『 やすらぎ通信 』 第580号 2016.1.22
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
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●やすらぎの里・高原館
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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は青空が広がる、
穏やかな冬晴れ。
伊豆は温暖な黒潮の影響で、
気温はあまり下がらないので、
日が差して、風がなければ、
気持ちよく散歩できるくらいの陽気です。
暖冬の影響で、早咲きの桜が、
いつもの年より早く咲き出しています。
熱海の町中に咲く熱海桜は、
もう見ごろを迎えています。
————–
この時期、寒い地方は、
景色がモノトーンで、
気持ちが沈んでいませんか。
伊豆は冬でも緑が多く、
いろんな花も咲いているので、
気持ちよく散歩できますよ。
ピンクが鮮やかな河津桜が咲き出した伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。
【目次】━━━━━
【1】養生館への道・その2
【2】養生館の週末プラン
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
■ やすらぎの里の空き室状況はこちら
■ 高原館の空き室状況はこちら
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【1】養生館への道・その2
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今回も、養生館の館長となる、
小針先生の歩んできた道を掲載します。
養生館という名称は、
小針先生のためにあるような経歴。
もうこれからは、
小針先生じゃなくて、
養生先生と言うことにしますね。
現在、養生先生はオープン前の充電のため、
一ヵ月間の有給休暇中。
いろんなことを吸収して、
3月のリニューアルオープンで、
思いっきり活躍してほしいです!
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「僕を突き動かすもの」
指圧専門学校の新卒で
やすらぎの里に就職するのですが、
それまでに、多くの健康関連の書籍に目を通しました。
そこで断食療法にも出会うのですが、
他のどんな健康法よりも本質的であるとの直感から、
迷いなく、断食のオーソリティである、
大沢先生が主宰する、
やすらぎの里に就職する決意をします。
やすらぎの里に勤めてからも、
健康法を求め、健康観を思索し、
ことあるごとに言及してきました。
————–
思い返してみれば、
それには理由がありました。
ただいたずらに、ペダンチックに
もてあそんでいるわけではないのです。
いわずもがな、
単に自分だけ健康で長生きしたい
などという手前勝手な論理でもありません。
幼少期までさかのぼります。
僕は東京の下町に生まれ育ちました。
土地柄、戦争の名残を
肌身で感じることができました。
それは東京大空襲で親族を亡くし、
またその壮絶な体験談を
祖父母に聞かされて育ったということもあります。
また幼少期、
反戦思想のコミュニティと接する縁があって、
一層戦争に対する
えもいわれぬ恐怖感が植えつけられていきました。
焼夷弾が無辜の市民に向けて投下される映像、
原爆に被爆し全身ケロイドを負った人々の写真など、
目にする機会が多かったといえます。
いつしか僕は心細い夜の寝床で
「今、戦争が起こったらどうしよう」
「突然空襲が来たらどうしよう」
そんな思いに駆られるようになりました。
周囲から見たら
幼稚な妄想だと思われるでしょう。
しかし、その当時の僕にとっては
切実な悩みだったのです。
————–
大学で国際政治を専攻したのも、
常識で納得させても、
地下水脈でうごめくような
幼少からの不安を解消するためだったのかもしれません。
そして大学で学んで気づいたことは
「何の理由もなく戦争は起きないこと」
一方で「人類の歴史は戦争を繰り返し、
今もなお惨劇が止まないこと」
幼少から引きずっていた
無知による稚拙な恐怖感は取り除かれても、
あまりにやりきれない現実に対する
愕然とした思いが残りました。
政治システムで平和を構築しようとする人類の試みも
学問的に知ることができました。
しかし、いまだ実現されないのは
政治の担い手が紛れもなく人間であって、
その人間の心にこそ
原因があるのではないかと気づき始めるのです。
いかに反戦平和を望む人がいても、
戦争を好む人がいれば戦争へ突き進んでしまう。
欲望や利権にまみれた現実から逃避するように、
人並みに享楽的なキャンパスライフもたのしみました。
一方で、ストイックに、
平和に対し一見逆説的な武道を通して、
平和のあり方を学んだりもしました。
————–
そんな折、
この言葉に出会うことになるのです。
「平和の問題は必ず食の問題にぶち当たる。
平和のメロディーは食生活の中で鳴っているんだ」
食養家、桜沢如一の言葉でした。
今の今まで食に無頓着で
悪食を極めていた自分がいました。
だからこそ身にしみる真理でした。
本質に迫れば、人間の心に尽きる。
そして、その心を穏やかにもし、
険悪にもするもの。
それは日々の生活で欠くことのできない
絶えざる食の影響力でした。
————–
「人間にとって自然なあり方とは何か?」
この疑問が僕の原動力であり、
知的好奇心の源になっているのです。
「弱肉強食」であっていいはずがない。
野生の動物がそうであったとしても、
人類だけは調和と共生のうちに気高く生きてほしい。
そんな願望に近い祈りが、
僕の心を突き動かしているのです。
現在、つかの間の非戦時を享受している日本。
先人の悲劇の上に築かれた繁栄。
はたして人類は何を学んだのだろうか。
同じ惨禍を繰り返さないために。
口はばったいですが、
僕はこの身を通して
「愛」に至る道程を
切り拓いていければと思うのです。
来週に続く・・・。
■ やすらぎの里・養生館
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【2】養生館の週末プラン
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やすらぎの里に行ってみたいけど、
長いお休みが取れなくて、
という方も多いと思います。
週末を使って、
2泊位で気軽に行けたら。
そんな声に答えて、
高原館を週末専用の施設にしています。
ただ、高原館の基本のプランは、
金曜日からの3泊4日。
2泊3日の枠があまりないのが現状でした。
そこで、3月28日にオープンする、
養生館でも週末プランを受付することにしました。
養生館の週末プランは、
毎週木曜日からの3泊と、
金曜日からの2泊で、受付中です。
3泊で2日の養生断食、
2泊で1日の養生断食が体験できます。
これまで、浮山温泉の本館では、
一週間か1泊の体験プランしか受けていなかったので、
週末で気軽に浮山温泉の自然を
満喫したい方にもおすすめです。
■ 養生館の滞在プラン
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
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心身ともに疲れていて、
生まれ変わるつもりで(笑)
誕生日の週に来ました。
凝り固まった頭と首を
しっかりほぐしていただき、
目の疲れもスッキリ!
最後の夜にはサプライズもあり、
みなさんの温かさが心に染みました。
この一週間がこんなに感動的な日々になるとは。
新しい歳として、生まれ変わった気分です。
みなさんのたくさんのお心遣い、
ありがとうございました!
40代
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たくさんの自然に囲まれて過ごしたことで、
断食のつらさはあまり感じず過ごせました。
とっても和やかで気さくな
スタッフの方々の作り出す
雰囲気の効果も大きかったと思います。
体だけでなく、心もスッキリとなって、
明日から元気に毎日を送れそうです。
ご飯がこんなに美味しいなんて!
本当にありがとうございました。
20代 女性
■ やすらぎの里の体験談
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【4】 編集後記
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今日の午後から、高原館がオープン。
冬休みも終わって、
スタッフのみんなも充電満タンで、
ゲストのみなさんをお迎えです。
僕は東京で美味しいものたくさん食べて、
実家に帰って、たくさん寝て、
ばっちり充電できました。
気持ちも新たに、
新館と養生館のオープンに向けて、
気合が入ってきました~。
p(^-^)q
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary
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