5月7日(土)にNHKで全国放送された、
ドキュメント72時間「断食・空腹の向こうがわ」のアンコール再放送。
おかげさまで大反響となっています。
改めて、今の時代が「やすらぎ」を求めている、
そして「健康」への意識が高まり、
心身をリセットする場を求めていると感じます。
このメルマガを読んでいるみなさんも、
NHKの放送を見たという方も多いと思いますので、
今回は「断食・空腹の向こうがわ」の内容を
少し深堀りしてみようと思います。
「断食なのにみんな笑顔」
断食は辛いはずなのに、映像に出てくる方は、
みんな笑顔なのはなぜなのか?
もし一人でビジネスホテルで断食をしていたら、
とても笑顔にはなれないと思います。
やすらぎの里の滞在は合宿形式なので、
みんなで一緒に断食をします。
「お腹が空いた」という共通の感覚が、
自然なコミュニケーションを促します。
肩書のない自分でいられることの自由さ、
利害関係がない繋がりの心地よさ。
基本的には一週間限りの関係なので、
期間限定だからこそ、心を開けることもあります。
つい食べ物の話で盛り上がったり、
痩せたい、休みたい、健康の話をする中で、
一緒にがんばる仲間という連帯感が生まれ、
一人だと辛いことも、みんなと一緒なら、
空腹も話のネタ、笑い話になってしまうのです。
「休むことをする場所」
多くの人が自分のことを後回しにして、
仕事や家族のことを優先しています。
職場や家から物理的に距離を取らないと、
自分のことを考える気持ちになれません。
強制的に日常から切り離されて、
ようやく自分のことをいたわる気持ちになれて、
自分をしっかりメンテナンスできるのです。
日常生活では頭や体が勝手に反応して、
他人優先モード、仕事優先モードになっています。
自分の意思だけでは、
休むモードに切り替えられない人がたくさんいます。
そんな人は、環境と人の力を借りて、
自分の意志力を使わずに休むことも必要です。
「休むことをする場所」に行くことで、
ようやく心から休める。
「自分のことを大切にできる場所」に行くことで、
ようやく自分と向き合え、
いたわってあげることができるのです。
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