「春先や季節の変わり目になると、
花粉症や肌荒れが辛くなる」
「昔に比べて、なんだか
アレルギー体質になった気がする」
そんな不調に悩まされている方は、
近年とても増えています。
「体質だから仕方がない」
「薬で抑えるしかない」
とあきらめてしまう前に、
日頃の「食生活」に少し目を向けてみませんか。
実は、私たちが毎日口にする主食の
「お米(ご飯)」と、
現代人を悩ませるアレルギーには、
とても深い関係があるのです。
今回は、日本人の体と食の歴史を紐解きながら、
健やかな体を取り戻すための
食事の整え方についてお話しします。
クリックできる目次
ご飯を食べる量が減るとアレルギーが増えるのはなぜ?→日本人の体が、何千年も続いてきた食生活の急激な変化に驚いているからです
歴史から見る日本人の「お米」の消費量
かつて日本人は、驚くほど多くの
お米を食べていました。
日本人が最もご飯を食べていたとされる
大正7年(1918年)頃には、なんと
1日にお茶碗7〜8杯分ものお米を
消費していたと言われています。
食べ物が少なかったとされる
終戦初頭の昭和21年(1946年)頃でさえ、
1日に約4杯のご飯が食べられていました。
「居候 三杯目はそっと出し」
という古い川柳があるように、
昔の日本人にとって、お米は文字通り
命を支える「主食」そのものでした。
昭和45年を境に変化した食卓とアレルギーの増加
ところが、昭和45年(1970年)頃を境に、
日本人の食生活は劇的な変化を迎えます。
お米を食べる量が急速に減少し、
その代わりに肉類や乳製品、砂糖、
あるいは油(油脂類)の消費量が
右肩上がりに増えていきました。
つまり、ご飯を中心とした和食から、
パンや肉、洋菓子などを多く好む
欧米型の食生活へとシフトしていったのです。
そして不思議なことに、
この食生活の変化とまったく同じ時期から、
それまでの日本にはほとんど見られなかった
アトピー性皮膚炎や花粉症などの
「アレルギー疾患」が急激に増え始めました。
何千年もかけて日本の風土とお米に合わせて
作られてきた私たちの体にとって、
この数十年の急激な食の変化は、
許容量を超えた拒否反応(アレルギー)として
現れていると考えられます。
アレルギー対策にはお米を食べた方がいいの?→お米を主食の真ん中に据えることで、腸内環境と免疫が優しく整うからです
お米は腸を整え、免疫力を高める最高のパートナー
私たちの免疫細胞の約7割は
「腸」に集まっています。
お米は消化・吸収が穏やかで、
腸内細菌の善玉菌のエサとなる良質な
炭水化物や食物繊維を含んでいるため、
腸内環境を健やかに整えてくれます。
一方で、お肉の食べ過ぎや食品添加物、
動物性脂質の過剰摂取は、
腸に負担をかけて炎症を起こしやすくし、
アレルギーを悪化させる
原因になることがあります。
主食をご飯に戻すことは、
アレルギーに負けない強い体を作るための
最もシンプルで優しい近道です。
「ご飯=太る」という誤解を解きほぐす
近年は糖質制限ブームの影響もあり、
「お米は太るから控えている」
という方もいらっしゃいます。
しかし、お米はパンや麺類と比べて、
脂質がほとんど含まれず、
粒で食べるためによく噛む必要があり、
腹持ちが良いという優れた特徴を持っています。
太る原因の多くはお米そのものではなく、
お米の代わりに食べているお菓子やパン、
おかずに使われている余分な
油や砂糖であることがほとんどです。
適量のご飯を美味しくいただくことは、
むしろ健康的な代謝をサポートしてくれます。
お米中心の生活に変えるときのポイントは?→一問一答でお答えします
Q. 小麦(パンやパスタ)が大好きで、いきなりご飯だけにするのは寂しいのですが…
A. 無理に100%お米にする必要はありません。
「朝食だけをご飯に変える」など、
できるところから始めてみましょう。
大好きなパンやパスタを
「絶対に食べてはいけない」
と禁止してしまうと、
それがストレスになってしまいます。
まずは週に数回、または朝食だけでも
温かいご飯とお味噌汁のセットに
変えてみることから始めてみてください。
お米を食べる心地よさや
腹持ちの良さを体が実感していくと、
自然と「今日のご飯は白米にしよう」と
体が選ぶようになっていきます。
心地よい変化を
ゆっくりと楽しんでみてください。
やすらぎの里が提案する「食養生」とは?→無理なく胃腸をいたわり、日本人の体に合った食事の心地よさを思い出すことです
五感で味わう、お米とお味噌汁の優しさ
日常の忙しさの中では、
食事を急いで済ませてしまい、
自分の体が本当に求めているものが
分からなくなってしまうことがあります。
やすらぎの里では、自然の恵みを
そのまま活かした養生食を通して、
お米や季節のお野菜、お味噌汁といった
日本の伝統的な食の素晴らしさを
体感していただいています。
一品一品を丁寧に、静かに味わうことで、
疲れた胃腸が内側からじんわりと
癒やされていくのを感じていただけます。
【日本の風土が育んだ、体にやさしい養生食を取り入れてみませんか】
「どんな食事を摂れば、体の中からすっきり整うのだろう」とお悩みの方へ。やすらぎの里が30年以上の歩みの中で大切にしてきた、和食をベースとした滋味あふれる「養生食」のこだわりやメニューについて詳しくご紹介しています。
私たちの体は、
私たちが食べたものでできています。
そして日本人の体は、長い歴史の中で
「お米」を一番のエネルギー源として
大切に育まれてきました。
アレルギーや日々のプチ不調は、体から届いた
「少し本来の食事に戻してみませんか」
というメッセージかもしれません。
今日のご飯をお茶碗に盛るとき、
お米の優しい甘みと温かさを
ゆっくりと感じてみてください。
あなたの体と心が、
内側から穏やかに整っていきます。
お電話でのご予約は
TEL:0557-55-2668