『 やすらぎ通信 』 第613号 2016.11.22
~ 生活習慣改善の専門家が教える
心と体のリセット法 ~
●やすらぎの里
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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。
福島で大きめな地震がありましたが、
みなさんお住まいのところは大丈夫ですか。
伊豆高原は少しゆらゆらした位で、
ゲストの方も気づいてない方もいる位でした。
大きな被害が出ていないことを祈ります。
伊豆高原は昨夜からの雨も上がり、
青空が広がってきました。
本館のテラスからは、
紅葉に染まる伊豆高原と青い海が、
きれいに見えています。
ピンクの山茶花が満開の伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】━━━━━
【1】天命を信じて
【2】やすらぎのレシピ
「豆乳クリームグラタン」
【3】寄せ書きから
【4】編集後記
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【1】天命を信じて
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やすらぎの里には、アトピーで悩んでいる方が、
毎週何名か来ています。
僕も子供が小さい頃に、アトピーが出たこともあり、
アトピーの治療法には関心があります。
養生館の館長の小針先生は、
自分がアトピーで大変だった時期があったので、
あらゆるアトピーの治療法を学び、
自分でも試しています。
そんな彼だから、アトピーに悩む人の辛さは、
人一倍よく分かるのでしょう。
今回は、小針先生の養生ブログから、
「天命を信じて」の記事を紹介します。
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全身のアトピーに悩む女性。
ステロイドを塗れば治まるが、
次第に容量が増え、
副作用の情報に触れる度に自己嫌悪に陥る悪循環。
食生活改善や、代替療法も実践してきた。
それでも治らない。
お会いした時、顔を真っ赤に腫らし、
薬や、医師への不信感をあらわにしているようでした。
女性にとって症状が顔に出るということが、
どれほどつらいものか、想像を絶します。
良心的な皮膚科医もたくさんいるのでしょうが、
症状を一瞥して、
ただ薬を処方するだけの診察もあって、
気持ちのやり場に困ることもしばしばです。
「ひどいね」
「なんでここまで放っておいたの」
「ちゃんと薬を塗らなきゃダメじゃないか」
頭ごなしに怒られたりして、
初めて会って私のことを何もわかっていないのに、
なんでこんな言い方されなきゃいけないんだろう。
「つらいのによくがんばってきたね」
「これから一緒に治していきましょう」
こんな言葉をかけてもらえばどれだけ救われるか。
共感してもらいたい。
それだけなのに。
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養生館滞在で症状が緩和し、喜びもつかの間、
家に帰ってからまた真っ赤に腫れてきて、
いらだたしいような情けないような。
「先生もつらい時期があったと聞きましたが、
つらいときはどう乗り越えましたか?」
「つらいときは理屈抜きでつらいです」
こう答えました。
聖人君子ではありませんから、七
転八倒の苦しみ、葛藤の連続です。
魔法のような方法はありませんでした。
今でも、思い出すだけでつらいのですが、
でも振り返ってみれば、人との出会い、本の一節、
どん底にあっても、なにかしら縁があって生きていられた、
そして今があるのではないかと思いました。
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「どうしても自分を責めてしまうんです」
人の目に触れるはずかしさも、
一日中止まない痛さ、かゆさも、
服がこすれる不快感も、
鏡に映った自分の体を見るときのいたたまれなさも、
疲れているのに眠れない夜も、
この肉体を脱ぎ去りたいという衝動も。
全部知っているのは他の誰でもない自分だけなのだから、
「つらいのによくがんばっているよ、
もうがんばらなくていいよ」と言えるのも
自分だけなのだろうと思います。
「自分を甘やかすことと違うのですか?」
がんばり屋のあなたは聞きました。
甘やかしていいじゃないですか。
甘えたらいけない、頑張らなければ、
いつからかこうした強迫観念が植え付けられています。
前向きな向上心にかわればいいのですが、
それが後ろ向きに自分を責めることになってしまっては
全く意味がないと思うのです。
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今の自分を認め、
ゆるしてみたらどうでしょう。
自分を責めてしまっていることに気づいたら、
そんな自分に
「つらい症状に向き合っているだけでも、大変なことだよ」
「もうそんなにがんばらなくていいよ」と声をかけてあげます。
落ち込んでいる自分に気が付いたら
「つらいからしょうがないよ」
「誰だって落ち込むよね」と声をかけてあげます。
何度も何度も、ネガティブな思いに駆られるたびに、
繰り返し語りかけたらいいと思うのです。
否定的な思いも、後ろ向きな言動も、
決して悪いことではなく、
より良くなるために出てくる。
症状がそうであるように、
良くなっていくためのプロセスと心得て、
「いいよ」「OK」「大丈夫」
それを受け止める言葉が、
反射的に、いつも体に鳴り響くようになったら、
否定的な思いやこびりついた習性も、
いつしか最小化されていくことでしょう。
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思い起こせば、
自力で踏ん張っていた時期がありました。
「人事を尽くして天命を待つ」
自力でがんばってこそ、結果が得られると。
でも、辛酸をなめ尽くし、
今では、「天命を信じて人事を尽くす」
流れに身をまかせれば、
人生はひとりでに花開く。
そんな心境に至っています。
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今でも、否定的な思いが起こります。
いつも心が青空ばかりとは言えません。
それでも、天命を信じるようになって、
以前よりはサラリと
受け流せるようにはなってきたと思います。
ゆるし、ゆだね、無為にして為す、
自然法爾、安心立命、全託…
これが僕の人生のテーマ、
天命なのだと信じて。
養生館・館長 小針
■ 養生館について
https://y-sato.com/kougenkan/yj-about.html
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【2】やすらぎのレシピ
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養生館のキッチンスタッフの吉田です。
今日は美味しくて、ヘルシーな
豆乳クリームグラタンをご紹介します。
とっても熱々で、
寒いこの時期にはピッタリの一品です。
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「豆乳クリームグラタンのレシピ」
●材料 ココット6個分
豆乳 400cc
小麦粉 大さじ3
白味噌 小さじ 1
木綿豆腐 480g (スライスして1人80g)
かぼちゃ、しめじ、玉ねぎ、ベビー帆立 各適量
(季節によって材料を変えてみてくださいね)
バター 8g、塩、コショウ 少々
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●作り方
1、豆腐は均等にスライスして半日は水切りする
2、かぼちゃをくし切り 厚さ7~8mmにして、
蒸し焼きにしバットに取り出しておく。
3、ほぐしたしめじ、スライスした玉ねぎをバターで炒め、
ホタテも入れてさらに炒める
4、豆乳クリームを作る
・ボールに豆乳、小麦粉、白味噌を入れよく混ぜておく、
フライパンに移し弱火でとろみが出るまでよく混ぜる。
(ここで絶対に煮立たせてはいけません!
豆乳が分離しないように必ず弱火で20~30分です)
・塩、コショウで味を調える、コショウがダマにならないよう気を付ける
5、できた豆乳クリームを炒めておいたホタテと野菜の中に入れよく混ぜる
6、ココットに分量が外のバターを塗り、下に豆乳クリームを敷き
豆腐、かぼちゃを入れ、さらに上に豆乳クリームをかける。
あれば粉チーズもふっておく。
7、230℃のオーブンで8分焼き、
焼きあがったら刻んだパセリをのせる。
8、お熱いうちにお召し上がりください!
ホタテを鮭にしてもおいしいです。
■ やすらぎの里・本館の食事
https://y-sato.com/kougenkan/diet.html
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【3】寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
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11月2日から4泊5日
養生館に滞在したゲストのみなさんの声です。
トレイルウォーキングの歩く速度、
いつも驚かれます。
少しだけ限界を超えてみる。
1人ではできない冒険です。
仲間とともに歩きぬいた達成感は
代えがたいものです。
養生館・館長 小針
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「無心に歩きました」40代 女性
朝の山歩き。
速度が速くてびっくりしたけど、
結果的に無心で歩きぬくしかなくてよかった。
1人ではとてもできないです。
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「瞑想の底力を確信」40代 女性
自分の体と心の声を聞いてあげられるのは、
やっぱり私だけなんだから、
ちゃんと耳を傾けなきゃなとつくづく思いました。
あと、個人的に瞑想をずっとしているのですが、
今回改めて瞑想の底力を確信しました。
これからも続けます。
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「帰ってからも実践」30代 女性
食べるという当たり前の行為が、
丁寧に行うとこんなにも一つ一つ、
味わうことができるのだと思いました。
日常に戻ると、ここと同じ生活を送ることは難しいですが、
ここで学んだことを一つでも
続けられるようにしたいと思います。
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「体がありがとう」30代 女性
こんなにも自分の体のことをよく考え、
よく感じて、なおかつ体のためにがんばったのは、
あまりない体験でした。
4日目の夜にして、自分の体が「ありがとう」と
言ってくれている気がします。
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「食べる喜び」20代女性
食べることが何よりも大好きな私。
普段は太りたくないがために、
食欲抑制剤を飲んだり、
いろいろ無理な食生活をしてきました。
でもやすらぎの里に来て、改めて食の大切さ、
食べる喜びを心から感じることができました。
これからはカロリーや糖質量にとらわれすぎず、
栄養バランスや、食べるスピードや、
噛むことなども気を付けてみたいと思います。
■ やすらぎの里の体験談
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【5】 編集後記
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養生館が3月にオープンして、
8ヶ月が経ちました。
館長の小針先生は、
地道にプログラムの改善を続け、
キッチンのスタッフは、新たなレシピに挑戦し、
オープンの頃と比べると、
かなりバージョンアップしています。
海沿いの森を歩くトレイルウォーク、
静かな環境でのヨガや瞑想。
素材を生かした、スムージーや具沢山の味噌汁。
そして、動いてお腹がぺこぺこになって、
ひと口ずつ味わって食べる玄米おむすび。
生きる喜びを実感できる「養生断食リトリート」
スタッフのみんなも、自分が参加したいって、
言ってるくらい、魅力的な内容になってます。
(^-^)V
大沢
■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary
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