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2009 9/8 (火曜日)

プチ断食とヨガ・瞑想リトリート

こんにちは、こはりです。

高原館のある大室高原は朝晩だいぶ涼しくなってきました。

朝早く起きて行う瞑想は格別です。

呼吸法で肺の中の空気を全部入れ替えてから、静かに座ります。

肌に触れる清澄な風。

からだの境界がなくなって自然に抱かれているような安心感があります。

瞑想を終えてあお向けに寝ころぶ。

青い空に浮かぶ白い雲。

時間がゆっくりと流れていきます。

さて、高原館でも「プチ断食とヨガ・瞑想リトリート」を行うことになりました。

大上段から何かを教えるというスタンスではなく、ゲストの皆さんと大好きなヨガを通して一緒に気持ちよく過ごせたらいいなと思っています。

今回はプチ断食ですので、心身を浄化する玄米菜食や、特別メニューのベジカレーをいただきながら、より生活になじんだヨガを楽しめたらと思います。

「良いものは完全に吸収し、悪いものはすべて出し切る」そんないきいきとした身体を作るのがヨガでもあります。

食事を含めた生活全般をヨガ的、総合的に見つめなおす機会にできればいいですね。

ごいっしょにいかがですか?

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2009 8/30 (日曜日)

ヨガと食 身近にある自然

こんにちは、こはりです。
今日もヨガのお話。

暑さの厳しい風土で発展したヨガの成り立ちをみると、縮こまって力み体を温めるというよりは、体をほぐし伸びやかに解放して、ほてった身体をさましていく要素が強いのだろうと思う。

インドにおける食文化も同様に野菜食とスパイスはいずれも体をゆるめ冷やす作用が強い。

ところがヨガを日本で適用しようとした場合、インドとの気候風土の違いを無視することはできない。

日本はインドに比べ、はるかに冷涼で変化に富んだ四季のうつろいもある。

ヨガと食文化を本場と全く同じように日本で適用した場合、ゆるみすぎ、冷やしすぎの弊害が起こるとも限らない。

その証左として日本ではパワーヨガやホットヨガなど、身体を引き締め、温める方向性がもてはやされている。

いずれにしろ、身体文化や食文化はその土地の風土と切り離せないだろう。

ここ日本においては、四季に応じたバリエーションや、ゆるめるべきところはゆるめ、引き締めるべきところは引き締める、メリハリの利いたアーサナのあり方が模索される。

それは武道や相撲など伝統的な日本人の身体感覚に裏打ちされた極意としての「丹田」や「腰・肚」感覚の再評価につながるかもしれない。

食に目を転じても、日本の風土に培われた伝統的な和食の持つポテンシャルは現代においても変わることはなく、ますます真価が発揮されるべきであると考える。

特に米や根菜類などの穀物は、精神的な、または身体的な土台としての「根っこ」を醸成するのに不可欠だろう。

しっかりとした歯ごたえと腹に納まる充実感はフワフワとしたパン食では得がたい。

またヨガの重要な要素ともいえる呼吸の観点からも穀物と野菜を中心とした和食の効用が見出せる。

動物性食品の過剰摂取は血液の酸傾(アチドーシス)を招き、血中により多くの酸素を送り込む必要が生じてくる。そのため呼吸数が増える。

つまり穀物菜食を基本としてきた日本人が西洋近代的な肉食に迎合した場合、呼吸は浅く速くなり、ゆったりとした丹田呼吸がままならないまでか、精神的な平静を保つのが難しくなる。

あらためてヨガと食との関わりについて考えるとき、気候風土、食、身体文化いずれも不可分であることに気づく。

科学技術の進展する現代において、前近代的とも思えるヨガがこれほどまでに浸透し、さらにそのニーズが高まりつつあるということは、それが「自然性の回復」にあるからに違いない。

生命にとっての不自然さを極めた現代的な病理ともいえる、「行き詰まり」や「生きにくさ」を感じる人々が、最後のよりどころとしたのが他の誰でもない自らの身体を直視するヨガだったのではなかろうか。

大方の物質的な豊かさを享受してきた現代人だからこそ、ヨガに期待される可能性もますます大きくなってきている。

個人の肉体から地球、そして宇宙へとつらなる智慧を内包するヨガの示す未来は明るい。

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2009 8/17 (月曜日)

やすらぎヨガ

こんにちは、こはりです。

本館で企画された「プチ断食とヨガ・瞑想リトリート(合宿)」が予約段階で大好評のようです。

ヨガブームがひと回りして、本当の「やすらぎ」を求める機運が高まってきたのでしょうか。

断食施設に対する期待も、より本質的なものになってきたように思います。

実際、高原館でも意欲的な方々ばかりです。

「より自分を高めていきたい」そんな受け身ではない自主自立の気概を肌身で感じるのです。

リトリートという言葉もだいぶ浸透してきました。

都会の雑踏を掻き分け、ひとときの静寂を味合うべく通うヨガ教室。
そこで手に入れた自然な身体は、いよいよ“自然”を求めてきたのではないでしょうか。

環境としての自然はもちろんのこと、食やライフスタイルに至るまで、地球規模の持続可能性と個人の健康が直結してきたように思います。

競争原理に疲れた心身を癒すためのヨガが、またしても隣を見て我を奮い立たせる優劣の世界に終始してしまうことへの嫌気。

本当のやすらぎとは?

ポーズができることよりもむしろ「今なにを感じているか」が大切だと気づくのです。

釈尊は苦行の末に悟りはないと喝破しました。

「もっともっと…」と外側に求めていけばいくほど、貧しくなっていく自分を発見します。

内面を見つめ、そこに可能性を見出せる機会を、今後とも提供できればと考えています。

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2009 7/30 (木曜日)

身体においしいスイーツ

こんにちは、こはりです。

休日にケーキを焼いてみました。

卵、牛乳、バターなどの動物性、グラニュー糖や上白糖などの精製糖は一切使っていません。

ひとつはプルーンとクルミを練りこんで、ふたつめはリンゴ丸ごと一個をさいの目切りにしてゴロゴロと混ぜ込みました。

国産の小麦粉にリンゴジュースとみりんで甘味をつけ、豆乳と菜種油でなめらかに。

180度のオーブンで30分、ぷ~んといい香りが漂ってきます。

自然の甘味を存分に味わえるケーキができました。

噛めば噛むほど味が出てきます(作り手と同じ!?)

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2009 7/28 (火曜日)

病とヨガと断食と

『溌剌と生くる者にのみ深い眠りがある。生ききった者にだけ、安らかな死がある』
と整体の祖、野口晴哉は言った。

昨今、増加する生活習慣病の原因を端的に示した言葉がある。

「二つの過剰と一つの不足」

それは「食べすぎ」「考えすぎ」「運動不足」

文化が進むにつれて、人間はエネルギーの消耗が少なくなり、さらにそれを体の悪い癖のほうに使いやすくなっていると言えることができる。

余剰エネルギーをどの方向に使うかでその人の個性が決まってくる。
暴れる人、怒る人、ふさぎこむ人、遊びまわる人、仕事に励む人、悩む人など。

IT化の進展する勤務形態、利便性、経済効率の追求によって、有史以来の「運動不足」状況が作られているという向きもある。

一方で未開の原始生活者は生きるためにからだを十分に使い、夜は歌や踊りで余剰エネルギーをしっかり消耗してストレスを発散させている。

安易に現代生活を否定するものではないが、悟りも迷いも、病気も健康も、この余剰エネルギーをいかに活用するかにかかっているように思う。

生きること、すなわちエネルギーの吸収と消耗のバランスを考えたとき、いよいよ「断食」の本質が見えてくる。

お題目を長時間唱える、諸国を巡礼する、奉仕の作業する、昔からある修行法というのはエネルギーを消耗させるための方法論ではなかったか。

人間が先人の歴史の上にさらに進化していくためにも、現代的なセンスに裏打ちされたより生産的なエネルギーの昇華を果たしていかなければならないのだろう。

それは個人の肉体的な健康問題から、マインド、スピリット、そして社会、自然、環境問題を包括したホリスティックな断食へ、その歩みを進めていくことではないだろうか。

ヨガの大家、沖正弘曰く『ヨガは自業自得の教えで、自分に関する一切の責任は自分がとるべきであると提唱している。ヨガ入門の構えが“依頼心を捨てよ”である。また、自分の問題を自分で解決しようとするとき、その問題を活用して進化することができるのもヨガである。ヨガはすべてのことを教えとして、自分をみがき育てようとするものであるから、病気をただ単に病気として見ずに、自己改造の天与の手引きであると見る。病気や悩みをとおして生活を知り、自分を知り、宇宙を知り、真理を学ぶのだ。』

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  • お手軽プラン

    2泊3日 32,340円

  • 基本プラン

    3泊4日 48,510円

料金には、宿泊、食事、面談、マッサージ、カッピング、温泉、講座、ヨガや瞑想などが含まれています。

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