する贅沢から、しない贅沢へ

2009 9/23 (水曜日)

病気が治るとき

こんにちは、こはりです。
今日は健康と病気のお話。

ヨギ沖正弘は『病気を治すという消極的な考え方を脱し、健康をつくるという積極的な考え方に立って生活することが治病法の原理、原則といえるのではないだろうか。こうした理由によって、私は人間には健康法があれば十分、治病法はいらないとさえ考えているのである。』と言っている。

ヨガでは奇異とも思えるポーズをとることがある。

そこには病気を治そうという、患部をかばいだてしたり、またはやみくもに排除したりする消極的な発想はなく、心や体の無理や無駄を発見し、偏りなく存分に使いきろうとするきわめて積極的な考えがある。

健康の大前提ともいえる安らかな眠りが得られ、また新鮮な朝が迎えられるのも、呼吸、食事、排泄、睡眠、エネルギー消費、力学的ひずみ、精神、に無理や無駄がないときなのだろう。

また沖は『「健康」と「自然」とは同義語であって、文化生活の中にいかにして自然な状態をつくりだすかの工夫が健康法である。』と言っている。

無理や無駄が強いられる現代生活において、ほったらかしはむしろ不自然を助長することになるため、ある程度の意図的な働きかけが心身に必要になる。

その具体的な方策が、肉体的なアーサナであり、精神的な瞑想となるのだろう。

そして次第にそれが不可分であることに気がついてくる。

心身はそれぞれが影響し合っていて分かつことができない。

食事だけに偏っても、運動だけに偏っても、それは片手落ち。

肉体も精神も含めた生活全般が文字通り「生を活かす」方向に舵を切ったとき、おのずと宿痾の治癒が訪れるのだろう。

それは言わずもがな、治病に汲々とする小我な生き方ではなく、自然すなわち調和と共生のうちに今を生ききった延長線上にあるのではないだろうか。

病気が治ることよりも大切なこと、それに気がついたとき、神さまはご褒美をくれるのかもしれない。

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