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セルフコンパッション|自分を慈しむ力

先日、本館でおこなわれた、
物部先生の「瞑想を深めるリトリート」。

今回のテーマは、
「セルフコンパッション」

自分を慈しむこと。

とても大切なお話だったので、
少しずつシェアさせてもらいますね。

セルフコンパッションとは、「自分を慈しむこと」

「セルフコンパッション」は、
近年、マインドフルネスの次の流れとして
注目されている考え方です。

でも、
新しい考え方というより、
昔から日本人が大切にしてきた、

「慈悲」
「自分をいたわる」

という感覚に近いものだと思います。

自己肯定感を高めようとすると苦しくなる理由

臨床心理士の物部先生は、
カウンセリングの現場で、
「自己肯定感が低いんです」
という相談をよく受けるそうです。

そして、
「どうしたら自己肯定感を高められますか?」
とも聞かれるそうです。

でも、
自己肯定感も、
セルフコンパッションも、
頭で考えて、「高めよう」
と思ってできるものではない。

思考は、
出来ていないことを見つけるのが得意だから。

もっと頑張らなきゃ。
もっと変わらなきゃ。
もっと自分を好きにならなきゃ。

そう考えれば考えるほど、
今の自分の足りなさが気になってしまう。

これは、
とても苦しいパラドックスです。

考え方より、「自分を大切にする行動」

だから、
セルフコンパッションは、
考え方を変えることより、
自分を大切にする行動をすることが
大切なのだそうです。

温かいお茶を飲む。
自然の中を歩く。
ゆっくり眠る。
安心できる人と話す。
心地いい場所で過ごす。

そんな、
「自分を大切に扱う」
小さな行動を積み重ねていく。

自己肯定感は、安心できる場所でゆっくり育っていく

物部先生のお話を聞いていて、

私は、「ああ、やすらぎの里って、
セルフコンパッションを学ぶ場所ではなく、
自然と思い出してしまう場所なんだ」
と感じました。

ここに来る人は、
「自分を好きになろう」
「自己肯定感を高めよう」
と思って来るわけではありません。

ただ、
海を眺めて。
鳥の声を聞いて。
温泉に入って。
お腹を空っぽにして。
美味しい食事を食べて。

時間に追われず過ごしているうちに、
いつの間にか、
「この自分でいいか」と思えてくる。

それは、
自然や、
人とのつながりや、
安心できる環境が、
心の栄養になっているからなのかもしれません。

自己肯定感は、
頑張って高めるものではなく、
安心できる場所で、
ゆっくり育っていくもの。

養生とは、自分を慈しむこと

そして、養生とは、
体に良いことを頑張ることではなく、
自分を慈しむこと。

ずっと自分に向けていた厳しさを、
少し休ませてあげること。

そんなことを、
静かな雨音の中で、
改めて感じたのでした。

→ ととのえる旅。とは?

→ やすらぎの記憶|人生の節目には、いつもやすらぎの里があった

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