうと最高に美味しいものです。健康やダイエットに関する情報が溢れている今の時代、頭の中だけで「あれはだめ、これはだめ」と禁止するのはお休みしてみませんか。
からだが本当に求めているものを信じて、美味しくいただくことこそが、本来の自然な食事のあり方です。
やすらぎの里で本来の味覚と体の声に出会う
本当にからだに必要なものは、「美味しい」「気持ちいい」「楽しい」という素直な感覚として、私たちにサインを送ってくれています。
やすらぎの里で行っている断食や食事療法のプログラムは、人間が本来当たり前に持っている、自分のからだに必要なものを美味しいと感じる「素直な感覚」を取り戻すためのとても有効な手段です。
「最近、本当に『美味しかった!』と心から満足できる食事をしていないな」と感じたら、ぜひ私たちがご提案するやさしい食事のヒントを読んでみてください。
毎日の食事で、心と体をやさしく「ととのえる」ヒント
やすらぎの里でゲストの皆様にお出ししている、
胃腸を休め、エネルギーを満たす「養生食」の秘密をご紹介しています。
食事は、あなたを苦しめるものではなく、あなたを生かし、喜ばせるためのものです。焦らずに、まずは「今日も美味しく食べられたな」というささやかな幸せを、ご自身のペースで取り戻していってくださいね。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668