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今から始める腸内環境改善のススメ
春の訪れが待ち遠しい時期ですが、
同時に悩ましいのが花粉症。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど、
憂鬱な症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
東京は1月8日から飛散が始まり、
過去最速の花粉シーズンが到来したようです。
今年は花粉の飛散量が多いという予測も出ており、
早めの対策が肝心です。
「備えあれば憂いなし」というように、
今からしっかりと対策を講じることで、
少しでも快適な春を過ごせるように、
早めに準備を始めましょう。
花粉症対策の基本
花粉症対策といえば、
花粉をどう避けるのかという話題も多いですが、
完全に避けることは難しいですね。
花粉の飛散量をコントロールすることはできませんが、
今から身体を整えることで、
花粉への過敏な反応を抑えることは可能です。
そのために「腸内環境」が、
非常に重要な鍵を握っているのです。
腸内環境とひと口に言っても、
腸には小腸と大腸があります。
腸内環境の情報のほとんどが、
大腸の腸内細菌の話ばかり。
そこで、今回は花粉症と腸内環境の密接な関係、
そして、小腸の腸内環境改善の方法について、
鍼灸師の視点も交えながら詳しく解説していきます。
1,花粉症と小腸の慢性炎症の密接な関係
私たちの腸は、
食べ物を消化吸収するだけでなく、
免疫機能においても重要な役割を担っています。
特に小腸の粘膜は、
体内に異物が侵入するのを防ぐ
「バリア」のような働きをしています。
しかし、食生活の乱れやストレスなどによって、
この小腸の粘膜に慢性的な炎症が起こることがあります。
これを「リーキーガット症候群」と呼びます。
リーキーガット症候群になると、
本来体内に侵入すべきでない、
未消化の食物や細菌などが血液中に漏れ出し、
免疫系が過剰に反応してしまいます。
この免疫系の過剰な反応が、
花粉などのアレルゲンに対して過剰に反応する状態、
つまり花粉症の症状を引き起こしたり、
悪化させたりする原因の一つと考えられています。
つまり、小腸の慢性炎症を抑えることは、
花粉症の予防や症状緩和につながる可能性があるのです。
2,胃腸を休めることが小腸の粘膜を守り炎症を抑える
では、どのようにすれば、
小腸の慢性炎症を抑えることができるのでしょうか?
その鍵となるのが、「胃腸を休める」ことです。
現代人は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、
不規則な食生活、ストレスなどによって、
常に胃腸に負担をかけている状態と言えます。
特に、過食や早食いは、
消化に時間がかかり、
胃腸に大きな負担をかけます。
また、アルコールやカフェイン、
香辛料などの刺激物、食品添加物や加工食品なども、
胃腸の粘膜を刺激し、炎症を引き起こす原因となります。
胃腸を休めることで、
これらの刺激を減らし、
小腸の粘膜の修復を促すことができます。
粘膜が健康な状態を取り戻せば、
バリア機能が回復し、異物の侵入を防ぎ、
免疫系の過剰な反応を抑えることができるのです。
3,胃腸を休める具体的な方法
日常生活の中で、
今日から実践できる胃腸を休めるための
具体的な方法をご紹介します。
腹八分目を心がける
満腹まで食べずに、
少し物足りないくらいで食事を終えるようにしましょう。
腹八分目で満足できるようにするためには、
よく噛むことがポイントです。
よく噛んで食べる
よく噛むことで唾液の分泌が促され、
消化酵素の働きが活性化されます。
また、満腹中枢が刺激され、
食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
特に最初の数口は30回を目安によく噛むことで、
その後の食事全体の噛む回数も増える効果が期待できます。
刺激物を控える
アルコール、カフェイン、
香辛料などの刺激物は、
胃腸の粘膜を刺激し、
炎症を引き起こす原因となります。
できるだけ控えるようにしましょう。
空腹時間を作る
しっかり空腹になる時間を作ることで、
胃腸が消化活動に専念する時間を確保し、
負担を軽減することができます。
4.生活習慣の見直し
充分な睡眠
睡眠不足は、自律神経のバランスを乱し、
胃腸の機能低下につながります。
しっかり睡眠時間を確保し、
質の高い睡眠のために、
就寝前はカフェインを避け、
リラックスできる環境を整えましょう。
適度な運動
適度な運動は、血行を促進し、
胃腸の蠕動運動を活発にする効果があります。
ウォーキングなどの軽い運動から始めてみましょう。
ストレスマネジメント
ストレスは、自律神経のバランスを乱し、
胃腸の機能低下や炎症を引き起こす原因となります。
軽い運動、深呼吸、瞑想、趣味の時間を持つなど、
自分に合った方法でストレスを管理しましょう。
4.鍼灸師からのアドバイス
東洋医学の視点から胃腸を労わる
東洋医学では、胃腸の働きは
「脾」という臓腑が司ると考えられています。
脾は、飲食物を消化吸収し、
全身に栄養を送り届ける役割を担っています。
ストレスや不規則な生活、
偏った食生活などによって
脾の働きが低下すると、
胃腸の不調だけでなく、
全身の健康にも影響を及ぼします。
東洋医学では、鍼灸や食事療法などを通して、
脾の働きを整え、胃腸を労わることを重視します。
例えば、足三里(あしさんり)というツボは、
胃腸の調子を整える効果があると言われています。
このツボを優しくマッサージすることで、
胃腸の働きを活性化し、
消化不良や便秘などの改善に役立ちます。
5.ファスティング(断食)の効果
ファスティングは、一定期間食事を摂らないことで、
胃腸を徹底的に休ませる効果があります。
これにより、小腸の粘膜の修復を促し、
慢性炎症の改善につながります。
当施設では、初めての方でも、
安心してファスティングを行えるよう、
専門スタッフによる個別面談、プロの施術、
腸内環境を整えるドリンクの提供など、
万全のサポート体制を整えています。
6.まとめ
胃腸を休めて、花粉に負けない体づくりを!
今回は、花粉症対策と腸内環境の関係、
そして、胃腸を休めることの重要性について解説しました。
胃腸を休めることは、
小腸の粘膜を守り、慢性炎症を抑え、
花粉症の予防や症状緩和につながる可能性があります。
今日からできることを実践し、
来る春に向けて、
花粉に負けない体づくりを始めましょう。
当施設では、自然豊かな環境の中で、
ファスティング、養生食、ヨガなどを通して、
心身のリフレッシュと、
腸内環境を改善するプログラムを提供しております。
ご興味のある方は、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆様が快適な春を迎えられることを願っております。
日常から離れ、
心と体をリセットする
「自分へのご褒美」ファスティング。
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