11月14日の毎日新聞のサイトに、
世界の糖尿病患者が、
3億人を突破という記事が掲載されています。
これまで糖尿病は、
裕福な国の飽食による病気という認識がありました。
ところが、現在糖尿病が増えているのは、
先進国ではなく、新興国で急激に増えているのです。
なぜか?
安くて、手軽に食べられるものって、
糖質が多いからです。
例えば、甘いパン。
精白小麦に質の悪い脂肪と、
たっぷりの砂糖でできています。
パンは柔らかいので、
すぐに消化されて、吸収されます。
すぐに血糖値が上がり、
脂肪分が血糖値を下げなくします。
そうすると、高血糖の状態が長く続いて、
インスリンが大量に分泌されます。
そんな状態が長く続くと、
インスリンを分泌するすい臓がバテて、
血糖値がコントロールできなくなり、
糖尿病になってしまいます。
糖尿病の予防は、
世界中の人々の健康を守り、
国家の予算を有効に利用するためにも、
とっても大事なことだと思います。
以下、毎日新聞のウェブサイトの記事です。
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「糖尿病患者が急増・・・世界で3億人突破 」
現在の世界の糖尿病患者が3億人を突破したことが、
14日、国際糖尿病連合の調査でわかった。
国別では初めて中国が1位となるなど、
アジアでの患者増が目立つ。
30年には5億5200万人に達するという。
推計によると、11年の患者数は3億6600万人。
前回(10年時点)の2億8460万人に比べ約30%増え、
患者の急増に歯止めがかかっていないことが浮き彫りになった。
国別では、2位だった中国が9000万人に達し、
インドを抜いて1位になった。
日本は6位の1070万人で8位より悪化した。
30年時点では、中国(1億2970万人)、インド(1億120万人)、
米国(2960万人)が上位を占める。
日本は人口減が影響し、10位以内に入っていない。
地域別では、中国や日本を含む西太平洋地区での増加が顕著で、
糖尿病の合併症による死者が、11年の同地区の総死者数の15%を占めた。
同地区議長の清野(せいの)裕・関西電力病院長は
「安価でカロリーの高い食べ物が広がり、途上国で急増している。
バランスの良い食事や運動の大切さを伝えることが必要だ」と話す。
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