2014 6/1 (日曜日)

「する」と「なる」

例えば、姿勢を改善するためには、「良い姿勢にする」と「良い姿勢になる」があります。

「する」は意識的に矯正することで、良い姿勢に仕向けていくことで、「なる」は図らずも良い姿勢になっているということです。

「する」はある程度のところまで是正できるのですが、股関節など姿勢を形作る上で重要な関節の硬直が強い場合など、そのままの状態で無理に外見的な良姿勢をとろうとすることで、かえって、ひずみや痛みが出てしまうことになります。

一方、「なる」は股関節など、身体各部の硬直をやわらげ、しなやかな体を作っていく結果として、自然と良い姿勢が形作られていくということです。

これは姿勢に限らず、食事にも当てはまることで、導入として、既存の食事療法に則り「良い食生活にする」段階と、心身ともに安定的に整ってくることで、自分に適したものを好み、不適なものを好まない感覚が育ち、自然と「良い食生活になる」境地があります。

野生動物は、原初的な感覚を失っていないので「なる」だけで事足りるのですが、人間、特に現代人の場合、不自然きわまる環境に身を置き、本来人間にも備わっているプライマルセンスを鈍らせてしまっているので、時に、

「する」という意識的な取り組みが必要になってくるのです。

しかしながら、「する」ばかりでは、本来の人間としての自然性を取り戻すまではいかず、その人の個性を加味した、生命が喜ぶオーダーメイドの方法とはならないわけです。

「する」と「なる」を、生活のいかなる局面においても両立されることで、より質の高い、快適な生活を営めるのだと思います。

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