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ホルモンバランス、自律神経を「整える」
「頑張っているのに、うまくいかない。」
そういう言葉を、滞在中のゲストからよく聞きます。
仕事でも、体のことでも、
何かをどうにかしようと力を入れれば入れるほど、
かえってうまくいかなくなる。
そういう感覚を、覚えたことはありませんか。
私は、これには理由があると思っています。
体の力は、自分の意思ではコントロールできない
ホルモンのバランス、自律神経の働き、免疫の力。
これらはすべて、自分の頭で
「よし、今日からしっかり働かせよう」と決めて、
コントロールできるものではありません。
体に備わった、意識の外で動いている機能です。
だとすると、私たちにできることは「直接どうにかする」ことではなく、
「体がその力を発揮しやすい環境を整える」ことだけです。
そのひとつの方法として、
やすらぎの里で長年、実践してきたのが「断食」です。
断食すると、体がビックリして野生の力が目覚める
植物を育てたことがある方なら、
わかることがあると思います。
水も肥料もたっぷり与えすぎると、
植物はかえって弱くなります。
少し厳しい環境に置かれたとき、
植物は根を深く張り、強くなろうとします。
動物も同じです。
断食によって体が一時的な飢餓状態になると、
細胞が「やばい」と感じて、
本来備わっている機能を総動員します。
ホルモン系・自律神経系・免疫系が、
バランスを保とうとして最大限に動き始めます。
これは自分の意思で起こすことができない変化です。
断食という外からのショックが、
体に眠っていた機能のスイッチを入れる。
動物がもともと持っている働きです。
鶏が卵を産まなくなったとき、
餌をしばらく止めると再び産み始めることがあります。
授乳中の母親が、
粗食にするほど母乳がよく出るという観察もあります。
これらはすべて、
同じ大自然のメカニズムが働いているように見えます。
頑張るほどうまくいかないのは、なぜか
「治療を一生懸命続けていたのに授からなかったのに、一休みしたら授かった。」
こういう話を、驚くほどよく聞きます。
あれこれ考えすぎ、焦れば焦るほど、
体の自然な働きが逆に抑えられていくことがあるのかもしれません。
頭で「こうしなければ」
「ああしなければ」と管理しようとするほど、
体はかえって緊張し、本来の力を発揮しにくくなる。
断食中はお腹が空くので、
先々の心配などしている場合ではなくなります。
頭が空っぽになって、
余計なことを考えなくなる。
その状態が、
体の自然治癒力が最も高まるタイミングと、
私は感じています。
野生の動物には、
長期のストレスがなく、
体をよく動かし、
常に少しの空腹感があります。
そういう状態が、
実は人間にとっても
本来の自然な状態に近いのではないかと思っています。
断食は「足す」のではなく「引く」こと
体の力を高めようとするとき、
何を食べるか、
どんなサプリメントをとるか、
何をプラスすべきか、
という方向で考えがちです。
でも、断食は逆の発想です。
一時的に引くことで、
体が本来の機能を取り戻す。
余分なものを入れるのをやめることで、
体が自分でバランスを整え始める。
「狂ってしまった感覚を、一度リセットする」
という方が近いかもしれません。
味覚がリセットされると、
本当に体が必要としているものが、
自然とわかるようになってきます。
「あんなに甘いものが食べたかったのに、不思議と欲しなくなった」
「野菜がこんなにおいしいと思ったことがなかった」
という声を、毎回のようにいただきます。
自分の中に眠っている力を、過小評価しないでください
体の調子が悪い、
なかなか変化を感じられない、
そういう状態は、
自分を責めるようなことではありません。
たまたまその力が低下している、
あるいは発揮できていないだけです。
自分では意識できない大きな自然の仕組みが、
私たちの体の中には備わっています。
その力に、あれこれ頭で干渉するよりも、
少し手放して、
体が本来の状態に戻れるような環境を整えてあげることが、
遠回りに見えて一番の近道だと思っています。
断食は、
その「整える」ための入口のひとつです。
やすらぎの里の断食は、初めての方でも安心です
やすらぎの里の断食は、
酵素ジュース・野菜と果物のスムージー・お味噌汁を取りながら
「ゆるやかな断食」を行っています。
いきなり何も食べないわけではないので、
空腹感はほとんどの方が、
思っていたよりずっと少ないとおっしゃいます。
医療知識を持つスタッフが常駐し、
毎日の施術で体調を確認しながら進めます。
温泉・マッサージ・ヨガ・散歩なども取り入れながら、
ゆっくりと過ごしていただける環境を整えています。
まず一度、体を手放す体験をしてみてください。













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