今では「子供は風の子」という言葉は、もう死語といってもいいでしょう。
今の多くの子供たちは、ゲームやインターネット、塾や習い事で一日のほとんどを家の中で過ごしています。
もしかしたら、外回りの営業のお父さんよりも運動量は少ないかもしれません。
さらに、家にいると食べ物は常にあるので、ゲームをしながらスナック菓子を食べ続け、水の代わりにジュースを飲んでいます。
文部科学省の発表によると、この30年で小中学生の肥満児は約3倍になったといわれています。
確かに、子供の行事で学校に行くと、肥満の子供たちが目に付きます。
肥満の子供のほとんどが将来も肥満のままという統計もあります。
肥満の子供たちの多くが高脂血症や脂肪肝の予備軍で、将来糖尿病や、高血圧、肝臓病などになる確率が非常に高いといわれています。
小さい頃から生活習慣病を抱えていると、どうしても病気の歴史が長くなります。
中高年から生活習慣病になるのと違って、長期間内臓に負担をかけているので将来大きなリスクを背負うことになります。
特に、小さい頃に食べているものがその子の味覚を作るといわれています。
子供の食事を作ることは、その子の将来を作っているのと同じことなんですね。
「今日のやすらぎ」
伊豆の踊り子で有名な天城の山並み。やすらぎの里の屋上から見えます。
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