【目次】
○あなたのカラダは幸せですか
○やすらぎのレシピ
「酢味噌ドレッシング、春野菜とあさりの炒め物、春キャベツと豆腐のキッシュ」
○情報スクランブル
「土・日の送迎を始めました」
○書籍紹介
「そろそろスローフード ~今、何をどう食べるのか?
カラダとココロを自然の力でなおす 自然力ケア」
○おすすめ
○寄せ書きから
○編集後記
【 あなたのカラダは幸せですか 】
人は誰でも、幸せを求めて生活していると思います。
ただ、人により幸せのイメージは違っていて、
それが、その人の価値観ともいえます。
しかし、これはあくまでも、
自分が頭で考えた幸せのイメージであって、
体もそれを望んでいるとは限りません。
頭で考えた幸せは十人十色ですが、
体の望んでいる幸せな状態というのは、
ほとんどの人に共通するものです。
体の望んでいる幸せな状態は、
呼吸がゆっくりと深く、心拍がゆっくりで、
筋肉は弛緩し、末梢血管が拡張し、手足が暖かい。
これが、体にとっての幸せです。
つまり、心臓をドキドキさせる緊張や、
血圧をカッーとさせる興奮がなく、
穏やかに安定している状態。
安心し、満足し、
しみじみと幸せを実感するときに、
体は幸せな生理状態になっています。
逆のケースを考えてみると、そのことがよく分かります。
例えば、会社から突然解雇を言い渡されたとき、
一瞬にして心が凍りつき、怒りや絶望感に襲われます。
と同時に、全身から血の気が引き、
心臓がドキドキし、胸に苦しさをおぼえる人もいます。
人によっては、頭に血が上り、
目の前が、急に真っ暗になった気がします。
血の気が引いたように、
感じるのは末梢血管が収縮し、皮膚温が下がるからです。
肌に触れてみると、冷たくなっているはずです。
激しい動悸は心拍数の増加、
胸苦しさは呼吸の乱れによるものです。
頭に血が上り、目の前が真っ暗になったように感じたら、
血圧が急激に変化したためです。
これが、ストレス反応といわれるものです。
「心の状態は体に現れる」
人間関係のトラブル、病気、仕事の失敗や行き詰まり、
家庭の問題など、「辛いな」「悲しいな」と感じるような
ストレスにさらされると体は、不幸せの反応をしますし、
幸せを実感したときには、幸せな反応をするのです。
昔から「心身一如」といわれてきたように、
心と体はこのようにつながっており、
人の生理状態は、驚くほど敏感に心を反映しているのです。
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「身体は正直です」
仕事がストレスの原因になっている方がたくさんいますが、
仕事をしているときが、最高に幸せだという人も中にはいます。
あんなに働いて、
すごいストレスがたまるだろうと人は、同情します。
けれども、その人の心が、本当に幸せを感じていれば、
仕事中でも、体は案外リラックスしているのです。
人が好きなことに集中するときは、体も幸せな生理状態になっています。
仕事や勉強も同じです。
そういうときは、仕事も楽しいし、疲れもあまり感じません、
実はそのときに脳の内部では
β-エンドルフィンなどの「脳内快楽物質」が
、
どんどん分泌されて、疲れを癒し、
さらに大脳を刺激し、その働きを活発にしているのです。
しかし、頭でいくら 「仕事こそ私の幸せ」 と思いこんでいても、
仕事中に心拍数が増え、呼吸が浅く早くなり、血圧が上昇し、
身体が緊張してくるようなら、明らかに、
その人の身体はストレスを感じていて、
心の深いところでは、幸せを実感していないのです。
頭(意識)は、自分の都合で、働かせることが出来ても、
身体は正直に自然な、その人の意識出来ない、
あるいは、しようとしない心の動きを、そのまま反映するのです。
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「力を抜けなくなっている現代人」
ストレスというのは、言い換えれば、脳の緊張状態ともいえます。
脳の中でも、人間で特に発達しているのは、
大脳新皮質といわれる考える脳です。
私たち人間が、かかえるストレスは、
仕事や家庭問題、恋愛など複雑で、長期間に渡る問題が多く、
寒いとか、空腹だとかいった、単純なストレスとは違います。
緊張の根っこは、何かに執着し
「何がなんでも」とか「絶対に」
などと思ってしまう、心の力みにあります。
「あの人には負けたくない」とか、
「この仕事は、絶対成功させよう」「子供には、こうなって欲しい」
という強い思い(執着)が、いつも大脳を緊張させてしまいます。
そのような強い緊張状態が続くと、
身体の緊張とリラックスのバランスを保っている、
ホメオスタシス(恒常性維持機能)が乱れて、
元に戻らなくなってしまうのです。
私たち現代人は、力を抜くことが苦手です。
何事もがんばれがんばれで、
力んで育ってきたため、脱力の方法を学んでこなかったのです。
脱力という言葉から、無気力や倦怠感を連想する人が
いるかもしれませんが、実際は逆です。
力の入りすぎの方が、後で無気力になったり、
倦怠感を強く感じたりすることが多いものです。
人が活性化するのは、脱力が上手に出来るようになったときです。
余分な力が抜けているとき、始めて緊張がとけ、
本当にパワフルになり、もてる力を充分に発揮できるのです。
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「脳の興奮を静める」
脱力できない人は、大脳が興奮している人とも言えます。
体が勝手に緊張するのではなく、脳が興奮していて、
体に緊張しろという信号が出ているのです。
うまく脱力するためには、脳の興奮を静めなければいけません。
脳の興奮を静めるためには、ヨガや腹式呼吸、瞑想が有効です。
人間は、リラックスしている時は、
ゆったりした腹式呼吸になっています。
逆に、ゆったりした腹式呼吸を意識的におこなうと、
からだがリラックスして、脳の興奮が静まってきます。
腹式呼吸をすることで、脳へ集まりすぎた血液を、
お腹に集めて、脳の興奮を静めるのです。
腹式呼吸をしながら、瞑想をすると、
脳の興奮がさらに静まってきます。
脳の興奮の元は、ねばならぬという執着から生じます。
瞑想は、そのような執着を手放す
トレーニングといってもいいでしょう。
瞑想にもいろんな方法がありますが、
頭に浮んでくるいろんな思いにとらわれずに、受け流すのが基本です。
小さい頃から、刷り込まれた思考パターンは、
急に変えることは難しいですが、
瞑想をしている時間だけならできないことはありません。
そうやって、少しずつ、執着やとらわれを手放していくのです。
とらわれのない、自由自在な心でいると、
脳が必要以上に興奮することがありません。
その結果、上手に脱力できるようになるのです。
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「幸せなカラダを作る」
ヨガや呼吸法、瞑想など、
自分で出来る方法は、安価で手軽という便利さがあります。
しかし、ストレスをため込んでいる自分の脳が、
命令を出しておこなうので、非常に強いストレスの場合は、
うまくいかない場合も多々あります。
そのようなときは、治療院などに行って、
マッサージなどの治療を受けたり、環境を変えて、
自然の中を歩いたり、温泉に入ったりしてみるものいいでしょう。
やすらぎの里では、
この方法に「断食」を組み合わせることで、
さらに効果をあげています。
ストレスの多い日常生活を離れて、
緊張を作っている脳や食べ過ぎで疲れている内臓を休め、
頭もお腹も空っぽにします。
森の中を散歩やリラクゼーションで、身体を動かした後、
治療を受けて、温泉に入って、夜はぐっすり眠る。
身体がゆるんでくると、気持ちにもゆとりが出来てきます。
気持ちにゆとりが出来るだけで、
自分の脳や身体に緊張をつくっている原因が、
自然に分かる場合もあります。
本当の原因が分かると、その問題を解決する方法や、
その問題からくるストレスの解消手段、
その問題とのうまい、つきあい方は自然に見えてくるものです。
現代の社会は、あまりにも複雑になりすぎて、
動物や赤ん坊なら当たり前に分かる
「幸せな状態」というのが、分からなくなっているようです。
あなたの身体は、「幸せな状態」になっているでしょうか。
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【 やすらぎのレシピ 】
○酢味噌ドレッシング
春になって、酢味噌のようなさっぱりした、
和え物が美味しい時期ですね。
さっと湯がいた菜の花としゃきしゃきのウドにかけたら、
春らしくて美味しいですよ。
「作り方」
1、白味噌大さじ4、味噌大さじ1、みりん大さじ2、
米酢大さじ3、からし小さじ1くらいを混ぜ合わせる。
2、出来上がった、酢味噌をりんごジュース大さじ3、
りんご酢大さじ4、ポン酢大さじ1と混ぜ合わせると出来上がり。
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○春野菜とあさりの炒め物
今が旬の菜の花とあさりを使った、
家庭でも簡単にできる、春らしい一品です。
菜の花とスナックえんどうは
火を通し過ぎないように手早くさっと仕上げるのが、
美味しく作るコツです。
「材料」 4人前
菜の花1束、あさり1パック、スナックえんどう1パック、
生揚げ1/2枚、椎茸2個、生姜少々
「調味料」
出し汁1/2カップ、濃い口醤油、みりん少々、花かつお
「作り方」
1、菜の花とスナックえんどうは、さっとゆでて切る。
2、生揚げと椎茸、生姜を切って、あさりと炒めて、ふたをしてあさりに火を通す。
3、1と2を一緒に軽く炒め、調味料を入れて、花かつおと混ぜて、器に盛り付ける。
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○春キャベツと豆腐のキッシュ
切り分けて大きな皿に盛り付けると、見た目にも豪華な感じがするので、
パーティーのときにおすすめです。
野菜を炒めるときに、しっかり水気を飛ばすように炒めると、
オーブンで焼いたときに水っぽくなりません。
「材料」4人分
豆腐1/2丁、キャベツ1/4個、しいたけ5個、
玉ねぎ1/4個、人参1/4本、卵1個、小麦粉大さじ3、
松の実少々、塩コショウ
「作り方」
1、豆腐を水切りする。
2、玉ねぎ、キャベツ、豆腐の順に炒め、塩コショウで下味をつけて冷ます。
3、冷めた2に卵、小麦粉を入れて混ぜ丸型に入れる。
4、人参をすり下して、松の実と一緒に上に飾る。
5、オーブンに入れて200℃で20分焼く。
6、焼けたら切り分けて、器に盛り付ける。
【 情報スクランブル 】
「土・日の送迎を始めました」
以前から要望のあった、駅への送迎を始めました。
送迎は、土・日曜日の一便のみになりますが、
土・日にお越しになる方は、是非ご利用下さい。
平日、お越しになる方は、申し訳ございませんが、
これまで通り、タクシーをご利用下さい。
■ 利用方法
13:20に伊豆高原駅の改札を出て、
右手の“桜並木口”を出た、
路線バスの乗り場近くでお待ち下さい。
エンジ色のマイクロバスで、お迎えに行きます。
※タクシーを利用される方は、これまで通り、反対側の
出口の“やまも口(旧八幡野口)”となります。
「書籍紹介」
○そろそろスローフード ~今、何をどう食べるのか?
島村 菜津+辻 信一著 大月書店
食に関心のある方に、是非読んで欲しい一冊です。
日本に“スローフード”という言葉を紹介した島村さんと、
“スローライフ”を提唱する辻先生の対談集。
ファストフードと食のグローバル化、
ふたりの言いたいスローとは何か、
そんな話題がたくさん詰め込まれた本です。
この本の中で、心にとまった文を紹介しますね。
食のグローバル化やファストフード化こそ、
環境破壊の最大の原因のひとつだ。
しかし、それは逆に言えば、環境問題解決のカギが、
食卓にあり、ぼくたち一人ひとりの
「何をどう食べるのか」にある、ということでもある。
スローフードのスローとは、
人が以前のように、自然界のペースを尊重し、
なんとか、それと折り合いをつけながら、
その恵みを永続的にありがたくいただく、
あの絶妙な、知恵ならぬ「遅恵・ちえ」なのだ。
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○カラダとココロを自然の力でなおす 自然力ケア
Yogini別冊 枻出版社
ヨガの月刊誌で有名な“Yogini”の別冊のムック本。
カラダとココロを自然の力で治す、
いろんなセラピーが、たくさん掲載されています。
巻末で紹介している瞑想の体験談は、
今私が学んでいる宝彩有菜の瞑想会の記事です。
また、自然治癒力を高める、
書籍やWebサイトの紹介は、なかなかのセレクトです。
いろんなセラピーに興味のある方や、
セラピストの方、できるだけ、薬や病院に頼らずに、
自然の力で治したいと思っている人におすすめの本です。
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「おすすめのヨガスタジオ」
○ロータス8
ロータス8は、いろんなスタイルのヨガが受けられる、
日本でも珍しい、総合的なヨガスタジオです。
ヨガの初心者で、
まだ自分にどんなヨガが合うのかわからない方や、
すでにヨガをやっているが、もっといろんなヨガを勉強してみたい方。
そんな方に、おすすめのスタジオです。
週末にいろんなワークをやっていて、それも面白そうです。
興味のある方は、ネットで検索してみて下さい。
TEL 03-6825-6888
中央区東日本橋3-3-17 Re-Know1F
都営新宿線 馬喰横山駅
都営浅草線 東日本橋駅下車徒歩2分
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「おすすめのCD」
○ヒーリング・フォレスト
清涼な森の空気とサウンドが心地よく響く、
心が癒される、ヒーリング・ミュージックのアルバムです。
伊豆で暮らしていると、春になると小鳥がさえずり、
散歩すると風が揺らす木々の音が聞こえます。
都会で暮らしている人に、
少しでも自然を感じて欲しいと思って紹介します。
自然音だけのCDだとすぐに飽きてしまいますが、
このCDは静かな音楽も入っているので、静かなBGMとしてもおすすめです。
小鳥たちのさえずりと柔らかな木漏れ日、揺れる木の葉・・・、
自然界のサウンド・シャワーで、高原の春を感じて見ませんか。
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「おすすめのDVD」
○マザー・テレサ
インドの貧しい人たちに、献身的な活動を続けて、
ノーベル平和賞をもらった修道女。
そのマザー・テレサが修道院から出て、
自分の信じる道を歩んでいくものがたり。
教会の本音と建前に挟まれたり、
仲間が離れていったり、あらぬうわさをたてられたり。
それでも、自分の信じる道をひたすら実践した、
その生き方に心を打たれました。
どんな小さなことでも、こころを込めておこなえば、
それは、祈りであり、愛である。
自分の生き方を見つめ直す、気づきを与えてくれた、
とっても、感動的な映画でした。
若い人たちに、是非見てほしい映画ですね。
【 寄せ書きから 】
やすらぎの里では来ていただいた方が、
お帰りの際に、寄せ書きを書いてもらっています。
滞在中の感想から感謝の声まで、
すべてスタッフみんなの活力になっています。
その中の一部をご紹介させていただきます。
笑顔のスタッフのみなさんに支えられて、
つらい断食も乗り越えることができました。
名前の通り、本当にやすらげる空間でした。
こんなに贅沢な時間を過ごせたのは、本当に久しぶりです。
先生のお話しに感動し、
スタッフのみなさんの笑顔に癒され、
帰ってからの生活も変えていける気がします。
また、疲れがたまったら、
リセットしにこちらに来たいと思います。
ありがとうございました。 40代 女性
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先生、スタッフの方々の笑顔で癒され、
ほっとして、楽しい一週間でした。
半年に一回寄せていただき、
やすらぎの里のバージョンアップに驚きながら、
自分の体力の衰えにがっかりしながら、
食生活、運動への気持ちを切り替え、
新たな気分になって、また、半年がんばります。
一週間ご一緒させていただいた仲間の方々に感謝です。
またお会いできますように! 60代 女性
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お医者さんからの勧めで、療養できました。
一週間乗り切れるか不安でしたが、
素敵なスタッフのみなさん、そして、この一週間をともに
すごしたみんなのおかげで、とても充実した日々でした。
体調もここ数年間の中でとても良く、とっても貴重な時間でした。
ありがとうございました。感謝! 30代 女性
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野菜中心の自然食と
温泉大好き人間の私にとっては、ここは天国です。
少し日常生活から逃れたいと思うと、
すぐやすらぎの里が浮んで電話してしまうのです。
来るたびに、温かいスタッフの笑顔に迎えられて、
ほっとするような感じに包まれます。
今回もありがとうございました。またお世話になります。
50代 女
「編集後記」
2月の始めに冬休みをいただいて、じっくり充電することができました。
まず、家族と旅行に行って、その後、ひとりで東京に行き、
いろんなセラピーを受けたり、ヨガのクラスに参加したり、
自然食のレストランや自然食品店めぐりを楽しんで。
思う存分ゴロゴロして、読みたかった本をたくさん読んで、
飽きたら、ヨガや瞑想をして。
このお休みで、自分の軸をしっかり見つめ直すことができました。
充電することの大切さを再認識したお休みでした。 大沢
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