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やすらぎ通信 Vol.77 【 胃・疲れていませんか 】

【目次】

○胃・疲れていませんか
○やすらぎのレシピ 
「小松菜じゃこ炒め、すき昆布の煮物、大根と人参のタラコ炒め」
○情報スクランブル
「半断食コースができました」 
○書籍紹介
「瞑想で始める・しあわせ浄化生活、働く女の心身・急速充電の方法101」
「おすすめのCD ハーモニック・レゾナンス」
○やすらぎの森から
○寄せ書きから
○編集後記


【 胃・疲れていませんか 】

年末年始は何かと、飲み食いの機会が多くなりますね。

ついつい飲みすぎ、食べすぎてしまうという方は、
胃がだいぶ疲れていると思います。

そこで今回は、胃のお話しを紹介したいと思います。


「胃の働き」

まずは、胃の働きから説明しましょう。

胃は、食道から送られた食べ物を消化し、
腸に送り出す役割をしています。

空腹時には、ほぼぺったんこになりますが、
満腹時には1~2リットルにもなります。

胃の内壁は、粘液に覆われたヒダが連なっていて、
このヒダは胃に食べ物が入ると伸ばされて、
たくさんの食物を受け入れられるようになっています。

食物が入ってきて、胃のヒダが伸びると、
その刺激でガストリンと呼ばれるホルモンが分泌されます。

そのガストリンの刺激で、胃液が分泌され、
その量は、1日に1.5~2リットルにもなるといわれています。

胃液には胃酸(塩酸)や消化酵素が入っています。

それによって胃の中に溜まっている食物はドロドロにされ、
順に十二指腸に送られていきます。

胃に入った食べ物は、
胃の蠕動運動によって、胃液と混ぜ合わされ、
主に肉類など、タンパク質の消化が行なわれます。

タンパク質は約4時間で胃から腸に送られますが、
油分の多い食物は、消化に時間がかかり、
胃から排出されるのに約6時間もかかります。

胃液は、若いうちは濃くて分泌量も多いのですが、
加齢とともに胃液は薄くなり、量も少なくなります。

そのため年を取ると、消化が悪くなるのです。

胃酸は、細菌などの増殖を防止したり、
食物を溶かして消化酵素の働きを促す役割があります。

その酸は強力で、
トイレ用洗剤に含まれる塩酸と同じくらい酸性が強く、
茶褐色の十円玉は10分もするとピカピカになってしまうくらいです。

この強い胃酸から胃壁を守るために、
胃酸が出るのと同時に、胃の表面には、

粘液のバリアーが張り巡らされ、
胃壁が荒れるのを防いでいます。

しかし、不規則な生活やストレス、
鎮痛剤など(頭痛薬、生理痛薬、風邪薬など)の薬、

あるいはお酒の飲み過ぎが続くと、
粘液が弱くなってしまいます。

また、胃酸は消化に大切な働きをしていますが、
分泌が過剰になったり、粘液の分泌が低下すると、
胃酸で胃壁が荒れて、胃潰瘍などを発生してしまいます。

食物を消化しながら、胃そのものは消化されないという、
一見矛盾した消化活動を支えているのは、
まるでそれぞれ意志をもったように働く胃の細胞です。

この細胞の働きは、
すべて自律神経によってコントロールされています。

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「胃の働きと自律神経」

胃がもたれて、食べ物がたまっている感じがする。

こんなとき、胃に「動け!」って、
気合を入れても動きませんね。

内臓は自分の意思に関わらず、自律的に動いている、
自律神経にコントロールされているからです。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、
交感神経は緊張、戦闘用で、
副交感神経は弛緩、休息用の働きをしています。

どちらも体の機能としては必要なものですが、
胃など、消化器が活発に働くのは、
副交感神経が優位になっているときです。

よく、夜に食べ過ぎると太ると言いますが、
これは科学的にも実証されています。

朝や日中よりも、仕事が終わった夜の方が、
リラックスして、副交感神経が優位になっています。

そのような状態で、しっかり食べると胃腸が活発に働くので、
しっかり消化吸収されてしまうのです。

また、日中とても忙しい方だと、日中は食欲がなく、
夜になると急に食欲が出る方もいます。

これは、日中に交感神経が活発に働いていて、
夜になって、急に副交感神経に切り替わったからです。

さらに、強いストレスが長期間続くと、
自律神経の働きが乱れて、
胃の働きもうまく調整できなくなってきます。

ストレスや不規則な生活が続いていて、
胃の調子が悪いという方は、胃薬を飲むだけではだめで、
自律神経のバランスを整えないと改善できません。

自律神経のバランスを整えるのに手軽な方法は、
ゆっくりした腹式呼吸をおこなうことです。

人間は、リラックスしているときには、
自然にゆっくりした腹式呼吸になっています。

逆に、ゆっくりした腹式呼吸をおこなうと、
自律神経の働きが整ってきて胃の調子もよくなってきます。

忙しくて、そんな時間がないという方は、
お風呂に入っているときと、
夜寝る前にやるのがおすすめです。

お風呂に入っていると、水圧でお腹が押されるので、
自然に腹式呼吸になってきます。

夜寝る前に、ゆっくりした腹式呼吸をすると、
脳に集まっていた血液が、お腹に集まってくるので、

胃腸の働きが活発になったり、
脳の興奮を鎮める効果もあります。

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「胃のトラブル」

ひとくちに胃の調子が悪いといっても、
いくつかのパターンがあります。

1、胃もたれ

蠕動運動が低下し、
消化がスムーズにおこなわれなくなり、
胃の中にいつまでも食べ物が残っている状態。

2、胃痛

胃酸の出すぎで胃が刺激されたり、
胃の痙攣でおこります。

3、胸やけ

胃液が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激したり、
胃酸の濃度が高い時に出る症状です。

このような症状があるときは、
胃に負担をかけないように、
胃を休ませてあげましょう。

胃の調子が悪い時は、
消化が良くて、温かいものがおすすめです。

消化が良いのは、
お豆腐やおかゆやうどんを柔らかく煮込んだものです。

逆に胃に負担のかかるのは、油っこいものと刺激物です。
油の多いお肉や揚げ物は消化が悪いので、
一番胃もたれしやすいものです。

また、唐辛子などのスパイス、
カフェインを多く含むコーヒー、味の濃い物、

アルコールは、胃を刺激し、胃酸の分泌を高めるので、
胃が痛いときは控えめにしましょう。

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「ストレスで食べ過ぎる」

ストレスが続くと、
常に脳が興奮している状態が続きます。

そのままだとリラックスできないし、
夜も眠れなくなってしまいます。

ところが、何か食べると、
それを消化するために、胃腸に血液が集まります。

たくさん食べると、
たくさんの血液が胃腸に集まるため、
脳にめぐる血流も少し減って、脳の興奮がおさまります。

ストレスの解消法がなくて、
上手にリラックスができないと、
つい食べ過ぎてしまうのは、このような理由からです。

ストレスで食べ過ぎる方は、
食べること以外のストレス解消法や、

脳の興奮を鎮めるリラックス法を身につけると、
自然に食べ過ぎないですむようになります。

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「アルコールとの付き合い方」

実は、私もお酒が好きです。
正直に言うと、だいたい毎日飲みます。

普段だと、ワインならグラス1杯、
ビールなら350mlの缶で1本くらいです。

これくらいだと、酔っ払うほどの量ではないので、
夜のヨガも気持ち良くできます。

それじゃあ、少な過ぎます!

そういう方は、ワイングラス2杯、焼酎2杯、
ビール大瓶1本くらいに出来たらいいですね。

本当に美味しいと味わって飲む量は、
きっと、それくらいです。

後は、惰性でだらだらと、
そのうち、酔っ払っていくらでも。

その惰性で飲む量を減らせたらいいですね。

しかし、お酒だけが、
自分を解放させる手段になっていると、
どうしても飲みすぎてしまいます。

そんな方は、お酒以外で、
自分を解放させることを習慣にしましょう。

手軽にできることだと、仕事帰りに歩く。

仕事の緊張をそのまま家に持ち帰らないために、
仕事の帰りに、ひとつ先の駅まで歩くのです。

できれば、気持ちよく歩くために、
好きな音楽を聴きながら歩くとか工夫するといいですね。

ただ歩くのと、音楽を聴きながら歩くのでは、
周りの景色がちょっと違って見えますよ。

あと、ゆっくりお風呂に入るとか、
ヨガをする、編み物をする等々。

頭が空っぽになって、
気持ちよく出来るものならなんでもいいです。

いつまでも、美味しく飲むために、
適量を守って、飲めたらいいですね。


【 やすらぎのレシピ 】

日本人なら誰もが懐かしさを感じ、
ほっとするやさしい味、
それが「やすらぎ・ごはん」です。

今回は、毎日の食事の参考にしてほしい、
やすらぎの里の朝食メニューのレシピをご紹介します。

「やすらぎ・ごはん」をよく噛んで味わえば、
不思議に心も落ち着いて、食欲も安定してきます。

○小松菜じゃこ炒め

「材料」 4人分

小松菜1把、じゃこ大さじ2 
胡麻油小さじ1、酒、塩、薄口、濃口醤油適宜

「作り方」

1、フライパンを熱し、弱火にして胡麻油を入れ、じゃこを炒める。

2、火を強くして、さっと茹でた小松菜を入れ、
ひとつまみの塩を加え、鍋をあおるようにして炒める。

3、酒を入れ、水分を飛ばすように炒めたら、
じゃこの塩加減を加味して、
残りの調味料をごく少量加える。
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○すき昆布の煮物

「材料」 4人分

すき昆布1/2枚(水につけて戻す)、
揚げ1/2枚(油抜きする) 、人参1/3本(太めの千切り) 
胡麻油、みりん、薄口、濃口醤油、出汁適宜

「作り方」

1、鍋をよく熱し、
弱火にして胡麻油を入れ人参を炒め、
油がまわったら揚げと、すき昆布を加え炒める。

2、戻し汁をひたひたに加え、煮立ったら、
みりんと濃口醤油を同量、
薄口醤油を香り付け程度に加え、
落し蓋をして15分から20分煮る。

3、その後味が足りないようなら、出汁や醤油で調整する。
1時間以上おいて、味を馴染ませる。
ここから好みでサツマイモの輪切りを加えると旨みが増します。
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○大根と人参のタラコ炒め

「材料」 4人分

大根1/2本(千切り)、人参1/3本(千切り)、
タラコ1/2腹 胡麻油小さじ1、酒、塩、薄口、濃口醤油適宜

「作り方」

1、フライパンを熱し、弱火にして胡麻油を入れ、
人参を炒め、塩ひとつまみを加える。

2、ややしんなりしたら大根を加え更に炒め、酒少々を
加え蓋をして弱火で蒸す。

3、2~3分して蓋をとり、やわらかくなっていたら火力を
あげ、水分を飛ばすように、フライパンで炒める。

4、水分が飛んだら、ほぐしておいたタラコを加えてからめ、
塩加減を確認してから、塩、薄口、濃口醤油を少々加え調味する。


【 情報スクランブル 】

「半断食コースができました」

断食はしてみたいけど、体力がないので自信がない、
空腹になると気持悪くなる、断食以外の方法で体質改善したい、
薬を飲んでいるので断食が不安。

そんな方のために、「半断食コース」ができました。

このコースは、
半分断食といえる、超少食の食事を取りながらおこないます。

食事は、玄米ご飯と野菜のおかず、
味噌汁だけの超少食(1食200キロカロリー)の穀物菜食になります。

この少食の食事をよく噛んで食べることで、
胃腸の働きを活発にして、体質改善をすることができます。


「書籍紹介」

○瞑想で始める・しあわせ浄化生活
 宝彩 有菜著 毎日コミュニケーションズ刊

瞑想っていうと、
神秘的なイメージを持たれる方も多いと思います。

この本の著者の宝彩さんは、瞑想はこころの汚れを浄化する、
科学的で具体的な方法だと言っています。

こころをきれいにして、
すっきりした気分で毎日を過ごしたい方におすすめの本です。

充実の内容なので、目次を紹介しますね。

1、たまった「ゴミ」を浄化しよう

2、こびりついた「汚れ」を浄化しよう

3、いざ、瞑想にチャレンジ!

4、浄化がどんどん進む 瞑想のコツ

5、瞑想が深まる楽しみ

6、心と身体に効く 瞑想の浄化効果

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○働く女の心身・急速充電の方法101
はにわ きみこ著 明日香出版社

著者のはにわさんは、
日経ヘルスの記事も書いている彼女は、
自他共に認める、健康オタク。

今回は、自分で体験して、効果があった、疲れをすっきりとって、
やる気をアップする、101の方法を教えてくれています。

この頃、なんか疲れが取れずに、
すっきりしない、そんな方におすすめの本です。

———————————————

「おすすめのCD」

○ハーモニック・レゾナンス  フランク・ローレンツェン

クリスタルボールとシンセサイザーで作られたヒーリングのCDです。

クリスタルボールの音の波動が、
7つのチャクラに強く働きかけるという7曲から出来ています。

私はこのCDを瞑想する時に使っています。

曲に合わせて、ゆっくり呼吸をしていると、
からだがゆるんでくるのがわかります。


【 やすらぎの森から 】

温暖な伊豆高原は、常緑の木々が多いので、
冬でも豊かな緑に囲まれています。

やすらぎの里のある浮山温泉郷は、伊豆高原の中でも、
やまももなどの常緑の大木が多いので、
一年中木々の緑の絶えることがありません。
 
常緑の木々は、強い日差しが照り付ける夏よりも、
日差しの穏やかな冬の方が、葉に艶が増してきます。

深い緑の葉が、穏やかな冬の日差しに照らされて
艶やかに輝いている森は冬の浮山温泉郷の魅力のひとつです。

暖かな黒潮が流れ込む伊豆半島は、
日中の気温は東京と同じくらいですが、
最低気温があまり下がりません。

氷点下になることが、ほとんどないので、
九州と同じような植生の木々が生い茂り、
そこに住む動物や鳥達に豊かな恵みを与えています。

やすらぎの里の庭の木々では、
小鳥が気持ちよさそうに、さえずり、
リスが時々顔を見せたりします。

ゲストに人気の日当たりのよい大広間は、
日中、暖房を入れなくてもぽかぽかと暖かく、
小春日和のような陽気です。
 
散歩から帰ったゲストの方が、大広間でまったりと、
お昼寝をしています。気持ちよさそ~。

中庭のテラスでは、テラが、
横目で見ながら、日なたぼっこしています。

そのだら~とした姿を見ていると、
こっちの力も抜けてきて、気持ちまで和んできます。

暖かいということは、ただそれだけで、
身も心もほぐしてくれるようです。

屋上の露天風呂で、初日の出を拝んだ元旦から始まり、
駆け足で一年が過ぎていきました。

今年も本当にたくさんのゲストのみなさんとの、
いい出会いに支えられて、
一年を送ることが出来ました。

来年がみなさまにとって、
やすらぎに満ちた、幸せな年になりますように。

世界のすべての人達が、平和な暮らしができますように。

やんもの森からお祈りしております。

みなさま、どうぞ良い年をお迎え下さい。


【 寄せ書きから 】

やすらぎの里では来ていただいた方が、
お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。

滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。

その中の一部をご紹介させていただきます。

  
さりげなく、ゆる~く、
でもしっかりといつも誰かが見守ってくれている。

そんな気配にチカラをいただく、そんな一週間でした。

カチカチになったココロとカラダが、うんと柔らかくなりました。

先生、スタッフのみなさん、
そして、一緒にがんばったみんな、本当にありがとう! 30代 女性 
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一週間でこころもからだもかなり癒され、
リセットすることができ、
次へのパワーの充電をすることができました。

スタッフの方たちの心くばりと
愛をたくさんいただき、感謝の思いでいっぱいです。

本当にありがとうございました。       40代 女性
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たまった疲れが、取れたらいいなと思って参加しましたが、
心も頭もクリアになって帰れます!

さりげない心遣いに、感謝でいっぱいです。

素敵なスタッフのみなさん、ありがとうございました。 30代 女性
———————————————

勤続20年で、会社からもらったお休みでしたが、
本当にリフレッシュすることができました。

みんなに教えてあげたいです。

先生、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
                      50代 女性 
———————————————

断食をしてみて、
普段どれだけ胃腸に負担をかけていたのか、よくわかりました。

そりゃあ、胃もいい加減怒るだろうと(笑)
仕事で毎日イライラしてばっかりだったけど、
久しぶりに優しい心を取り戻すことができました。

教えてもらった、ヨガや呼吸法、帰ってから続けます!

一週間、ありがとうございました!!    20代 女性


「編集後記」

この頃、不況や雇用調整など、
暗く、不安になるような、ニュースばかりが多いですね。

こんな大変な時こそ、人間の底力が問われるときです。

“悲観せず、楽観せず”
私が尊敬する経営者の言葉です。

どんな人の人生にも、いいときも悪いときもあります。

いいときがいつまでも続かないように、
悪いときもいつまでも続くわけではありません。

今、自分が与えられたところで、
自分の精一杯のことをやっていく。

そうすれば、きっと、嵐が過ぎ去ったときに、
輝くような光が差してきます。

大変だけど、みんながんばろう!  大沢

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