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逆立ちが内臓下垂・婦人科系の不調に効く理由

※この記事は、やすらぎの里の元養生館館長・小針先生が以前書かれた文章を、
現在のサイト用に再編集したものです。

ヨガの「ポーズの王様」――逆立ちが持つ力

ヨガでもっとも格式が高いとされるポーズが
逆立ち(シルシアーサナ)です。

インドのガンジーやネルー首相も愛好していたと
伝えられています。
なぜそれほど重視されてきたのか。
その理由は、私たちの体と重力の関係にあります。

重力が体に与える影響――老廃物と内臓下垂

地球には重力があります。
そのため、老廃物は下半身に溜まりやすく、
力を失った内臓は少しずつ下に
垂れ下がっていきます。

内臓下垂が進むと、
特に骨盤内の臓器――子宮や卵巣――を圧迫し、
うっ血させることになります。
婦人科系の不調が内臓下垂と
切り離せないと感じるのは、このためです。

砂糖が内臓をゆるませる「糖反射」とは

内臓が正常な位置を保てなくなる
素因のひとつに、
「糖反射」と呼ばれる現象があります。
砂糖を摂取すると、その数十秒後に
胃腸の働きがぴたっと止まってしまうのです。
砂糖が細胞をゆるませ、
たるませる証左といえるでしょう。

さらに、そこへ続けて水分を摂取すると、
ゆるんだ胃をさらにたるませることになります。

ケーキを食べながらコーヒーを飲む――
あまりにも日常的な光景ですが、
内臓の観点から見れば、
いかに不自然な状況を
体に強いているかがわかります。
こうした慢性的な食習慣の積み重ねが、
内臓下垂を招いている可能性があります。

逆立ちが期待できる効果

食生活の見直しと腰腹力の強化に加え、
「内臓体操」ともいえる
逆立ちを取り入れることで、
内臓下垂への対策がより万全なものになります。
逆立ちは脳への血行を促進し、
神経の調整や疲労回復の効果も期待されます。
頭痛・不眠・消化不良・
喘息・肝・脾・腎の疾患、
目耳鼻の障害、生殖器の異常、
肩こり・腰痛・腹痛など、
さまざまな不調に悩む方に
実践してみてほしいポーズです。

いきなり完成形を目指さなくていい

とはいえ、やろうと思っても
すぐにできないのが
「ポーズの王様」たるゆえんです。
高度な身体操作を必要とするため、
ある程度の柔軟性と
事前のウォーミングアップが欠かせません。
先を急がず、少しずつ練習を
積み重ねていくことが
不意の転倒を防ぐことにもつながります。
まずは壁を背に、安全な状況で
恐怖心を取り除いていくところから
始めてみてください。

ヨガは「苦行」ではなく、日常へのフィードバック

ヨガには、積極的に体を開発し、
自分の秘められた可能性に気づいていく
意義があります。
ある程度の負荷を自分に与え、
それを乗り越える適応性を身につけることは、
日常のあらゆるストレスへの
対処力にもつながってきます。

外側から押し寄せるストレスを
どう解釈し、受け容れるか。
ヨガによって培われる高度な適応性とは、
悪しきストレスを悪しきものと受け取らず、
ゆったりとした呼吸のまま、
平静な心で全肯定・全活用していくことです。

ヨガをいたずらに苦行とせず、
常に日常生活にフィードバックできる
実践として、単なる健康法を超えて
続けていきたいものです。

体の内側から整えることに関心がある方は、
こちらもご覧ください。

→ 断食とは何か――我慢しないで整う、やすらぎの里の断食

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TEL:0557-55-2668

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