「最近、疲労感がハンパなくて、特に朝がだるくて何もやる気がしない……」
「精神的に不安定で気分の上がり下がりがひどいのに、夜になると元気になってつい夜ふかししてしまう……」
そんなふうに、心とからだのアンバランスさに戸惑っていませんか?胃腸の調子もイマイチだけれど、病院に行くほどではない気がして一人で抱え込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
「更年期かな」「自律神経失調症かな」「それともうつ病なのかな」と不安になるかもしれませんが、どうかご自身を責めないでください。その不調はあなたの気持ちが弱いからではなく、からだが必死にストレスと戦って疲れてしまったサインかもしれません。
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朝がだるくて疲労感が抜けない副腎疲労とは
実は、先ほど挙げたような症状はすべて「副腎疲労(ふくじんひろう)」という状態の典型的なサインなのです。
ストレスと戦うホルモンを出す副腎の働き
そもそも「副腎」とは何かというと、腎臓の上にある、そら豆くらいの小さな臓器のことです。
とても小さいですが、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」や、電解質のバランスをとる「アルドステロン」、女性ホルモンや男性ホルモンなどを分泌し、からだの代謝をコントロールする非常に重要な役割を担っています。
生活の乱れが副腎の働きを低下させてしまう
長期間のストレスや不規則な生活、糖質の過剰摂取、カフェインやお酒の飲みすぎが続くと、この小さな副腎に大きな負担がかかります。
その結果、ホルモンがうまく分泌できなくなった状態が「副腎疲労」と呼ばれています。ここ数年、インターネットを中心に話題になっているので、体調不良を抱えている方は耳にしたことがあるかもしれませんね。
更年期や自律神経失調症に似ている多様な症状
副腎疲労の厄介なところは、症状が他の病気ととても似ていることです。
気分の上がり下がりや胃腸の不調もサイン
ホルモンバランスが崩れるため、その症状は自律神経失調症や更年期障害、慢性疲労症候群、うつ病などと重なることが多くあります。
そのため、本当は副腎の疲労が原因で起こっている様々な不調をまとめて「副腎疲労症候群」と呼ぶこともあります。「なんとなく調子が悪い状態」がずっと続いているなら、副腎が「休みたい」とSOSを出しているのかもしれません。
断食中に不調が出やすい方も副腎疲労かも
副腎疲労になると、血糖や血圧の調整がスムーズに行われなくなります。そのため、やすらぎの里で断食を行った際に、低血糖などの断食反応が出やすい方は、「普段から副腎がお疲れ気味の方が多いな」と私たちの経験からも感じています。
副腎疲労や日々の過ごし方に関するよくあるご質問
Q. コーヒーが大好きですがやめなければいけませんか?
A. カフェインレスに変えるなど無理のない範囲で減らしましょう。
カフェインは副腎をムチで打って無理やり元気を出させるようなものです。いきなりゼロにしてストレスになるなら、1日1杯までにしたり、カフェインレスやハーブティーに置き換えたりして、少しずつからだを休ませてあげてくださいね。
Q. 運動してストレス発散する元気すらありません。
A. 無理に動かずお風呂でからだを温めるだけで十分です。
疲労困憊のときに激しい運動をすると、副腎はさらに疲れてしまいます。元気がないときは、夜に湯船にゆっくり浸かってからだの芯から温まり、副交感神経を優位にしてぐっすり眠ることが一番の治療になります。
睡眠と食事を見直して副腎を休ませる解消法
副腎疲労には、一部の専門的なクリニックで対応しているところもありますが、決め手となる特効薬の治療法があるわけではありません。
甘いものやカフェインを控えて睡眠をしっかりとる
ストレスや睡眠不足が重なって症状が出ることが多いので、まずは日々の生活を少しだけ見直してみましょう。
甘いものやカフェイン、お酒の飲みすぎを控え、夜はお風呂でからだをよく温めて、睡眠をたっぷりとるような生活を続けると、3ヶ月くらいで少しずつからだが軽く、改善してきます。
日常から離れて心と体をリセットする時間
「原因も解消法も分かっているけれど、仕事や家事が忙しくてやめられない……」という方は、気合いで乗り切ろうとせず、一度日常から離れて心身のリセットが必要です。
やすらぎの里では、豊かな自然と温泉、からだに優しい食事で、疲れ切った副腎を深く休ませるリトリート体験を提供しています。
頭が止まらず常に疲労感を感じている方は、脳を休めるためのヒントを紹介しているこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
思考が止まらない「脳疲労」をやさしくケアする方法
休んでも疲れが取れない、常に不安なことを考えてしまう……。
そんな心と頭の緊張をほどいて、深くリラックスするコツをお伝えします。
あなたのからだは、本当に一生懸命頑張ってきました。焦らずに、ご自身の心地よいペースで、少しずつからだを休ませる時間を増やしていってくださいね。
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