やすらぎ通信

2016 2/6 (土曜日)

『 やすらぎ通信 』 先生は怒らないんですか?

『 やすらぎ通信 』 第582号 2016.2.6

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●やすらぎの里・本館

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●やすらぎの里・養生館
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●やすらぎの里・高原館

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■━━━━━━━━━■

おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。

伊豆高原は、空気は冷たいけど、
日差しに少し春を感じる穏やかな朝。

今朝、散歩に行ったら、
向かいの旅館の早咲きの桜が、
散り始めていました。

この桜が散ると、河津桜が咲きだして、
その次が伊豆高原駅の周辺にある大寒桜。

その頃には、新館がオープンだな~。

桜の花にメジロが舞う伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。
【目次】━━━━━

【1】先生は怒らないんですか?

【2】養生館への道・4

【3】寄せ書きから

【4】編集後記

■ やすらぎの里の空き室状況はこちら

空き室状況

■ 高原館の空き室状況はこちら

空き室状況

━━━━━━━━━━━
【1】先生は怒らないんですか?
━━━━━━━━━━━

昨日、ゲストの方に、
「スタッフの方に聞いたんですけど、
先生は怒らないんですか?」

そう言われてみれば、
スタッフに怒るということは、
もう何年もしていないな~。

怒るのを我慢しているのではなく、
怒るようなことがないのかも。

スタッフが自分で考えてやってくれるから、
ほんと助かってます。

————–

そんな僕も若い頃は、
時々怒ることもありました。

自分の思い通りにいかないとき、
「なんで、言った通りにやらないの?」
「何度も言ったよね」みたいな。

今は、お願したら、
その人のやり方を信じて、
任せるようにしています。

みんなそれぞれのペースがあって、
それぞれのやり方がある。

もし、失敗したとしても、
そこから学んでいくでしょう。

それを信じて見守ってあげる。

って、かっこいいこと言ってますが、
まあ、丸投げですわ・・・。
( ̄▽ ̄)

素晴らしいスタッフに支えられて、
新・本館と養生館の準備が、
着々と進んでます。

■ どの施設を選べばいいの?
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━━━━━━━━━━━
【2】養生館への道・その4
━━━━━━━━━━━

今回も、養生館の館長となる、
「養生先生」こと小針先生の
歩んできた道を掲載します。

この手記を読むと、養生館とは、
小針先生の生き様そのものだ、
というのが分かると思います。

今回もがっつり長文ですよ。
覚悟して、読んでくださいね。

————–

「行住坐臥、一切の事勢、これ、最善の道場」

やすらぎの里に勤めて8年目になりました。

断食の現場で多くのことを学びました。

そこでわかったこと。

断食という行いは、
きわめて個人的なものです。

誰かにしてもらうものでも、
代わってやってもらえるものでもありません。

だからこそ、
依存心を排した意識の高さが要求されますし、
数ある健康法の中から断食を選択した時点で、
なかば目的は達成されているところがあります。

実際、日々断食を実践される方々の
そばにいさせていただいて感じることは、
その真摯な眼差しに垣間見る気高い志です。

————–

僕が断食施設に身を置くのも、
自らの身体にも関わらず、
それを他人に丸投げして頼りきってしまう
医療行為のあり方に疑問を持ったからでした。

「さあ治してくれ」

それでは治らない、
否、その心が病気を創り出して
いるのではないかと思うのです。

「いつでも頼ればいい」という精神構造は、
ますます自分の内なる力を弱体化させていきます。

自分の内側の力を高めていく
工夫を日々の生活の中で実践していく。

生きることの基本、
呼吸、食事、排泄、運動、精神活動。

それらをもう一度見直し、
生命の働きに沿った自然性を回復させていく。

「生活」の文字通り、
「生を活かす」ということが土台になくして、
万物の霊長たる人間の生命活動もないのだろうと考えます。

————–

反対に、生活を変えず、悪癖を変えず、
心の持ち方を変えないで、
症状だけを消し去ってしまう。

他物に頼り、希望が叶ったとしても、
それら根本的な原因に、
目を向ける機会を失わせていれば、
再発は免れないでしょう。

僕はその危険性に気がついたのです。

他者が技術的にできることは、
筋肉に働きかけたり、
骨格を整えたりすることであって、
いわば表面に現れた、
二次的な歪みに対する是正です。

症状を隠して大病の芽を醸成することはあっても、
原因となる働きには、
単なる力学的な技術では触れ得ないでしょう。

————–

症状や病気を「反省の機会」として、
生活を総合的に見直すこと。

つまり症状や病気を敵対視し、
排除すべしという発想を捨てることです。

そこに心が表れていると、
謙虚に受け入れていくのです。

そして、断食はまさにこの内観を促す、
絶好の機会だと思うのです。

来週に続く・・・。

■ 養生館の滞在プラン
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━━━━━━━━━━━
【3】 寄せ書きから
━━━━━━━━━━━

やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

————–

今回で2回目でしたが、
1回目より断食反応が出ませんでした。

重かった腰もヨガや散歩で、
体を動かしていたら軽くなり、
とても有意義な1週間が過ごせました。

身も心もリフレッシュできたので、
また仕事に全力投球できそうです。

先生、スタッフのみなさん、
優しさと笑顔を本当にありがとうございます。
また、来るのでよろしくお願いします。

40代 女性

————–

最初は本当に断食できるか不安でしたが、
幸せな1週間を過ごすことができました。

毎日ヨガしたり、散歩したり、
自分自身に自信が持てるようになりました。

また、来たいです。
ありがとうございました。

20代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

━━━━━━━━━━━
【4】 編集後記
━━━━━━━━━━━

今朝はゲストのみんなと海を連れて、
浮山温泉郷の中を散歩しました。

来月からは、本館が桜並木に移転するので、
ここをみんなと散歩するのも、
あと1か月くらいなんだな~って、
しみじみ感じながら散歩しました。

緑の多い伊豆の中でも、
ここは特に大木が多く、海も近いので、
散歩には絶好の場所です。

浮山温泉郷の海と森が好きという方は、
養生館でもっと深く、
この自然を味わってください。

■ やすらぎ日記
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━━━━━━━━━━━

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2016 1/22 (金曜日)

『 やすらぎ通信 』 養生館への道・その2

『 やすらぎ通信 』 第580号 2016.1.22

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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。

伊豆高原は青空が広がる、
穏やかな冬晴れ。

伊豆は温暖な黒潮の影響で、
気温はあまり下がらないので、
日が差して、風がなければ、
気持ちよく散歩できるくらいの陽気です。

暖冬の影響で、早咲きの桜が、
いつもの年より早く咲き出しています。

熱海の町中に咲く熱海桜は、
もう見ごろを迎えています。

————–

この時期、寒い地方は、
景色がモノトーンで、
気持ちが沈んでいませんか。
伊豆は冬でも緑が多く、
いろんな花も咲いているので、
気持ちよく散歩できますよ。

ピンクが鮮やかな河津桜が咲き出した伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。
【目次】━━━━━

【1】養生館への道・その2

【2】養生館の週末プラン

【3】寄せ書きから

【4】編集後記

■ やすらぎの里の空き室状況はこちら

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━━━━━━━━━━━
【1】養生館への道・その2
━━━━━━━━━━━

今回も、養生館の館長となる、
小針先生の歩んできた道を掲載します。

養生館という名称は、
小針先生のためにあるような経歴。

もうこれからは、
小針先生じゃなくて、
養生先生と言うことにしますね。

現在、養生先生はオープン前の充電のため、
一ヵ月間の有給休暇中。

いろんなことを吸収して、
3月のリニューアルオープンで、
思いっきり活躍してほしいです!

——————————————-

「僕を突き動かすもの」

指圧専門学校の新卒で
やすらぎの里に就職するのですが、
それまでに、多くの健康関連の書籍に目を通しました。

そこで断食療法にも出会うのですが、
他のどんな健康法よりも本質的であるとの直感から、
迷いなく、断食のオーソリティである、
大沢先生が主宰する、
やすらぎの里に就職する決意をします。

やすらぎの里に勤めてからも、
健康法を求め、健康観を思索し、
ことあるごとに言及してきました。

————–

思い返してみれば、
それには理由がありました。

ただいたずらに、ペダンチックに
もてあそんでいるわけではないのです。

いわずもがな、
単に自分だけ健康で長生きしたい
などという手前勝手な論理でもありません。

幼少期までさかのぼります。

僕は東京の下町に生まれ育ちました。
土地柄、戦争の名残を
肌身で感じることができました。

それは東京大空襲で親族を亡くし、
またその壮絶な体験談を
祖父母に聞かされて育ったということもあります。

また幼少期、
反戦思想のコミュニティと接する縁があって、
一層戦争に対する
えもいわれぬ恐怖感が植えつけられていきました。

焼夷弾が無辜の市民に向けて投下される映像、
原爆に被爆し全身ケロイドを負った人々の写真など、
目にする機会が多かったといえます。

いつしか僕は心細い夜の寝床で
「今、戦争が起こったらどうしよう」
「突然空襲が来たらどうしよう」
そんな思いに駆られるようになりました。

周囲から見たら
幼稚な妄想だと思われるでしょう。

しかし、その当時の僕にとっては
切実な悩みだったのです。

————–

大学で国際政治を専攻したのも、
常識で納得させても、
地下水脈でうごめくような
幼少からの不安を解消するためだったのかもしれません。

そして大学で学んで気づいたことは
「何の理由もなく戦争は起きないこと」

一方で「人類の歴史は戦争を繰り返し、
今もなお惨劇が止まないこと」

幼少から引きずっていた
無知による稚拙な恐怖感は取り除かれても、
あまりにやりきれない現実に対する
愕然とした思いが残りました。

政治システムで平和を構築しようとする人類の試みも
学問的に知ることができました。

しかし、いまだ実現されないのは
政治の担い手が紛れもなく人間であって、
その人間の心にこそ
原因があるのではないかと気づき始めるのです。

いかに反戦平和を望む人がいても、
戦争を好む人がいれば戦争へ突き進んでしまう。

欲望や利権にまみれた現実から逃避するように、
人並みに享楽的なキャンパスライフもたのしみました。

一方で、ストイックに、
平和に対し一見逆説的な武道を通して、
平和のあり方を学んだりもしました。

————–

そんな折、
この言葉に出会うことになるのです。

「平和の問題は必ず食の問題にぶち当たる。
平和のメロディーは食生活の中で鳴っているんだ」
食養家、桜沢如一の言葉でした。

今の今まで食に無頓着で
悪食を極めていた自分がいました。

だからこそ身にしみる真理でした。

本質に迫れば、人間の心に尽きる。

そして、その心を穏やかにもし、
険悪にもするもの。

それは日々の生活で欠くことのできない
絶えざる食の影響力でした。

————–

「人間にとって自然なあり方とは何か?」

この疑問が僕の原動力であり、
知的好奇心の源になっているのです。

「弱肉強食」であっていいはずがない。

野生の動物がそうであったとしても、
人類だけは調和と共生のうちに気高く生きてほしい。

そんな願望に近い祈りが、
僕の心を突き動かしているのです。

現在、つかの間の非戦時を享受している日本。

先人の悲劇の上に築かれた繁栄。
はたして人類は何を学んだのだろうか。

同じ惨禍を繰り返さないために。

口はばったいですが、
僕はこの身を通して
「愛」に至る道程を
切り拓いていければと思うのです。

来週に続く・・・。

■ やすらぎの里・養生館
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━━━━━━━━━━━
【2】養生館の週末プラン
━━━━━━━━━━━

やすらぎの里に行ってみたいけど、
長いお休みが取れなくて、
という方も多いと思います。

週末を使って、
2泊位で気軽に行けたら。

そんな声に答えて、
高原館を週末専用の施設にしています。

ただ、高原館の基本のプランは、
金曜日からの3泊4日。

2泊3日の枠があまりないのが現状でした。

そこで、3月28日にオープンする、
養生館でも週末プランを受付することにしました。

養生館の週末プランは、
毎週木曜日からの3泊と、
金曜日からの2泊で、受付中です。

3泊で2日の養生断食、
2泊で1日の養生断食が体験できます。

これまで、浮山温泉の本館では、
一週間か1泊の体験プランしか受けていなかったので、
週末で気軽に浮山温泉の自然を
満喫したい方にもおすすめです。

■ 養生館の滞在プラン
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

————–

心身ともに疲れていて、
生まれ変わるつもりで(笑)
誕生日の週に来ました。

凝り固まった頭と首を
しっかりほぐしていただき、
目の疲れもスッキリ!

最後の夜にはサプライズもあり、
みなさんの温かさが心に染みました。
この一週間がこんなに感動的な日々になるとは。

新しい歳として、生まれ変わった気分です。
みなさんのたくさんのお心遣い、
ありがとうございました!

40代

————–

たくさんの自然に囲まれて過ごしたことで、
断食のつらさはあまり感じず過ごせました。

とっても和やかで気さくな
スタッフの方々の作り出す
雰囲気の効果も大きかったと思います。

体だけでなく、心もスッキリとなって、
明日から元気に毎日を送れそうです。

ご飯がこんなに美味しいなんて!
本当にありがとうございました。

20代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

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【4】 編集後記
━━━━━━━━━━━

今日の午後から、高原館がオープン。

冬休みも終わって、
スタッフのみんなも充電満タンで、
ゲストのみなさんをお迎えです。

僕は東京で美味しいものたくさん食べて、
実家に帰って、たくさん寝て、
ばっちり充電できました。

気持ちも新たに、
新館と養生館のオープンに向けて、
気合が入ってきました~。
p(^-^)q 

■ やすらぎ日記
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2016 1/16 (土曜日)

『 やすらぎ通信 』 養生館への道・その1

『 やすらぎ通信 』 第579号 2016.1.16

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おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。

伊豆高原は時々薄日が差す曇り空。

年末年始が暖かかったので、
このところやけに寒く感じますね。

インフルエンザも流行っているようなので、
温かくして、睡眠も十分とって、
免疫力を高めてくださいね。

黄色いミモザの花が咲きだした伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。

【目次】━━━━━

【1】養生館への道・その1

【2】養生館の週末プラン

【3】寄せ書きから

【4】編集後記

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【1】養生館への道・その1
━━━━━━━━━━━

今回は、3月28日にオープンする、
やすらぎの里・養生館の館長となる、
小針先生の歩んできた道を掲載します。

小針先生の幅広い知識は膨大で、
健康はもとより、哲学、宗教・・・。

僕も分からないことがあったら、
何でも彼に聞いています。

歩く健康辞典、ヨガする哲学者、
静かに燃えてる草食男子・・・。

とにかく、話すほど、
文章を読むほどに魅力が、
じわじわ染み出してくるような味があります。

現在、小針先生はオープン前の充電のため、
一ヵ月間の有給休暇中。

いろんなことを吸収して、
3月のリニューアルオープンで、
思いっきり活躍してほしいです!

——————————————-

「養生館への道・その1」

「職業は何ですか?」
問われるたびに、首をかしげていました。

あん摩マッサージ指圧師?
ヨガ講師?
断食屋さん?

「会社員です。」

あながち間違っていないし、
無難なので、こう答えたこともありました。

断食施設に勤めていると打ち明けて、
好意的に受けとめてくれる方ばかりではなく、
怪しげなカルトか、危険思想家であるかのように、
白眼視されたこともありました。

今でこそ、断食は、
雑誌やテレビなどで取り上げられ、
自宅で週末断食する若い女性も増え、
認知されつつあります。

しかし、断食施設となると、
従来の「断食道場」のイメージが強く、
怖いところ、あやしげな宗教ではないかと、
不安に思われ、敷居が高くなっているようです。

だからこそ、自分とは何者なのかを、
ここであきらかにしておきたいのです。

——————————————-

「僕の手に触れるぬくもり、はかない生命、もう少しだけ」

指圧学校から帰る道すがら、
携帯にメールが来ました。

母からでしたが、
祖父が転倒し救急車で病院に運ばれたとのことでした。

僕はその足で病院に向かいました。

集中治療室にいるというので心配しましたが、
幸い意識を取り戻していました。

傘をさし、買い物の荷物を持っていたせいで両手がふさがり、
顔面から地面についてしまったようです。

顔面は腫れ、画像診断によると
脳内に出血が認められるとのことでした。

さらに今回の転倒によるものではない
過去の脳梗塞の跡が数ヶ所と、
加齢に伴う脳の萎縮が判明しました。

祖父とは会話することができましたが、
脳内のことだけに予断を許さない状態です。

——————————————-

僕は指圧の道を志す前に、
相次いで曾祖母、祖母を亡くしました。

曾祖母は認知症、
祖母は末期の癌でした。

認知症の曾祖母は老人ホームに入ってから、
どんどん記憶が失われ人格が破綻していきました。

明治生まれの江戸っ子でやさしい曾祖母は、
近くに住んでいたこともあり、
僕が赤ちゃんの頃からずっと面倒を見てくれました。

「ひいおばあちゃん子」を自認していた僕でしたが、
そんな曾祖母を直視できず、
またどこか怖いような気持ちになってしまい、
晩年は疎遠になってしまいました。

今でも悔やまれます。

——————————————-

病床に伏せてからも器具に囲まれ、
無理やり呼吸させられ、
生かされている曾祖母を見て、
現代医学の生命観と家族の死生観に疑問を持ちました。

それとは裏腹に、
今まで大好きだった曾祖母の手を触れてあげることも、
恐ろしくてできませんでした。

そんな自分の不甲斐なさを憶えています。

祖母も末期の癌で人工呼吸器や点滴などに囲まれ、
ただ無機質な病院のベッドで亡くなりました。

どうしてもっと心身に寄り添い、
手を握り、
触れてあげなかったのだろう。

後になって、
臆病で薄情な自分を嫌悪しました。

指圧の道を志した理由の一つには、
そうした曾祖母、祖母に対する
罪滅ぼしの意味があるように思います。

——————————————-

知識を身につければ、
その恐怖がなくなり、
気持ちをそのまま体現できると思ったのです。

僕はその日、
勇気を振りしぼり祖父の足を指圧しました。

祖父は「疲れないか?」と気遣ってくれました。

もう過去のことは取り戻せませんが、
曾祖母と祖母にあやまる気持ちで、
そして祖父の回復を祈って夢中で指圧しました。

気づくと祖父は、
気持ちよさそうにウトウトしていました。

僕は自分の命が続く限り、
手ひとつ握ってあげられなかった時の
不甲斐ない自分を思い出し、
指圧をしていくのだろうと思います。

街場で元気な人を相手に指圧をしていると
忘れてしまうものがあるようです。

死が肉迫する現場に立って、
僕は気づかされました。

これから誰に指圧する時も、
尊い生命と接しているのだという気持ちを
忘れないようにしようと思います。

来週に続く・・・。

■ やすらぎの里・養生館
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【2】養生館の週末プラン
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養生館に興味はあるけど、
一週間のお休みを取るのが難しい。

そんなお声を沢山いただいていました。

スタッフの体制が整ったら、
短いプランも受けていこうと準備していましたが、
養生館でも「週末プラン」の受付を始めます。

養生館の基本のプランは、
毎週月曜日スタートの6泊7日の「一週間プラン」

養生館でおこなうすべてのプログラムができるので、
お休みが取れる方は、こちらがおすすめです。

週末プランは毎週木曜日からの3泊と、
金曜日からの2泊で、養生館を体験できます。

3泊で2日の養生断食、
2泊で1日の養生断食が体験できます。

これまで、浮山温泉の本館では、
一週間か1泊の体験プランしか受けていなかったので、
週末で気軽に浮山温泉の自然を
満喫したい方にもおすすめです。

■ 養生館の滞在プラン
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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

————–

デトックスとリフレッシュを兼ねて来ましたが、
予想以上に得るものがありました。

ゆっくり過ごしている中で、
自分のカラダと向き合えた気がします。

新たな出会いも、
続けていけたらいいな~。

先生、スタッフのみなさん、
本当にありがとうございました。

30代

————–

みなさんからいろいろお話もお伺いできて、
とってもためになりました。

糖依存から離れられるように、
帰ってからも続けてみます。

これからもこちらに時々伺って、
目標を達成したいです。

50代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

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【4】 編集後記
━━━━━━━━━━━

今日の午後から、
やすらぎの里は一週間の冬休み。

全館クローズして、
僕もスタッフも充電期間です。

僕は今夜は東京で子供たちと、
熟成牛を堪能する予定。
(^m^ )

その後、久しぶりに岩手の実家に帰って、
祖母と会ってきます。

小さいころは母親が忙しかったので、
祖母に育ててもらったようなものです。

そんな祖母も95歳。
なかなか帰れないので、
一期一会のつもりで会ってきます。

先祖や両親の支えがあって、
今こうして、
自分の好きな仕事が出来ている。

そんな気持ちをしっかり伝えてこうようと、
思っています。

冬休みの間も予約や電話の受付はしているので、
ご予約もお待ちしております。

■ やすらぎ日記
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2016 1/6 (水曜日)

『 やすらぎ通信 』 半日断食でリセット

『 やすらぎ通信 』 第578号 2016.1.6

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■━━━━━━━━━■

おはようございます。
やすらぎの里の大沢です。

伊豆高原は曇り空。
日差しはないけど、
それほど寒くありません。

この暖かさのおかげで、
下田の爪木崎では、
水仙が見ごろになっています。

北海道から来たゲストの方が、
草が青々して、花が咲いているのを見て、
びっくりしていました。

河津桜が咲きだした伊豆高原から、
今年最初のやすらぎ通信をお届けします。

【目次】━━━━━

【1】半日断食でリセット

【2】やすらぎのレシピ
「人参と生姜のスムージー」

【3】寄せ書きから

【4】編集後記

■ やすらぎの里の空き室状況はこちら

空き室状況

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空き室状況

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【1】半日断食でリセット
━━━━━━━━━━━

仕事始めは清々しい気持ちで、
スタート出来たでしょうか。

年末年始に食べ過ぎ、飲み過ぎで、
体がだるく重い体という方もいそうですね。
それは内臓が疲れているサインです。

そんな方におすすめなのが、
自宅でおこなう半日断食です。

——————————————-

「半日断食のやり方」

朝と昼を野菜ジュースにします。
もしミキサーがあるなら、
スムージーを作って飲めたら理想です。

年末年始は外食やお酒を
飲む機会も多かったと思うので、
身体の中で活性酸素が大量発生して、
細胞が傷つき、細胞の老化が一気に進んでいます。

その活性酸素を減らすためには、
生の色の濃い野菜をたっぷり摂るといいです。

抗酸化作用があるので、
細胞のアンチエイジングの効果もばっちりです。

朝にたっぷり作って、
お腹が空いたら飲むようにします。

もちろん、お水やお茶は、
いくら飲んでもいいですよ。

——————————————-

そして、問題は夕食の回復食。

この食事はかならず決まった量だけにして、
ずるずる食べ過ぎないように。

空腹で買い物に行くと、
つい、買いすぎてしまうので、
食材は前日の夜に買っておいた方がいいです。

半日断食中の献立は、
「やすらぎのレシピ」で紹介しますね。

——————————————-

「断食中の過ごし方」

せっかくリセットのために、
半日断食するんだったら、
気持ちも生活習慣もリセットできたらいいですよね。

半日断食中にやるのでおすすめなのは、
散歩と瞑想です。

断食中にずっと家にいるとお腹が空いて、
つい食べたくなってしまうので、
散歩した方が、いい気晴らしになります。

できれば、食べ物の誘惑が少ない、
緑の多い公園や河川敷がいいですね。

——————————————-

あと、瞑想もおすすめです。

普段、雑念ばかりで上手くできない人も、
断食中だと、静かな気持ちで座れます。

断食と散歩と瞑想、
この3つが合わせてやることで、
相乗効果があるんです。

普段使いすぎている頭と内臓を休め、
使っていない足腰を動かす。

そうすると、疲労のバランスが取れて、
疲れがすっきり取れるんです。

——————————————-

実は、養生館のプログラムは、
それを一週間かけて本格的におこなうように、
出来上がっています。

明日は、七草粥の日なので、
それに合わせておこなうか、
この週末の連休を使ってやるのもいいですね。

■ やすらぎの里・養生館
https://y-sato.com/kougenkan/youjyoukan/

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【2】やすらぎのレシピ
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半日断食中は、朝と昼に、
食事の代わりにスムージーを摂ります。

ミキサーがない方は、
市販の野菜汁100%のジュースで、
ミキサーがある方は、
自分でスムージーを作ってみましょう。

寒い時期なので、
生姜入りのスムージーがおすすめです。

朝にたっぷり作って、
朝と昼に噛むようにゆっくり飲みましょう。

「人参と生姜のスムージー」

● 材料 2杯分
人参 80g、 りんご 40g、
生姜 小さじ1/2(皮ごとすりおろす)
レモン汁 小さじ1、 水 200cc

● 作り方
人参は、細かくきざみ、
全ての材料をミキサーにかける。

——————————————-

「回復食のメニュー」

お粥(自分で作れなければレトルトでも可)
お味噌汁(お豆腐やお野菜など、具だくさんにして)
お豆腐 半丁(冷奴か湯豆腐で)
梅干(お漬物や佃煮でも可)

お粥を七草粥にしたい方は、
スーパーで七草粥のセットが売っているので、
それを入れるといいです。

手軽に作りたい方は、
葉付きのカブを買ってきて、
カブと葉をお粥に入れて、
コトコト煮ればOKです。

■体で覚える食養生
https://y-sato.com/kougenkan/diet.html

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【3】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

————–

心身ともにリラックス出来ました。

年越しそばやおせちも美味しかったです!
断食明けのお粥は、身に染みました~。

よく噛むこと、
瞑想を続けてゆったりした人になりたいです。
本当にありがとうございます。

30代 女性

————–

2回目のやすらぎの里でのお正月。
それも、ここでの本館最後の滞在。

昨年のメンバーのみなさんにもお会いでき、
ほんと、同窓会のように楽しい一週間でした。

何より、いつも変わらない先生を始めとする、
スタッフのみなさんの愛に包まれての日々は、
幸せそのものです。

手間暇かけた美味しいお料理には、
毎回感動いたします。

また、きれいに手入れされた館内も、
とても気持ちよく滞在させてもらっています。
本当に、いつもありがとうございます。

50代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

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【4】 編集後記
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今年のお正月は、たくさんのリピーターの方と、
楽しく過ごさせてもらいました。

毎年恒例の玄米餅つきをやりましたが、
来年は新館の方でやるから、
ここでやるのも最後かな~と思いながら、
心を込めて、餅つきしました。

おかげで、いい出来上がり。
みんなもとっても喜んでました。

こんな素敵なゲストのみんなと、
ずっと一緒に年末年始を過ごしていきたいと、
心に刻んだお正月でした。

今年は本館の移転、
養生館のオープンと、
いろんなイベントがたくさん続きます。

めったにないイベントなので、
スタッフのみんなと楽しみながら、
ミッションをクリアーしていきたいと思います。

みなさん、
今年もどうぞよろしくお願いします。
(^人^)

■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary

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2015 12/31 (木曜日)

『 やすらぎ通信 』 今年もありがとうございました

『 やすらぎ通信 』 第577号 2015.12.31

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●高原館・ホームページ

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■━━━━━━━━━■

伊豆高原は曇り空。
予報では、夕方からは晴れてきて、
明日の朝は快晴で初日の出も拝めそうです。

今年の冬は暖かで風もなく、
穏やかな年末年始を迎えています。

国道や駅周辺は人や車で大賑わいですが、
浮山温泉郷はいつものように、
静かな日常が過ぎています。

今日は午後からゲストのみんなと、
玄米のお餅つきをします。

リピーターの方も多いから、
きっと美味しいお餅がつきあがるでしょう。

水仙の花がきれいに咲いている伊豆高原から、
やすらぎ通信をお届けします。

【目次】━━━━━

【1】今年もありがとうございました

【2】寄せ書きから

【3】編集後記

■ やすらぎの里の空き室状況はこちら

空き室状況

■ 高原館の空き室状況はこちら

空き室状況

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【1】今年もありがとうございました
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いよいよ、今年も今日で終わり。

みなさんにとって、
今年はどんな年だったでしょうか。

僕は50歳の節目の年を迎え、
新館をオープンさせるという決断をした、
まさに、人生の大きな節目になった年でした。

新たなことを始めるためには、
今までの何かを手放す勇気が必要ですね。

————–

僕の場合は、今までの安定した毎日。

ちょっと、マンネリだけど、
慣れているから楽な生活。

あと、自分で何でもやろうとすること。

3月にオープンする「養生館」は、
思い切ってスタッフに、
最初から最後まで任せることにしています。

信じて、任せる。

そうすることで、人は伸びる、
ということを実感した年でもありました。

————–

今年も年末から、
たくさんのリピーターの方が見えています。

もう10年以上もやすらぎの里で、
年を越している人もいて、
ほとんど家族のような人達です。

そんなゲストのみんなと一緒に、
夕方には玄米のお餅つきをして、
夕食の前に「マインドフルネス瞑想」をやって、
頭のゴチャゴチャを片づけて、
すっきり整った心で、年越しそばを食べます。

みんなでワイワイ紅白を見ながら、
たくさんおしゃべりして年を越し、
明日の朝は初日の出を拝む予定です。

もうほんと、大きな家族ですよ。

そんな温かなゲストのみんなと、
一緒に年を越せる幸せを実感しています。

■ 本館移転のお知らせ
https://y-sato.com/kougenkan/infomation-moving.html

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【2】 寄せ書きから
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やすらぎの里では、
来ていただいた方がお帰りの際に、
寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

————–

先生、スタッフのみなさん、
今回で3回目ですが、
来る度にバージョンアップされていて、
本当に細かい部分、
ちょっとしたことが改善されていて感動です。
また来ます!

50代 女性

————–

大沢先生、スタッフの皆さま。
7年ぶりに参加しましたが、
今回も本当にリラックスすることができ、
贅沢な一週間を過ごすことができました。

体をメンテナンスすることの大切さを
改めて認識しました。

一週間本当にありがとうございました。

40代 女性

■ やすらぎの里の体験談

お客様の声・体験談

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【3】 編集後記
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今年も年末年始は、
超リピーターの方がたくさん来てくれています。

みんな食事の内容をよく知っていて、
今夜の年越しそばと、
明日のおせちを食べられるように、
食事を調整しています。

さすが、やすらぎ通!
(^^;)

今年もたくさんの人の生まれ変わったような、
笑顔を見ることができました。

やすらぎの里に来てくださった方、
友達や家族を紹介してくださった方、
いいご縁を本当にありがとうございました。
(^人^)

みなさん、
よいお年をお迎えください。

■ やすらぎ日記
https://y-sato.com/kougenkan/diary

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  • お手軽プラン

    2泊3日 32,340円

  • 基本プラン

    3泊4日 48,510円

料金には、宿泊、食事、面談、マッサージ、カッピング、温泉、講座、ヨガや瞑想などが含まれています。

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