『 やすらぎ通信 』 第749号 2019.8.28
~ やすらぎの断食先生が教える
心と体のリセット法 ~
こんにちは、
やすらぎの里の大沢です。
伊豆高原は朝から、
雨が降ったりやんだりの不安定な天気。
今朝は目覚めのヨガをやってから、
呼吸法と瞑想をしっかりやりました。
シーンとした中に雨の降る音、
雨がやんで虫の鳴く声が響きます。
朝からしっかり瞑想すると、
思考が静まり、落ち着いて仕事できるな~。
パンパスグラスが満開の伊豆高原から、
やすらぎ通信をお送りします。
【目次】
【1】秋の養生法
【2】やすらぎのレシピ
「蓮根のきんぴら」
【3】やすらぎの体験談
【4】編集後記
【1】秋の養生法
東洋医学の古典「素問」には、
それぞれの季節の養生法が書いてあります。
その中で秋の養生法は、
次のように書かれています。
原文は漢語なので、
小曽戸丈夫先生の新訳を載せますね。
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「秋の三か月を、容平(ようへい)という。
それはものの形が定まる季節である。
この期間は、
天地の気が引き締まって澄んでくるように、
すべてのものが収斂してくる。
この時にあっては、
早く寝て早く起きることが、
ちょうど鶏の寝起きのようであるべきだ。
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志を安らかにして、
あれもしなければならなかった、
これもしなければならなかったと、
心の中に欲望を押し込めるようなことはせず、
遂げ得なかった志を悔やむことなく、
心をゆったりとさせる。
精神を落ち着かせて
秋の天地の粛殺の気が身体を損なうことのないようにし、
志を遂げようとしてやたらと動き回り、
冷えを受けて肺の臓を
冷やすことが無いようにしなければならない。
そのようにできれば、
それが秋における収斂を特徴とする
天地の気に相応じる所以であって、
これこそ、秋時の養生法というものだ。
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もしこの養生法に従わず、
むやみに精神を動揺させたり、
あるいは秋の冷えに当たりながら過労したりすると、
秋に盛んに活動している肺の臓が傷害されて病となる。
たとえすぐに発病しなくても、冬が来ると、
これが因となって下痢を起こす病となる。
それは、秋に受けた傷害が元になって、
冬の蟄蔵(ちゅうぞう)の気力が減少する結果、
病が表面にでてくることになるのだ。」
(素問 新訳 小曽戸丈夫)
これをザクッとまとめると、
「秋は志を安らかにし、
心をゆったりさせ、
早寝早起きをして、
体を冷やさないようにすること」
秋は、夏の陽から、冬の陰に、
エネルギーが切り替わる時期。
だから、外に広がる活動よりも、
内を充実させる活動に切り替え、
エネルギーを充電しなさいということです。
【2】やすらぎのレシピ
東洋医学では、秋は、
肺の季節と言われています。
そして、肺を養う食べ物が「蓮根」
そこで今回は、蓮根を使った、
簡単な「蓮根のきんぴら」を紹介します。
「蓮根のきんぴら」
~ 材 料(5人分)~
・レンコン 300g
・塩 ひとつまみ×2
・日本酒 適量
・薄口しょうゆ 適量
・濃口しょうゆ 少々
・七味 少々
・白すりゴマ 適量
・油 少々
・酢(酢水用) 少々
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~ 作り方 ~
1、レンコンは薄めの半月切りにして、
酢水につけておき、炒める前にざっと水洗いし、
ザルにあげて水切りをする。
2、熱したフライパンに多めの油をひき、
1のレンコンを入れ、
塩をひとつまみ加えて炒める。
※変色防止のため、油は多めに入れてください。
3、レンコン全体に油がまわったら、
日本酒をひとまわし入れ、
蓋をして弱火で5分間蒸し焼きにする。
4、歯ごたえが残る程度になったら、
塩ひとつまみ・薄口しょうゆを入れ、
水分を飛ばすように炒める。
5、香り付けに濃口しょうゆを入れ、
最後に七味とすりゴマを加えて、
混ぜ合わせたら、出来上がり!
【3】寄せ書きから
やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
今回は8月14日から養生館に滞在した皆さんの声です。
養生館は、とても静かで、
緑がたくさん感じられる場所ですが、
今週は屋上の露天風呂が大人気。
朝は日の出、
夜は月を見ながらお風呂でのんびり。
それだけでも来る価値ありだと、
シェアリングでも盛り上がった週でした。
養生館にいらした際には、
是非屋上へ~♪
深澤
「毎年一回は」 50代 女性
心と身体のリセットができたことは勿論、
人と人との出会いや、新しい自分自身との出会い。
新しいリラクゼーションの方法、
マッサージの技術など、
多くを得ることができました。
参加者の皆様が、
各々が幸せな時間を過ごしていて、
それを共有、共鳴させることで
自分自身が更に幸せを感じることができました。
昨年、心に決めた通り、
これから質の高い人生を送れるよう
毎年一回は必ず「やすらぎの里」で
生活をしたいと今年も感じました。
スタッフの皆様、
あたたかいおもてなしありがとうございました。
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「涙があふれました」 50代 女性
食べることを改めて考えました。
(おなかが満たされたら食べる事をやめる)
体を動かし汗をかくことの大切さ
野生動物としての生き方を見つめると、
不思議と生きるパワーがでてくる。
最終日のヨガの時間の「感謝のめいそう」の時
ハルカ先生の声に自然と涙があふれました。
「幸せになれますように」
ありがとうございました。
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「今、ここ」 50代 女性
頭と体がすっきりして
今、ここを感じて生きていこうと思いました。
ありがとうございました。
またきます!
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「浮山温泉郷自体が非常に静か」 50代
環境を変えることの大切さを改めて実感。
毎朝ランしても食事は、
今回の量で十分ということがわかった。
浮山温泉郷自体が非常に静かであり、
4泊を過ごすに非常によかった。
深澤先生は若いのにも関わらず、
全員年上の強者をうまくコントロールしていました。
ありがとうございました!!
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「音がない状態」 50代 女性
今回は、時間をゆっくり過ごせました。
音がない状態で過ごすことの大切さ。
大事なことに気づかされた日々でした。
これからの生活で、取り入れて行きたいのと
「続けること」をポイントに
生活を変えていきたいと思います。
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「意識が変わりました」 50代 夫婦
これからの食生活を
もっと見直していけたらと思います。
家ではやせることができないのですが
こちらに来させてもらって、
主人は4kg私は3kg落とすことができました。
自分の体に対する意識が変わりました。
ありがとうございました。
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「主体的に人生を生きる」 50代 女性
主体的に人生を生きる!!(特に食行動)
気持ちがしずんでいるときほど
体を動かすって大切。
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(妻)
意識して、日常生活から距離を置き、
流れを変えていくこと。
食事、運動、呼吸、施術、自然、温泉、人との交流、
それらすべてを通じて自分の心の動きを見つめること、
そして意識していきたい方向へ流れを変えていくことの
重要性を再認識しました。
(夫)
このような環境に身を置くことでもいいし、
自宅でもホテルでも実践できることが
たくさんあるなと感じました。
【4】 編集後記
NHK効果もあって、
養生館も大賑わいの週が続いています。
場所もプログラム自信をもっておすすめできるので、
知ってもらうって大事だなって痛感しています。
大人のゲストのみなさんにもまれて、
やすらぎの里のイケメン王子のはるか先生も、
堂々としてきました。
秋の養生のために、
養生館でリトリートしてみませんか。
大沢
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