こんにちは、こはりです。
今日はヨガで「五体投地」を行いました。
これは仏教における最も丁寧で正しい、最上の礼拝方法とされているものです。
テレビなどで僧侶が聖地に向けて歩くのではなく、五体投地で進む映像を見たことのある方もいると思います。
一種の行法ですが、尺取り虫のようにして進むのですから、それは途方もない道のりです。
一方で長時間の五体投地は必然的に身体の理にかなった、呼吸を伴う洗練された形にもなってきます。
ギュッと締める動きと放り出す弛緩、放下の動きの絶妙なコントラスト。
これは心身、自律神経を整える絶好の身体操法にもなり得ます。
黙々と何回も続ける。
次第に快感に変わってきます。
そして無になります。
さらに最上の礼拝を形にしていますから、潜在意識に感謝・懺悔・下座・奉仕といった心が芽生えてきます。
日本のヨガの草分け沖正弘先生が健在であった頃のお話なども聞く機会があり、つくづくヨガは物事のベースだと思うようになりました。
ヨガというベースを持ちつつ、スポーツや競技、武道の分野へ枝葉を伸ばし開発していくことの有用性です。
身体の使い方、ケガをしない方法、歴史に培われた遠大な哲学、上達の方法論が豊富に蓄積されています。
何より生活全般に応用できる普遍性が、脈々と現代に至るまで人々を惹きつけてやまないのでしょう。
ヨガが持つ計り知れない可能性と魅力をこれからも探っていきたいと思っています。
家の前の桜、日を追うごとに桜色です。
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